特集「サイクリング」 new page!

昨年2023年からサイクリングを始めた。目的は運動不足解消と健康維持のためである。
とりあえず、ネットで検索すると、各地に国交省が推奨するサイクリングコースがある、ということが分かった。
その中で、自分の住所地から近い場所を探すと、県内にもあったが、琵琶湖があった。ちょっと遠いが、自分の家からだと2時間くらいの距離なのでOKである。これまでも、琵琶湖博物館にはたびたび講演会等に行っているのでなじみもある。
そこで、琵琶湖のサイクリングコースを調べると、本格的に県を挙げて取り組んでいることが分かり、やってみることにした。 読者諸氏はご存じのように、琵琶湖は日本最大の淡水湖で面積は669km2もあり、滋賀県の1/6を占める。その歴史も興味深いが、その点は各自に譲るとして、ここでは、サイクリングにかかわる点に絞って話を進める。
琵琶湖は、図のような形態をしており、一周が約200qある。 琵琶湖は北湖と南湖に分かれていて(図中の赤い点のところ)、大きく深い北湖と小さくて浅い南湖が細い首のような所(大津市と守山市の間)を琵琶湖大橋がわたっている。
長さ1,350mで最大高は26.3mであり(これは、サイクリングのクイズに出る)、歩行者と自転車は無料通行できるようになっている。
ちなみに、さらに南には近江大橋があるが、こちらは1,290mで大津市と草津市を結んでいる。
サイクリングの出発点と終点は、この近く瀬田の唐橋の大津市側にあるが、表示が控えめでちょっとわかりにくい(出発点終点)ので、利用される方はご注意ください。

サイクリング練習スタート

さて、いよいよ唐橋の起点(地図の白い丸、琵琶湖の最南端)の出発を目指します。私は、年齢のこともあり、今やらないともうする機会がないと思い、2022年に思い切って実行に移しました。
実行に当たっては、まず、自転車です。
幸い、早くに亡くなった義理の弟が残してくれた二台のサイクリング用自転車が残っていました。
一台はいわゆる本格的なサイクリング用自転車、もう一台はマウンテンバイク用の自転車でした。
細いタイヤのサイクリング用は、そのころに、日本自転車協会の会長であり自民党の総裁でもあった谷垣禎一氏が自転車で転倒し脊髄を損傷するという事故があり、細いタイヤは初心者にはリスクが伴うと判断し、マウンテンバイクのほうを選択しました。
そして、とりあえず、練習をと近くの山並みを走ることにしました。
かなり古い自転車であったので、ラベルの貼ってあった購入自転車店を探し、幸い、まだ店は営業をしていたので、そこに持ち込み、事情を説明して整備をしてもらいました。タイヤ、ハンドル、ペダル、照明灯、片足スタンドなど一通り新しいものに交換しました。新車を買うほど費用はかかりましたが、義理の弟の大切にしていた自転車なので、弟孝行のつもりで投資しました。
練習は、それまで家にあるトレーニング用自転車でこぐ練習はしていたのでスムーズに練習に入りました。
家から数qの山道を走りましたが、夏に入りがけの7月に走ったので、上り坂では、かなり息が上がってしまいました。
練習してみて、問題点が見えてきました。
何qか走っていると、尻が痛くなってきます。トライアスロンをやっている人に聞くと、慣れしかないということだったので、がまんしてやっていましたが、どうしても無理があるので、自転車店に行って、サドルを代えました。そうして何とか走れるようになったので、びわこ一周にチャレンジすることにしました。2023年4月のことでした。
続く)