決勝の相手は、同じ大学を卒業した同級生、全国クラスの選手だ。
実力の差は歴然としているが、手の内を知り尽くした者同士 なかなか勝負はつかない。結局時間切れぎりぎりに面を決められて、負けた。
でも 県選手権準優勝?!私が?!負けることが当たり前だった私にとって信じられないことでもあり、ウッソ〜〜〜という気持ちと、嬉しい気持ち。これまで経験したことのない気持ちになった。
この後私は 県レベルの試合では、常に決勝戦に勝ちあがることができるようになり、相手も常に彼女という状態が続いた。
でも、私の中には絶対戒めなくてはならない気持ちが芽生えていった。
”ここで負けても準優勝だから・・・”