魚作の干物づくり商品の紹介新鹿物語魚作日記
魚作日記 さんま船

平成17年
2月10日(木
)の日記


はりこ  (さんまの上干丸干し)

毎度ありがとうございます。二木島漁港でさんまの水揚げされている風景です。船に装備されている大きな網で一度に約100キロのさんまを水揚げすることが出来ます。

熊野市で、さんま船を操業している数は遊木町に9隻、二木島町に1隻、甫母町に1隻の11隻であります。

私の生まれた1970年代では、約30隻ほどのさんま船があったそうです。

年々、さんまの漁獲量の減少に伴い、町の過疎化による後継者問題などが、現在のさんま船の減少に拍車をかけております。

私ども、仲買人としましては、漁師さんあっての商いですので、魚の入札では、漁師さんに喜んでいただけるよう、がんばって競り落としていきたいと思っております。

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2003年の魚作日記
はりこ
さんまの上干丸干しこと、はりこについて。

写真のさんまの上干丸干しと一緒に並べられているシールが1枚6センチです。

本来のはりことは、20センチぐらいまでのサイズで、小さくてよく乾燥が入っているさんまの丸干しのことをいいます。
近年では、そういったさんまが熊野灘では獲れなくなってきております。

さんまの丸干し好きのお客様には、さんまのカンピンタンとも呼ばれておりますが、はりこを知っている人は少なくなっております

さんまの上干丸干し
かるく焙って、焼きたてをお召し上がり下さい。よく乾いておりますので、焼きさますとカチカチになりますが、熱いお茶に漬けて、さんま茶漬けにしてもおいしく召し上がれます。

塩加減は当店の基準で、結構効いておりますが、さんまの旨みとでくせになる味だと思います。