林性寺の涅槃図御開帳

林性寺の涅槃図御開帳

3月15日はお釈迦様の命日にあたり、各地のお寺では涅槃図の御開帳が盛んに行われます、津市榊原町の林性寺（りんしょうじ）では珍しい猫が描かれた涅槃図が披露されます。
3月14日～3月16日

涅槃図とは、お釈迦様が沙羅双樹の下で入滅され、涅槃にお入りになる時、周囲にはお弟子さんを始め菩薩・天竜・鬼畜・虫けらまでが泣き悲しむさまを描いたものです。

古い涅槃図に猫がいないのは、沙羅双樹にかかった天からの薬袋をお釈迦さまのために持ってこようとした鼠を猫が食べてしまったので追い出されたという訳が有るそうです。 (全国で３箇所だけ猫の描いてある涅槃図が有るそうです）

縦が3.4メートル、横が2.58メートルと、大変大きな室町時代の涅槃図です。　毎年、3月14日～16日の3日間に限り、見ることのできるこの涅槃図は、画法、色彩ともにすぐれていて、三毛猫が描かれている珍しい物だそうです。

交通機関
近鉄榊原温泉口駅から久居駅方面行き三交バス10分林性寺前下車徒歩３分