さあ、魚作商店の加工場であるボイラーの隣に熊野灘海水,3タンクを並べて焚き始めました。釜に入れる前に綿で海水を濾してからこの大釜に入れていきます。4度目の塩造りまでに色々と試行錯誤しながらやって参りました。中でも、この水蒸気がくせものでした。どういう事かと申しますと、この水蒸気が工場内に水滴をもたらし、当社の配電盤をショートさせました。異常に気づいた私が落ちたブレーカーを入れたとたんボンと燃え上がりました。そこで社長が、ブルーシートで水蒸気の道を作り、扇風機と換気扇で強制的に外に出してあげる工夫をしました。
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