ボールの動きが渋くて使い物になりません。 ストレスになりますね。
それでは、実際の修理過程をご紹介します。
用意したもの
これが、そのトラックボールです。
まずは、分解します。
上側と下側に分離。
ボールを受けている、赤い部分を取り外します。
金属球が埋まっている個所の傍に、ドリルで穴を開けて、リーマーで徐々に穴を広げます。
リーマーは、ボールが入る側から使い、穴にテーパーをつけます。外側に向かって狭くする。
ビーズの大きさは、それぞれ微妙にちがうので、個別に穴を調整しました。 慎重に、慎重に。
大き目の丸い石がはまっているのがわかるでしょうか。 さらに、外側からホットメルトで固定しました。
本当は、直径2mmのビーズが欲しかったのですが、近所では手に入らなかったので、仕方なしに4mmのものを使いました。 最初は、大きすぎるかと思いましたが、逆に大きさが幸いして、工作が楽でした。
ついでに、本体下面についていたラバーもリペア。 リペア前はゴム表面が経年劣化で白く変色し難くなっていて、滑り止めの役はなしていません。
500番くらいの細かいサンドペーパーで表面を磨きます。 劣化した表層をはがしてしまいます。 ごらんのとおり、ええかんじ。
結果 滑らかなボールのすべりが戻ってきました!! うれしい! 買い替えを考えましたが、だめ元でやってみて満足。