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近所の父と娘の会話
著者:ぶるくな10番!

娘 : お父さん音うるさいよ。小さくして。

父 : うるさい?何デシベルくらい落とせばいいのだ。

娘 : 知らないよ、そんなこと。いいから小さくしてよ。

父 : またくだらん歌番組か何か観ておるのだろう。

娘 : くだらないとは何よ。お父さんの趣味こそもう時代遅れなの。
    そんなおっきいスピーカーでこんな夜中にガンガン鳴らして。

父 : ガンガンなど鳴らしておらん。このしとやかで艶やかなヴァイ
    オリンの音色をお前もよく聴いてみなさい。お前の聴いている
    ラルク・アンなんとかより余程静かではないか。
    それからこれはおっきなスピーカーでは無くてタンノイという
    んだよ。英国人の知恵と英知を結集したこのトラディショナル
    なスピーカーの歴史をお前ももっとよく知りたいとは思わない
    のか?

娘 : 思わない。

父 : 何!期末試験にでるというのに。

娘 : でないよ。

父 : 夢にでるというのに。

娘 : なんでいきなり怖い話になるのよっ。

父 : 法廷にでるというのに。

娘 : 離婚でもする気っ。

父 : 音がでるというのに。

娘 : スピーカーだから当然でしょーっ!

父 : 鳩はでないぞ。

娘 : わかってるわよっ。

父 : クルックー。

娘 : マネはいいから。

父 : うーん、最近お前に合わせるのは疲れるなぁ。

娘 : どっちがなのよ!まったくもう。

父 : まあいい。詳しくはここを見なさい。
    http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4518/

娘 : まあいいって・・・ここまで引っぱておいて結局説明してくれ
    ないんじゃないの。

父 : すまん娘よ、実は父さんよく知らないんだ・・・クスン。

娘 : あきれた。まったく。

父 : しかし音の良さはお前達若い者より父さんの方がよく知ってい
    るぞ。

娘 : 音の良さ?いい音の基準がお父さんには分かるっていうの?

父 : 分かる。海よりも深く、山よりも高く、大空よりも広く、そし
    てそれらを凌駕するほどの無限の宇宙が父さんの心には存在し
    ているのだから。 by 父

娘 : で・・・・・何で途中で詩にしてるわけ?