東京・札幌・京都・愛知 そして埼玉






○東京都千代田区にある、「柳森神社」は、京都の伏見稲荷の分社なのですが、境内の福寿社が「おたぬきさん」と呼ばれています。
五大将軍綱吉の時代の、大奥がらみで 高さ15センチメートルの木製の像が祀られています。この神社で授与されているのが、「親子狸」で土製の2〜4センチの親子を一対にしたものです。
この親子狸のお守りは、勝負事に強いということで、頼母子講、富くじを引くときに懐に忍ばせて行くと、ご利益がてきめんに現れたということで江戸っ子の人気を呼んだそうです。


2005年10月29日、朝、訪ねました。
御茶ノ水の某ホテルに一泊、神田明神通りでおば様から神社への道を親切に教えていただき・・万世橋を渉り「肉の万世」の角を曲がり高架の下抜け・・と、神田川沿いに静かに佇む「柳森神社」が!

○さて、次は墨田区にある「多聞寺」。東武鉄道鐘ケ淵下車。
ここにも狸伝説があり、狸塚にちなみ、「夫婦狸」が、授与されています。他にも、「たもんじ」とネームの入った土鈴があります。
大正時代には、ここでたぬきファンによる「たぬき会」が催されたとか。本によれば、狸寺「向島隅田村多聞寺」にて「たぬき会」を催す とあります。

浅草・鎮護堂(ちんごどう)さんのお守りたぬき。、金色に光るたぬきです。浅草へ行かれた時は是非このお守りを!浅草かいわいでは「おたぬきさま」と呼ばれる伝法院のお守り狸。3月の17日に大祭りが。
2013年11月 久々に訪ねたら お守り狸が変化していました。

   浅草界隈で 2013年11月 新発見。  NATSUNO(なつの)さんでみつけた「ぽんた御守」
これは嬉しゅうございました。
たぬき通り商店街にも久々に。
それにしても スカイツリー効果か 浅草の人出はすごぉ〜い。
 リンク

その浅草には「たぬき通り」なる商店街があり、12匹の願かけたぬきが祀られています。浅草には「辰五郎たぬきと観音様」の伝承話もあり、たぬきゆかりの地。95年にはたぬきサミットなる催しも開かれたとか。97年の春、浅草を訪ね商店街で道を聞くのにたまたま入ったのが会長の町田亘さんのお店でした

その12匹のうちのひとつがこれ。ここには人情たぬき・開運たぬき・小町たぬき・地蔵たぬき・不動たぬき・夫婦たぬき・招福たぬき・愛情たぬき・大師たぬき・天神たぬき・大黒たぬきといったご利益たぬきが顔を揃えています。

これは、「たぬじろう」さんから送っていただいた
 2000年12月3日のたぬき通り「第6回たぬきまつり」の画像です。
 商店街の方の「たぬき」への愛情が伝わってきました、との「たぬじろう」さんの感想でした。








キルトえむ・タッキーさんのサイトでは、都内のたぬきSPOTが盛沢山掲載されています。是非リンク頁からご訪問を。
そのなかでも紹介されている、北区王子本町1-23-1、和菓子の「狸家」さん。ついにお邪魔しました。2005年10月22日、群馬「茂林寺」さん訪問の帰り道。王子駅からお電話すると、「はい、お待ちしてます」とのこと。ところがたどり着くのに迷い迷いで随分時間がかかってしまい、「ずーっと店先でお待ちしてました・・」とお母様に。大恐縮。
保存料を使っていないため、3日位しかもたないということで2日ほどは最中食べ放題?甘さほどよく、ほんに美味しい最中でした。
その「
たぬき最中」を前に、御主人を撮らせて頂きました。帰りはお母様に丁寧に見送っていただき、有り難うございました。
JR王子駅より数分、日曜日はお休みです。

王子から憧れの都電荒川線に処女乗車、わーいわーいの一日でありました。(画像は路上を走る都電!)

タッキーさんサイトでは、他に西武池袋線狭山ケ駅から数分のケーキやさん「アンプラン」のたぬきケーキが。
 

麻布十番、おなじみ「たぬき煎餅」さん
です。

○渋谷区に「妙円寺」 狸しるこ供養(10月8日) 700年前、小豆畑を荒らしていた子狸が子供に捕まった。その狸を日蓮上人が助けた。そのお礼に狸の一族が小豆からしるこを供養した。との言い伝えがあるようです。
詳しくは こちらのHPへ。

妙円寺の狸汁粉供養


○墨田に「たぬき湯」。

○中野区立哲学堂公園(妖怪学の権威、東洋大学の創立者・井上円了博士の開いた公園)に、お腹の中に灯籠が仕込んである「狸灯」という石像が。

○藤堂高虎が、家康の命によって 建立したという 上野東照宮、その一郭に 栄誉大権現なる祠が。
祀られているのは 狸の木像、大奥にあったもので 数々の怪異を起こし大奥を追放され、その後 あちこちを転々、やっと大正時代に上野東照宮に納められたという。他抜き絵馬が、受験生に大人気とか。


○誓願寺の狸獣塚 荒川区南千住

○見性寺の貉塚 葛飾区亀有

リンク 宮本拓海さんのサイト・東京23区に生息するタヌキの情報が!




おさないまことさんから、送っていただいた写真です。
東京の「用賀」駅(世田谷区)近くの公園には、こんなにユーモラスなたぬきがいます。
一度、逢いたいなあ。

これは、札幌・狸小路に佇む
とぼけ顔の狸大明神。
1973年に建立されたもので、
狸小路のシンボルに。
そして
狸小路なら、「たぬきや」さん。
木彫り身長大たぬきが目印です。

2009年2月、
久々に狸大明神に
逢ってきました。
その近影です。


狸小路のシンボルは・・やっぱり「たぬき」、狸小路風景です。



 

                    

いきなり、京都です。
木屋町通りと先斗町通りの間の「15」と書かれた路地に入ると、お狸さんのホコがあります。
賽銭箱にコインを入れると何処からか聞こえる女性の声。
ガイドブックを見て訪ねましたが昼間行ってもなにがなにやらよく判らないところにあります。どういうホコラなのか、私もよく判っていません。(最近、2003年、しがらき狸学会でお聞きした話によれば、昭和の時代に、このあたりで火事があり、このホコラのあたりだけは、被害に遭わなかったとか。)
路地の家の軒先にたぬきの頭らしきものがみえたのですが、また一度訪ねてみましょう。


「京都」は、近いこともあってちょくちょく出かけるのですが、必ず寄るのが清水寺あたり。年末からお正月まではともかく、修学旅行コースの定番ですから、春から秋、いつ行っても学生さんでいっぱいです。
その清水さんの真下といいますか、「西尾老舗」という八つ橋発祥の家というお店・・お茶と八つ橋の試食でいつも賑わっています。この店頭に、「たぬき」が八つ橋をお盆に乗せて右左と動く「おまんたぬき」というがあったのですが、2001年5月、お邪魔したら「あれ、いない?」、お店の方にお聞きしたら「修学旅行生が悪戯をしまくり壊されてしまった・・」とのこと。
実は以前、この「たぬき」、何とか譲っていただけないものかとお願いしたこともあるのですが・・・特注品で今から創ってもらうと10万円以上かかりますとのことでしたが・・・何とも淋しい思いをいたしました。97年当時に撮った写真がありますので、「おまんたぬき」を偲びたいと思います。

残念なのは、ちゃわん坂で手づくりの「ひねり狸」を並べてみえた「多門堂」さん。今は閉められています。いつも手づくりたぬきをよっついつつと購入するのが楽しみだったのですが・・・。


このひねり狸は、二年坂・「村田陶苑・夢良多」さんの初代の娘であったたまさんが作り出されたもので、「多門堂」さんの狸は、たまさんから手ほどきを受けて作られていたもの。
今は「村田陶苑」さんの紀子さんが受け継がれ作られています。ひねり狸は健在です。

是非、「村田陶苑」さんで、ひねり狸を。

2008.12 この たぬき切り絵は、紀子さんの娘さん 笹川茶美(さみ)さんの作品です。


2009.12.25 恒例の終い天神市で 祗園狸「呑太郎」をみつけました。いつ頃のものか、説明書によれば京都趣味の会の配布人形らしく、会費250円とありますから 昭和40年代頃?

書によれば〜
明治初期に風流を好む翁あり 三十六峰鷲峰山の麓に庵を設け 客を集めるのに、「東山の麓の吾が庵にござれ夜ともなれば狸の腹鼓が聞えるよ」と宣伝を。深夜になると どこからともなくポンポンと〜、ところが この種明かしというと、祗園神社の南 下河原を夜更けに歩く「そばや」がいて、その「そばや」は鼓をたたいて歩いたという。この鼓の音が東山にこだまするのに想いつき 翁は一案を考えた次第。

♪月がおぼろに東山 チョイと姉さんこのへんは 祗園たぬきが出るそうな〜
というわけで、「呑太郎」と名付け祗園たぬきを今月はお届けします。

とのこと。
   2013年 森見登美彦さん「聖なる怠け者の冒険」で話題沸騰の 京極通り近く 柳小路の八兵衛明神です。ぽんぽこ仮面が居るかも(^^♪

○京都のたぬきスポットとしては、詩仙堂から徒歩10分、キツーイ石段を昇ったところに「狸谷不動院」があります。交通安全のお札で有名なところで、芸能関係者からも「他を抜く」という意味から信仰が厚いとか。平安京の鬼門で、不動明王が「都の守護神」となっています。一度尋ねましたが、霊気ただよう?ところ、信楽狸があちこちに。そうそう、阪神1985年優勝の石碑が石段下にありました

○伏見区桃山町に、「松風山西運寺」が。高橋道八作「八公狸」が祀られているようです。縁結びのご利益が。未参上。

○祇園にはまた別に「茶の湯狸」がいるとか。これは、全く詳細不明です。

○埼玉県所沢市に「たぬき・自然乃湯」が〜そこにはこんな「居食屋狸御殿」なる食事処が〜こんなネオンサインが〜一度は訪れたい たぬきSPOTですぅ(^^ゞ
ブログ「高橋さんの写真館」から画像をお借りしました。




 


愛知県
高浜市の大山緑地には、高さ5.4m、胴回り8mの、ねじり鉢巻に陣羽織姿、背中に一升徳利の、愉快な狸が。
高浜市は、鬼瓦の生産地で、1964年、地元の瓦・管業者が協力して1年がかりで制作されたとか。
未参上です。
西尾市には、3.7mの高さ、幅2m、重量なんと32トンの御影石製狸が!
牧野貞次さんが 1984年、自費で作られたもの。これまた、未参上。

西尾市には田貫町というところもあるんですねえ。






 名古屋市で、けっこう知る人ぞ知る「サックスたぬき」です。

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