おやさま

全人類の母親

 陽気ぐらしへの道は、教祖(おやさま)から始まりました。

 天理教の教祖は中山みきという女性です。41才のとき、「親神のやしろ」と定まり、その後50年間に渡り、教えの全容を伝え人々を導きました。 教祖の立場は、「月日のやしろ」、「ひながたの親」、「御存命の理」の三つです。

月日のやしろ

 天保9年10月26日(1838)、親神様は、世界すべてをたすけるために、教祖を月日のやしろとして表に現れられました。月日のやしろという意味は、教祖の姿や言葉は、人間と少しも異なるところはありませんが、教祖の心は、親神様の心であるということです。したがって教祖の言葉も行いもすべて親神様のなさることなのです。教祖は、親神様の教えを言葉や筆、行動を通 して、人々に示されたのです。

ひながたの親

 教祖は、分かりやすい言葉、自らの行ないなどを通して、どんな境遇、状況の中にあっても、心の持ち方一つで陽気ぐらしができる、という手本(ひながた)を人々に伝えました。教祖が歩んだ50年の道は、世界の人々にとって尊いひながたであり、私たちの歩むべき手本となるものです。

ご存命の理

 教祖は90才で身を隠しましたが、今もなおその魂はぢばにとどまり、姿があったときと同じように、日夜すべての人間に、人類の母親としての親心を注がれておられます。


                              
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