冬、伝えたい思い



やすらぎの風景

今は競争をあおっているかのような社会です。政治も経済も。賃金も労働の成果で上下を競う傾向が強くなってきました。千人に五人の割合で一ヶ月以上の長期休職者が出ているといいます。あちらが立てば、こちらで潰れていく、いや、潰して、立てる、と言ったほうがいいかもしれません。油断も隙もない非情な社会が構築されていくともいえます。そんな社会にあって、ひとり自然は"我れ関せず"とは もう云えなくなりましたが、それでも 時には、穏やかで心休まる風景を与えてくれます
何も考えないで、しばらく、ただぼんやりと眺めていてください。こんな時も大切ですよ。あたりは静かですねぇ。目を閉じれば、自然のなかの心地よい声が、あなたに囁いています。きっと あなたの脳幹を優しく刺激して、身体中のあらゆる細胞に好影響を与えることでしょう。



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至福の時


Yellow Bird


親友なんです


赤ちゃん



身体と同様に脳も未発達なのです。ただ、周りに身体が反応して、痛み、苦しみ、心地よさの程度によって、泣き、わめき、笑い、眠りに入る。あなたに、その頃の記憶がないのは、その証拠です。むずかる赤ちゃんの原因は、赤ちゃん自身の疾病か、あなたやあなたの周りが気ずいていない為に起きる、つまり、あなた方が作っているということなのです。あなた方が変わらなければ、赤ちゃんにとってこれ程の不幸はありません。赤ちゃんを育てることは、大変ですが、私たちの父母はずぅーと昔から受け継いできました。あなたもその一人として父になり母になったと思っていますよ。


聖地といえば、ここも大いなる聖地

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御手洗場(みたらし)....................................第二鳥居

昨年の10月、こんなコラムが中日新聞に出ていました。「作家の吉川英治氏は、かってこんな歌を詠んだ、〈ここは心のふるさとか そぞろ詣れば旅心 うたた童にかへるかな〉伊勢神宮を訪れたときの作という。 -中略- 神宮内を歩くうちに気持ちは不思議と安らいだ。森にいることで覚えた自然との一体感からか。幼児に祖父と訪れたことも思い出され、その時と変わらぬ神宮の光景を見て、吉川氏ではないけれど『うたた童にかへる』気分になったかもしれない。『世界に稀な聖地』。英国の歴史家トインビー博士は伊勢神宮を訪れたときにそう感嘆した。古代から変わらない文化を保ち、豊かな自然とともに生きる聖地。でも、外国の宗教のような熱狂はなく、穏やかさと静けさに包まれた場所は貴重なのだろう。変化の激しい時代である。また秋晴れの日に訪れて、変わらぬ良さを伝える森で、しばしの時間をすごしてみたい。」と、いかがですか。特に日本人にとっては、ここは宗教を越えた何かがあるのかもしれません。

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