宮踊り(三重県指定無形民俗文化財 鞨鼓踊り・かんこ踊り)

 津市香良洲町の宮踊り(盆踊り・風采踊り)は昭和45年から県の無形民俗文化財に指定されており、毎年8月15日の夜から16日の朝にかけて香良洲神社境内で行われます。私の若い頃は色々トラブルが有りお昼まで踊ったこともあります。(最近は早くなり朝5時頃終わります)---開始時間・終了時間は年々早くなっております
 この踊りは三重県内各地で行われている「かんこ踊り」のひとつですが、昔から「けんか踊り」と言われるような(今はほとんどけんかはありません)勇壮なもので、約360年前(津市への合併当時で?)から続いていると言われている伝統芸能です。
 踊りは、香良洲神社境内で奉納されており、町内の4地区が交代(3踊りづつ)で、各地区4人の高校生を中心とした踊り子が、頭に鳥の毛の「カブト」を付け、独特の襦袢・ももひきを着て、各地区自慢の胴巻き(本・小・龍の絵・馬の絵)を付けた大太鼓(「鞨鼓」とは異なり大きく重い)を首からさげて周りの歌に併せ踊るものです。太鼓と歌以外何もない見た目には地味な踊りですが、大太鼓をかけ身体を振って、また太鼓を破るほどにたたき1踊り20〜40分を3回踊るのは、高校生でも辛いハードなものであり、飾り気は無いが若者のエネルギーが弾ける踊りです。この夜、彼ら16人(4地区4人づつ)はヒーローとなります!?。
 見頃は、若衆(練り子)が各地区から思い思いの衣装で練りながら香良洲神社に集まってくる、20時すぎ(踊りは21時すぎから始まる)から23時頃で、人も多く大変な賑わいです。年配の人から若者まで一体となって歌い踊り、各地区のクライマックス(3踊り目の終わり)は感動ものです。( ^^)/\(^^ ) 
文化財については、「文化財情報データベース 津地域」で検索し、一覧の下方「県」の「香良洲町の宮踊り」を見てください。

準備・道中・練り子  各年の宮踊りの様子はベンログ (地域情報)カテゴリー


宮踊りは下記の

地家区(本)
小松区(小)
馬場区(馬)
砂原郷(龍)

の4地区が踊ります





 準備・道中・練り子