感動した! U
左手で食べとるぞ

ようやく手にした全国大会の切符、絶対頑張る!!私はすごく気負っていました。でも結果は・・始めに1本とりながら2本取り返され逆転負け 全くの自分の不注意でした。宿舎に帰って食事をしている時、私は”もういい、稽古したってもう勝てないもん!”とふてくされていました。するとH先生が私にこう言って下さいました。私は恥ずかしかった、”稽古したのに”そんなこといえるだけの努力を私は果たしてしただろうか 「自分の努力不足」それを直接指摘せず H先生は私が自分で気が付くように言葉をかけてくださったのです。本当にありがたい一言でした。

あなたはもう指導者なのよ 勝つための剣道ではなく 指導者としての剣道をしなさい

これは、10年以上前 横浜で行われた女子の剣道の指導者研修会で当時女子剣道の草分け的存在だったM先生に言われた言葉です。確か大学を出てすぐの年だったと思います、全国の女性の剣道の指導者が集まり 指導法について学ぶ機会がありました。三重県からは私が行かせていただき 理論や実技様々な勉強をさせてもらいました。
最終日の稽古会でM先生に指導を伺いに言った時にこの言葉を頂きました。”勝つこと”ばかりに執着し、きっと”あてっこ剣道”になっていたのでしょう。まだまだ学生気分の抜けきらなかった私はとても失礼な稽古内容だったと思います。でも”指導者”なんだからといわれなんだか面映いながらも気持ちが引き締まりました。今でもついつい”当て逃げ”してしまいそうになりますがこの言葉を思い出し、子供達の見本になれるような剣道を目指していきたいと思っています。