骨董インクジェットプリンター Fujitsu XJ-500 でCD-Rメディア印刷
改造には手間と暇と各種の道具とテクニックが必要です。 私がいじったのはFujitsu
XJ-500 インクジェットプリンター(4色刷り、300×600dpi、パラレル接続のみ)です。
■ 手順
- 必要なドライバー、ユーティリティなどをメーカーサイトから入手します。 動作の確認をします。
- 電源などを抜き、ケースなどをばらします。 爪はマイナスドライバーなどではずします。 無理すると割れます。 内部をよく観察して力をかける方向を確認してください。
- 後方の用紙送りのパーツも全部取り外します。 けがをしないように、、 印刷部はあまり触らない方がよいようで、、
- 前面にある3箇所の用紙押さえばねを緩めます。
- ばねをはずす前に、、その奥にある金属のリボンをはずしておきます。その方が無難です。 あとで元へ戻します。 その際、インクヘッドの裏の溝にはまるようにセットします。 先に右側をはめてから、左側へ伸ばしながらはめ込みます。
- 3箇所の用紙押さえのばねをはずして、ペンチなどで伸ばして緩め、もう一度付け直します。 やり難いかも、、
- この機種にはぎざぎざのローラーはついていません。
- プリンタヘッドのガイドの円柱レールを1mm上へずらします。
- スチールのボディ向かって右側の受けについているばねをはずし、レールを抜き、向かって左側のレール受けホールを、やすりを使って上方に1mm分削り広げました。
- 更に、左右両方のレール受けホール下側に1mm分の詰め物をしました。(この場合針金です、、) これで、厚いものにでも印刷できるようになります。
- ついでに掃除、グリスアップなどしておくとなおベターです。
- 印刷用台紙の作成
- 手持ちのアプリでテンプレートを作成します。 私はWORDを使いました。 120mmの円と39mm(印刷するメディアにあわせて、、)の円を同心で描きます。 テンプレートはWebサイトにもいろいろありますから、使いやすいものを探すといいでしょう。
- 印刷開始時の台紙の位置を決めて、テンプレートをA4の大きさの厚紙(厚さ1mmほど)に印刷します。 1mm厚の用紙がなければ貼り合わせで作ります。 挿入する方向を台紙に明記しておきます。
- テンプレートに印刷された線に沿って、メディアをはめ込む部分を切り抜きます。(ここを、きちっとやらないと、うまくゆきません) コンパス状のカッターが便利です。
- 裏から薄手の紙を糊貼りし、中央に両面テープをつけます。 (メディア固定用)
- 出来上がり。
- インクカートリッジにインクを補充
- ブラックインクタンクの青い蓋部分にドリルで穴を開けて、注射針を奥まで差し込んでブラックインクを足します。 あとでテープなど貼って穴を塞いでおきます。
- 3色のカラーインクは、赤い蓋部分をカッターナイフなどで切り離し、内部の各色のタンクに注射針を奥まで差し込んでインクを足します。
- 印刷
- テンプレートに図柄や文字を入れてファイルを作成します。
- A4用紙に試しずりを行います。 何度か発色調整。 ヘッドの調整など。 私の場合、黄色が出にくかったのですが、各色のタンク上のホールから圧をかけてインクを強制的に噴出させて調整できました。 詳しくはLINKを、、
- 印刷台紙にメディアをはめ込み、メディアのふちっこ1mmほどのところを数箇所テープで固定します。
- 印刷開始位置に挿入します。
- 印刷します。 挿入時と排出時に台紙やメディアが傾かないように、スムーズに移動できるように気をつけます。
- 完成の様子 (あとは適当に改造を加えました。)

■ 参考LINK
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