今月の歌
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おじいさんの古時計
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Grandfather's Clock |
今月のうたは、誰でも知っている「おじいさんの古時計」です。 この歌は、日本でも広く知られているのですが、 もともとはアメリカの歌で、 1870年代には、小学校で誰もが習う歌になっていたといいます。 床に置く大きな時計は、もともとは単に背の高い時計「トール・クロック」と呼ばれていたのが、 この歌が広く歌われるようになったために、 今では「グランドファーザーズ・クロック」と呼ばれるようになったそうです。 このようにアメリカでも長きにわたって愛され続けた歌が、 日本でも多くの人に愛されているのは、大変うれしいことです。 最近では、平井堅の「大きな古時計」で大ヒットになり、 紅白で歌われたのは記憶に新しいところです。 私の古い記憶では、NHKの「みんなの歌」で放映されていました。 「ひょっこりひょうたん島」などと同じころの時間帯で、よく聞いていました。 あのころ聴いた歌は、なぜか記憶によく残っています。 バンジョーでもよく弾かれる曲で、カントリー・ジェントル・メンの名演奏があります。 私にとっては、バンジョーを買った最初のころよく練習した曲の一つでした。 歌では、グランパ・ジョーンズがフレイリングという古いスタイルのバンジョーで弾き語りをしていますが、 いかにもアメリカの歌らしくて、好きです。 英語の歌詞を載せておきますので、 気が向いたら、歌ってみてください。 日本語では、「百年いつも」と歌われますが、 原曲では、「90年休むことなく人生の時を刻んだ」と歌われます。 百年と90年の違いは、単に語呂合わせでしょうが…。 フィドルとバンジョー、そしてベースだけでシンプルに(いつもそうですが、…)まとめてみました。 ![]() |
Grandfather's Clock |
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by Henry C.Work |
My grandfather's clock was too large for the shelf, So it stood ninety years on the floor. It was taller by half than the little old man himself, Though it weighed not a pennyweight more. |
It was bought on the morn of the day that he was born, It was always his treasure and pride, But it stopped short, Never to go again, When the old man died. |
Ninety years without slumberling, Tick tock, tick tock, His life's seconds numbering, Tick tock, tick tock, It stopped short, Never to go again, When the old man died. |
ほかのうた 谷間のともしび(When It's Lamp Lightin' Time in the Valley) Sailor's Hornpipe |