道頓堀・シバエモン

 時は元禄末期。淡路島の狸「芝右衛門」は大の芝居好き。 大阪中座に侍・三隅八兵衛に化けて芝居通いをしていましたが、正体気づかれ犬に殺されてしまいます。
それから、中座へのお客さんの足がぱったり途絶えてしまい、これは狸のたたりだと芝右衛門を供養し祀ったところ、また大入りの中座が復活したという伝説が。

 平成11年、中座閉館とともに淡路島洲本市に里帰りした芝右衛門が、平成17年2月26日 セラヴィスクェア中座のシンボル「シバエモン」として登場、ご神体は4階に鎮座されています。

 2007年12月25日、久しぶりの大阪でカメラに。

 
大阪市交通局の「PiTaPa」カード。
 このイメージキャラが、大阪弁をしゃべるたぬきの男の子「ぴたポン!」。2007年登場のキャラで、このぬいぐるみも発売されたのですが、3日で完売されたとか。わあ、欲しい。

 新発見。
 大阪は、ガスピーポンのキャラとか・・けっこう「たぬき」が活躍する市なのです。


2003年4月6日、暖かき狸日和のなか、大阪天王寺の鶴見和尚方「狸のお宿・龍渕寺」にて、学会有志の集いが開かれました。

83歳の、お元気な和尚さんは、不思議な狸体験を元にした、「霊は礼に通じる」というお話を。
久々に訪れた和尚宅では、圧倒的な狸の数に再び言葉もなく、唖然。
そして、古い新聞、写真での「狸」スクラップをみせていただき、あれあれという発見がいろいろと。映画の新聞広告から、公開中の映画、中座の立て看板も写真に収められていて、吉本新喜劇のテレビ画面まで写真に。これは感激しました。「夏ばて狸」というタイトルです。
それから、松竹新喜劇では、寛美さんが、カッパのフグ助と狸の若さまの二役を演じた「狸御殿」という舞台があったようです。そして、和尚さん撮影の立て看板写真によれば、「笑う狸合戦」という一幕ものも。

この会は、京都の狸コレクションの重鎮・北村好司郎さんと、信楽狸学会会長の大平正道さんの発案から、開催されたもので、集まった方はご夫婦連れを含め20余の方々。

お仲間の横山達信さんは奥様と一緒に会のお世話役を。
リンク仲間の「へこえもん」さんは、ご家族で。お初にお目にかかり、早速「へこえもんドール」のおねだりを。
千葉県市川市からは、狸の民話を集められ御本も出してみえる、赤塚盛彦さんが。
また、堺市の竹村健一さんは、元校長先生で、最近子どもたちとの触れ合いをテーマにしたマンガ本の出版を。
姫路市の片山雄介さんは、狸の生態を長い間研究されている方。
お昼は、堺市のたぬき寿司さんからの、「たぬき巻」、もうびっくりの太さ!おいしゅうございました。
そうそう、北村さん秘蔵の、鈴鹿・伊勢型紙の狸を紹介します。

心ゆくまでの、狸宇宙。感謝の気持ちで、和尚さん宅をあとにしました。

 そして、帰り道。久しぶりに、新世界へ。映画館も健在でした。赤木圭一郎主演「抜き射ちの竜」(絵画ポスターが!)、「飛車角と吉良常」、そして「3匹の狸」の三本立!思わずカメラに。時間があれば入りたかった・・です。
通りすがり、お店のシンボル「狸」をふたつミッケ、カメラに。
相変わらずの新世界風景、故郷に還ってきたなあ、という思いを。

新世界といえば「串カツ」、ジャンジャン横丁の八重勝さんといえば、いつもお客さんでいっぱい。
狸がシンボルキャラでぇす。







お寺前の記念撮影


たぬき巻











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