議会報告city council report

新最終処分場問題を考える

6月開催の津市議会で一般質問しました。

新市の最重要課題とされる、ゴミ処理施設新最終処分場問題を中心に質問しました。

8年間地元三ヶ野の皆さんの代弁者として、白紙撤回を訴え続けてきました。

質問内容

質問要旨

  1. ごみ行政における、焼却処分場として25年間受入協力してきた地域であるにもかかわらず、ほぼ同一場所に再度最終処分場を選定するということは、住民の理解を得られるものでなく、行政の公平・公正負担という観点からも理解できない。
    こういった地元の声をどの様にとらえられてきたのか質問しました。
  2. 処分場における、処理方式検討業務がなされたが、当初、地元に説明された、ごみ全体の処理方式検討であるべきはずが、なぜ最終処分場に限った、処理方式検討にすり替ったのか。
  3. 森林セラピー構想については美杉地区だけの構想で終るのでなく、津市周辺地域全体の中での構築も視野に入れ、又各分野への発展も考慮し、構想しているのか質問。
  4. 林業振興施策の内容について、又今後の林業の方向性について質問しました。

回答

  1. これまでの行政の対応について、至らない点がありおわびした。又津地区広域圏粗大ごみ処理施設組合で選定されたことを引継いで、地元の理解が得られるよう誠心誠意努力したい。
    6月議会での議論を踏まえ議会に出来るだけ早く報告したいと回答。
  2. 処理方式検討については、津市は既に焼却施設(西部クリーンセンター・クリーンセンターおおたか・河芸美化センター)があり、この施設を活用し津市のごみを検討する。
    ガス化溶融炉等による新技術を考慮した処理検討は行っていない。
  3. 森林セラピー基地構想については、来年3月の認定に向け、その準備作業に取組んでいる、との回答であるが、認定は地域活性化においての目的の第一段階であり、取得後の取組みが大切である。 周辺地域発展につながることから強く今後の展開を要望した。
  4. 津市林業施策については、各機関を利用した人材育成又、各補助事業についてのバックアップを強く要望した。

最終処分場を考える

当局よりの回答は、白山町時代と変りなく、「地元の理解が得られるよう努力してゆく」とあいも変らずの回答であるが、地元の三ヶ野地区も中村地区も何度となく文書で、説明会の席上で、市長に、又市幹部職員に「同一地域での再度の迷惑施設建設は、公平・公正の原則からも反対するものであり、25年間のゴミ行政協力の実能がある。」との理由から、白紙に戻すよう当初平成11年の要請より以来8年間訴え続けています。

当局は、この理由に答え、地元の理解が得られると真に考えているのか。

地元住民の反対理由に対する何らかの回答は、未だ一度もない。

津地区広域圏粗大ごみ処理組合で選定されたことを引継いでいく旨、話をするだけで、この選定が正しくなかったと、なぜ理解できないのか。曲解では、この問題は解決しない。

又、平成11年に白山町が白紙撤回したにもかかわらず、平成15年地元住民の理解を得ぬまま方向転換し、前向きに検討されたい旨の申し入書を市町村合併直前の平成17年12月に津ごみ処理組合へ提出、当時の近藤市長が受け取っている。

同時期平成17年9月、久居市よりの反対請願が採択されて、組合へ提出されているにもかかわらずだ!地元の理解のない建設申し入れ書は、何の為のものか。何とも不思議な合併直前の出来事でした。

こう言った、過去の検証をしっかりやれば、いかに地元無視の中で進められて来ているのか理解出来るはずです。

今、全国の各市では盾環型社会に則応して、ごみの量を少なくし、ごみ0を目指している「ごみゼロ社会実現プラン」において「2025年で最終処量をゼロとする」という目標がかかげられている。

現状を変えず、現状施設での最終処分量ゼロは難つかしい。

津市のごみに対する考え方を検討する必要があると思う。

ごみ処理技術は今ゴミ0を可能にできる状況に入ったと思われます。

新市のごみ処理については公正・公平を基本とし奨来をしっかり見すえ、新市津市にふさわしいごみ処理方式を構築する必要がある。

(平成19年6月議会報告)