ツーバイフォー住宅の特徴

構造のページに戻る 政峰建設ってどんな会社?に戻る INDEX

高い防火性能

 ツーバイフォー工法の住宅は、昔からの木造の住宅の建て方(在来工法)と違い壁天井を石膏ボードで覆うため 構造材(柱、梁)が、表面に現れないので燃えにくい構造になっています。住宅金融公庫の融資では、準耐火構造として融資が受けられ、火災保険の掛け金が安くなります。

 最近の在来工法の住宅でも大壁構造(柱が見えない)の住宅も見られますが、多くの場合(特に天井材)石膏ボードの厚みが、9.5o(準不燃材)のものが使用されています。ツーバイフォー工法の場合は12.5o(不燃材)の厚いタイプのものを使用しています。

※柱が見える壁の作り方を真壁構造といいます。

高い断熱性

 在来工法と違い面で支える構造なので、「筋交い 火打梁」が無いので、断熱材の余分な加工をしなくても断熱材が入るので、断熱材が隙間なく入り、鉄骨住宅では構造材がが鉄で出来ているので(アタリマエ)どうしても柱や梁の部分の断熱が不完全になるということもなく丁寧にしっかりと適当な厚さの断熱材が施工されれば、壁での結露の心配もなく、ペアガラスタイプのサッシを使用すれば。窓など開口部の結露の心配もありません。

 また、壁や天井に使われている石膏ボードは、熱しにくく冷めにくい(熱容量が大きい)ので、冬暖房をかけて一度部屋が暖められると暖房を切っても室温が下がりにくい特性があります。(夏もその逆がいえます)このことは断熱材がうまくはいる気密性が高いことと併せてツーバイフォー工法の住宅は人間環境に優しい住宅といえます。

高い耐震性

 ツーバイフォー住宅は面(6面体)で支える構造なので、在来工法のように地震の時に柱が、2階の床の所で「折れる」ということがなく、1階と2階のつなぎ目は金物でしっかりと補強されています。

 阪神大震災のときには、ツーバイフォー住宅の家は一軒も倒壊しませんでした。

 建築基準法には木造の場合『壁量計算』(家の大きさによってどれだけ筋交いなどを入れればよいかの計算)をするのですが、在来工法の場合厚さ15o幅90oの筋交の倍率はですが、ツーバイフォーの場合外部に貼る構造用合板の倍率は3.5で内部に貼る石膏ボードが、1.5なので併せて倍率はになり壁量計算を行うとだいたいの場合が在来工法の場合、壁量に余裕があまりなくツーバイフォー住宅の場合は結構余裕が出来一般的なプランの場合壁量が不足して困るということはありません。 在来工法の場合も壁に石膏ボードを貼ったものも筋交いの代わりのなるのですが、実際は、土台・柱・梁に打ち付けなければ、筋交いの代わりとしては認めらていないのであまり行われてはいないようです。(ちなみにこの場合は、倍率1)

高い耐久性

 当初ツーバイフォー住宅が生まれた北米と気候風土が違うので、大丈夫だろうか?といわれてましたが、床下にビニールシートを敷き詰めたりコンクリートを打って床下からの湿気を防ぎ、外壁には通気層をとって外部の合板を湿気から守ったりいろいろくふうをして高い耐久性を実現しています。 使用している構造材もすべて乾燥材を使用しており、狂いも少なくなっています。

実際1920年代に建てられた日本でもっとも古いといわれているツーバイフォー住宅は今も問題なく使われているようです。(ただ私の持っている資料が阪神大震災以前のもので、この住宅は神戸にあるので今はどうなっているのか確認していません。ゴメンナサイ)

デザインの自由性

プレハブ住宅や安売り住宅のように『このプランの中から選んでください。』というのが無くお客様のご希望や敷地の形状や地域性を考えていろいろな形やプランの住宅が出来ます。(当然ですが構造上出来ないこともあります。) 

構造のページに戻る 政峰建設ってどんな会社?に戻る INDEX