グーグルマップ 閑翁寺駐車場
  閑翁寺
天台真盛宗長唱山閑翁寺。平安後期創建の普門寺の塔頭寺院の一院であった。 天正二年(1574)年、滝川一益の兵火により全焼。江戸寛延期に月光上人により再建。 亀山城奥の院書院が移築されている。
  殿町の町並み
林には、明応の頃(1492〜1501)長野工藤(美里町)の一族が住み、 地名により林氏を称した。天文五年関氏との戦いに敗れた。その後、関氏 一族の鹿伏兎氏の領地となりのち林氏と称す。殿町には、長屋門のある 大きな屋敷が連なり時代が戻ったように感じる。
  さくらの名所普門寺
大同元年(806)に、伝教大師・最澄の開基によるものと伝えられている。 総高306センチメートルの大日如来ほか3メートル前後の五体の仏像が小さな 本堂に祀られている。天正2年(1574)に織田信長の家臣・滝川一益に焼 かれ消失し、享保5年(1720)観音寺境内に普門寺を再建。幽霊の片袖 伝説がある。境内は桜の名所。
  安濃鉄道終点林駅の地
安濃鉄道は、津とその西部の農村を結ぶ軽便鉄道で、林の林宗右衛門・原重次郎ら 郡内の有志が中心となり、大正3年津市八町二丁目〜椋本間が開通し、 翌年には、林までの約14キロを53分で結んだ。
  登録有形文化財 旧明村役場庁舎
大正5年(1916)に役場庁舎として建設された。階下を事務室、 階上が議場として使用されていた。木造総2階建、桟瓦葺(さんかわら ぶき)、東西棟の寄棟造で附属棟が付く。洋風デザインで、明治期と大正期 の様相を融合させた。角地の立地を生かして角部に玄関ポーチを張り出して 玄関部分を強調した特色ある立面構成となっている。 平成30年9月2日から土曜・日曜日に一般公開。 旧明村役場庁舎
  天然の要害
林町から明小学校横を北に下ると中野川にでる。後方を振り返ると中野川に侵食された 高さ15m〜20mの崖が続く、ここを境として北側を関氏一族、南側を長野工藤一族が 守り、対峙していた。垂直に切り立った崖が天然の城壁であった。
  有機栽培茶農家
化学的に合成された農薬・肥料を使わず、1993年から有機栽培に取り組ん でいる。2000年には有機JASの認定も取得。人里はなれた茶畑は、周りに他 の畑もなく、有機栽培に適していて、一年を通して手間を惜しまず、肥料を 置き、草を取り、お茶の様子をうかがいながら作業をしている。お茶は摘み 取ってから洗ったり、皮をむくといった事ができないからだそうです。 竹尾茶業


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