秋に採集する薬草


私宅の庭のものを挙げてみました。..........................................

いちじく(無花果)


・開花時期は9月頃か、「花がないのに実がなる」から「無花果」とかくのですが、じつは、その実の内に花が一杯詰まっていて見えないだけです。「いちじく」は毎日一個ずつ熟するという意味から「一熟」と。
・薬効は血圧降下に、よく乾燥した葉を煎じて服用します。


いちょう



・中国 原産、自生はなく、栽培のみの落葉高木で、雌雄異株、雄花の花粉を受けて雌花が受精して種子(銀杏ぎんなん)になります。
・咳を鎮めたり、痰を取るときや、夜尿症には種子を炒ったり、煮たりして食べます。ただし食べ過ぎると嘔吐、発熱の心配があるので注意してください。
・いちょう葉も狭心症や高血圧治療に役立つと云います。


かわらなでしこ(河原撫子)


・開花時期は夏から秋にかけて、野辺、あぜ道、河原などで、日当たりのよい所で見かけます。
・「野辺(のへ)見れば 撫子の花 咲きにけり  わが待つ秋は 近づくらしも」 (万葉集)
・薬効は、むくみの時の利尿剤として、日干しにしてよく乾燥した種子を煎じて服用します。


にら



・万葉集に「久久美良」(くくみら)とあり、これがなまって「にら」になったとか。
・全国的に栽培されています。アリシン、ビタミンB1・C・E、ベーターカロテンを含み、疲労回復、スタミナアップ、風邪予防に効果があります。


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