美空ひばりさん: CGで映画出演、声紋分析で新曲も

 故美空ひばりさんが、鈴木清順監督(81)の新作「オペレッタ狸御殿」に“出演”することが18日、分かった。生前の映像を使用するのではなく、最新CG技術によって往年の姿を再現。声紋鑑定・音響学の権威で、理学博士の鈴木松美氏(63)が独特の歌声をよみがえらせるという画期的な試み。長男のひばりプロ社長・加藤和也氏(33)は「母は新しい物好きだったので、喜んでくれると思う」と完成を心待ちにしている。

 昭和歌謡史に数多くの功績を残した歌姫が、21世紀の銀幕で“復活”する。

 「狸御殿」はレビュー映画の古典といわれ、ひばりさんも54年「七変化狸御殿」、58年「大当り狸御殿」に主演。映画化としては45年ぶりとなる「オペレッタ…」に際し、製作スタッフの間でひばりさんの“出演”を望む声が上がった。

 しかも生前の映像を再利用するのではなく、CGによるゼロからの完全再現が技術的に可能なことを確認。その上で、ひばりプロに打診したところ「今いる人間として演技ができるなんて、素晴らしいこと」(和也氏)と快諾を得た。

 人間が足を踏み入れてはならない「狸ケ森」に放逐された大名の息子・雨千代(オダギリジョー)の母・光の女人という役どころ。父の陰謀で非業の死を遂げた息子と、悲しみのあまり後を追った狸姫(チャン・ツィイー)を愛の力でよみがえらせようとする、物語のカギとなる人物だ。

 2人の再生を祈るシーンでは「霊峰・快羅須山のララバイ」という“新曲”も披露。セリフはもちろん、その独特の歌声を手掛けるのが鈴木氏で、写真を基に骨格などから声紋を分析。「2〜3カ月はかかる大プロジェクト」と、「ゆらぎ」といわれる歌唱の特徴であるビブラートも完全に表現する意気込みだ。

 映画の公開は、ひばりさんの十七回忌にあたる来年5月を予定。和也氏は「これまでファンの方と一緒に歩んできて、節目の年に新たな交流ができる企画に参加させていただいて幸せ。クオリティーに関しては全く心配していない。1ファンとして早く映画館に見に行きたい」と期待を寄せる。鈴木氏も「歴史に残る、いいものができそうな気がします」と自信をのぞかせている。

スポーツニッポン 2004年8月19日 より

 狸業界は「オペたぬ」の話題で大騒ぎ!





鈴木清順監督が「オペレッタ狸御殿」を。
ななんとチャン・ツィイーさんが、「狸ケ森」のお姫様に。

日本語、北京語、ポルトガル語が飛び交う
国際色豊な一大エンターテイメント・・。

2005年5月28日公開!DVDは10月21日発売!



狸と人は恋におちてはなりませんー。
唐の国から狸御殿に招かれた狸姫。
実の父に命を狙われるがらさ城城主の世継ぎ、雨千代。
映画を超えた!すべてが絢爛豪華な恋の時代絵巻!

とっておきのスチール画像を。
ツィイーさんとひろ子さんの狸変化!

LINK

Hiroさんのチャン・ツィイー・ファンサイト
「オペたぬ」情報 満載です。特設頁から。

伽井丹彌さんのサイト
帯広市発 「オペたぬ」狸仮面製作秘話が!


公式サイト・日本ヘラルドさん


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