協会行事について


☆令和2年度の協会行事の予定について、全体もしくは一部が決定されてものについて、以下に記載させてもらいます。
☆詳細につきましては、確定しだい、順次掲載していきますので、都度、ご確認ください。


  NEW1〜3 

☆令和6年1月14日(日):今後の協会行事の予定を見直しました。


  NEW1 

  注目!! 

○令和6年2月12日(月・祝日)13:30〜16:00
 年少部 お楽しみ会『体育館貸し切っちゃいました!』
 会 場:津市青少年野外センター 体育館
 持ち物:体育館シューズ(大人も必要です!)・防寒具・飲み物・遊び道具(あれば・・・)

 ※興味のある方・申込みされる方(申込み期限が1月31日(水)までです!)は、詳細チラシがありますので、
  こちらをクリックしてください ⇒ 


  NEW2 

○令和6年4月4日(木)13:00〜4月7日(日)16:00
 世界自閉症啓発デー 特別企画 第15回『三重県自閉症協会作品展』
 会 場:津リージョンプラザ 3階 展示室

 ※チラシができました。こちらをクリックしてください ⇒ 
 ※会員の皆様方への「作品募集の案内」は、こちらをクリックしてください ⇒ 


○令和6年5月24日(金)
 令和6年度 三重県自閉症協会総会
 会 場:城山れんげの里 2階 研修室


○令和6年8月23日(金)
 令和6年度 津市自発的活動支援事業 保護者研修会
 講 師:柳澤 亜希子 先生(山口大学教育学部)
 ※テーマ・会場など、詳細は決定次第、お知らせさせていただきます。


○令和6年8月29日(木)
 第35回自閉症の理解を求めて講演会
 講 師:日詰 正文先生(国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 研究部長)
 会 場: 三重県総合文化センター 多目的ホール

 その他の協会行事については、現在検討中です。決定次第、順次掲載させていただきます。



  NEW 追加6 

☆令和6年1月25日(木):

 【年少部】行事報告「まずは色々話してみようの会」の活動報告

  

 11月24日に、年少部会を行いました。子供が小さく世話が必要であったり、共働きであったり、なかなか行事等に参加できない親御さんのことを思い、今回は平日の夜間に時間を設定して開催しました。

 「こんな活動できれば良いな?♪こんなつながりが欲しい」等、今後の自閉症協会年少部の在り方や方向性を検討するいい機会となりました。まずは自己紹介から始まり、勝又会長や横山さんもzoomミーティングに参加して頂き、終始にわたって和気藹々と進行し、あっという間の1時間でした。

 インターネットやSNS等で簡単に情報が集められる現代社会でも、親同士の横の繋がりは必要であること、また、きょうだいを含めた子供たちが安全に自由に遊べる催事が出来たら・・・など活発な意見交換ができました!

 その結果、2月12日に「体育館を貸し切っちゃいました!自由に遊ぼう!(仮)」という企画を開催することにしました。年少部以外の会員の方でも自由に発散できる機会として参加していただければと思います。

 たくさんの、良きつながりを作っていければと思います。

(文責:年少部 倉田)


  NEW3 

☆令和6年1月14日(日):
 以下の協会行事「令和5年度 津市自発的活動支援事業(保護者研修会:吉川 徹先生 講演会)」は、無事終了いたしました。

 会場参加およびzoom参加された皆様方、ありがとうございました。後日、行事報告など掲載させていただく予定です。


令和6年1月12日(金)「令和5年度 津市自発的活動支援事業(保護者研修会)」

 講演会:「対話から始める 脱!強度行動障害」 〜ひとりにしない ひとりでしない〜
      『吉川先生を囲んで〜支援者・保護者一緒に考えてみましょう〜』
 講 師:吉川 徹先生(愛知県医療療育総合センター中央病院 児童精神科部長)
 会 場:三重県総合文化センター フレンテみえ セミナーA室


  

※詳細チラシは、こちらをクリックしてご覧ください。 ⇒ 


☆令和5年10月20日(金):

 第34回「自閉症の理解を求めて」講演会の参加報告

 第34回「自閉症の理解を求めて」講演会 令和5年8月17日(木)開催)
 テーマ:「自閉症のある子どもと家族への支援で大切にしたいこと」
 講 師:柳澤 亜希子 先生(山口大学)

  

 ○上記の講演会に参加された賛助会員の方から、感想をいただきましたので、掲載させてもらいます。


 とても良いお話で感銘を受けましたので、概要をお伝えしたいと思います。

 すべての学びの場において配慮のいる子が一定数在籍しているものの、組織的な対応ができておらず、そのうち4割は支援を受けていないのが実情である。
 有識者会議からは教師の専門性の向上や人材育成が急務と報告された。基礎的な理解は出発点だが、それで何とかなると考えて、個に対応するところまで行きついていない。
 画一的な対応をすることが専門性ではない。本人が何を考え、何をしたいのかを考えていくことが必要である。  

 DSM5(米国精神医学会発行、精神疾患の診断・統計マニュアル)では、人間関係、社会性の困難さとこだわりの2つが自閉スペクトラム症の特性として挙げられた。
 自閉スペクトラム症の子どもにとって、対人関係の難しさはあるが、関係が持てないというわけではない。安心した人との付き合いを基盤として人との関係性が広がっていく。
 「できない」と捉えるのと、「困難」と捉えるのとは違う。「困難さ」を軽減する支援をすることで変化する。

 こだわりは自閉スペクトラム症の子どもにとっての不安やサインを示していたり、お守りにしたりしていることがある。 こだわりをネガティブなこととして単純にくくってはいけない。
 自閉スペクトラム症の子どもは細部に注目して全体を捉えることが苦手で苦労していることが多いが、この特徴は強みにもなり、見方を変えることでネガティブになることばかりではない。

 自閉スペクトラム症の子どもの支援の基本は構造化。やるべきことの見通しが持てるように視覚的に整理をしていく。
 ただ、構造化は大事ではあるものの、最終的に目指すのは本人たちが実際の社会生活に対応できるように想定外の事柄や変化に対応できる柔軟性を持たせていくことである。
 構造化の形だけを取り入れるのではなく、その背景にある考え方を理解することが不可欠である。

 自閉スペクトラム症の支援の原則は、SPELL。Sは構造化(Structure)、Pは肯定的アプローチ(Positive approaches)、Eは共感(Empathy)、Lは低覚醒(Low arousal)、Lは連携(Links)。
 この中でも特に共感はやっているようでできていない。大人は守った方がいいルールを示したり、一方的に失敗しないスキルを伝えたりしがちだが、本人が納得していないと身につかない。
 不適切と思われる行動自体は指導する必要であるが、私たちの基準で見すぎることのないように「なぜそうしているのか」、本人の気持ち・考えを汲み取ることが大切である。
 本来、できることがいっぱいあることに気づかず、支援者が手段にこだわると可能性を引き出せなくなることがある。寄り添う前に向き合わないといけない。真摯に向き合った結果として気づきがある。
 専門性とは基礎的な知識を踏まえつつ、実態を理解して応用していく力のこと。それができて初めて個に応じた支援ができる。

 障がいのある子を支えていくためには家族を支えていくことが大切。自閉スペクトラム症の子どもの特性の理解と対応の難しさから、周囲から寛容的に受け止めてもらいにくく、家族の生活に制約が生じることがある。
 家族支援は、「心理面のケア」「保護者同士の交流・仲間づくり」「障害に関する知識や社会資源等の情報提供」「子どもの育ちを支える力の向上」の4つが重要。
 ペアレントメンターは、同じ障害を持っている子どもの保護者を支援する。問題解決を目的とせず、同じような悩みを持った保護者の悩みを聴き、共感する。困っている方に自らの経験を伝えていくことで、相手が変化し、メンターの方自身も肯定感が得られる。
                        
 柳澤先生のメッセージとして私が重く受け止めたのは、「障がいが重いと思われる子どもも必ず変わる、その可能性を引き出すのが教育」、「できないと捉えるのと、困難と捉えるのとでは、違う。困難をどう軽減するか、それに支援することで変化がある」、「専門性とは基礎的な知識を踏まえつつ、実態を理解して応用していく力のこと。
 それで個に応じた支援ができる」ということでした。

 先生のお話をうかがって、自分が画一的な対応をしていないかもう一度見直し、本当の意味での専門性を身につけたいと感じています。

(文責:賛助会員 石倉 裕晃)


 第34回「自閉症の理解を求めて」講演会のアンケート結果ご紹介

  

【正会員・賛助会員】

・「支援は本人のため」という話がとても解りやすくて、参考になりました。どうしても知識先行になり、「本人はそれで良かったのか?」と言う視点は忘れてはいけないなと思いました。
・まさに、自閉症のある子どもと家族への支援で大切にしたいことのお話でとてもよかったです。これからもまだまだ息子の可能性を信じて向き合っていきたいと思いました。
・海外での解釈の仕方が、私が思うこととは違っていました。(スケジュールの提示やクールダウンのスペース等)障害のある人の人格尊重している考え方に驚きました。
・まずはその子に向き合うこと、そして寄り添うことの大切さ、分かっているようで分からない…自分のものさしで計らないことを学びました。その子の能力が無限にあることを伸ばしてやりたいです。あせらず、ゆっくりとみていくことが大事だと思いました。
・お話を聞いて、自分の子どもの可能性を信じたくなりました。

【会員以外の保護者】

・できないと考えるのではなく、子どもとしっかり向き合い、可能性を引き出しその子の能力を引き出す、子どもたちは常に変化する力を持っている、たくさんの学びを得ることができました。もう一度我が子をその視点で見てみたいと思います。

【福祉関係者】

・自閉症の方にはこの方法と思っていたが、自閉症の方でも一人一人違って支援も変える事が大事だったのだと思いました。支援する側がこだわりすぎない事も大事、寄り添う前に向き合うことが大事、今後の支援につなげていきたいと思いました。
・自閉症の子供を支えるためには寄り添う前に向き合う必要があるとの話を聞いて、きちんと見る、接して知るところからはじめる必要があるのだと思った。
・「クールダウンスペース」の在り方について、ちがう視点に気づかされました。本人の事を考えた支援の参考となりました。
・自閉症の子どもたちへの支援ではなく、一人一人に合った支援を考えていく必要性を改めて考えさせられました。ありがとうございます。
・ペアレントメンターさんは、相手方にも本人にも良い取り組みだと思いました。地域の中での支援の在り方について、先輩たちの経験を踏まえ考えていけると良いと思いました。子どもだけでなく保護者の皆さんを支える力、つながり作りが大切だと思いました。

【教育関係者】

・教員として、子どもの特性を見て、これが子どもに最適だと思っていた物でも、その子にとっては、使いづらい、わかりにくいものである可能性があるという点は、自分が常に意識しておかなければならない部分であると感じた。どんなに、他の子どもの実践例や特性を見ても、支援の必要な子どもは、誰1人として同じ支援をしていいわけではないため、その子どもにはどんな支援が合うのかと、常に模索していきたいと思った。
・自閉症だからできないと決めつけるのではなく、子どもの困難さに向き合い、一緒に解決策を見出せる教員でありたいと思いました。また、その保護者支援ができるように寄り添っていけるように努めていきます。
・現場で子供たちと共に生活している立場で・・私たち指導者・支援者の思い込み等で、伸びていくはずの子どもたちの能力をストップさせている可能性があることはとてもこわいと思いました。私たちこそ柔軟に物事が捉えられるように意識することが重要だと考えます。
・個に応じた支援を考えるお話を伺い良かったです。また、その子の気持ちになっていくこと、向き合うことから始まることなど、職場でも共有していきたいと思いました。聞かせていただいて、とてもありがたい内容でした。ありがとうございました。

【医療関係者】

・自閉症の子どもの理解はもちろん基本ですが、何に困っているのか、どうしたらいいのかなど分かろうとする、その上で寄り添って個々に応じた支援をしていきたいと思いました。又、子どもだけでなく家族を支えることは大事なことで地域で何ができるか、関係者として何ができるかを考えていきたい。
・タイトルの内容について整理して具体的に具体的に分かりやすく講演していただき、あっという間の2時間でした。「可能性」と「つながり」を大切にしていきたいと思います。ありがとうございました。

【その他】

・普通はみんなにとって普通とは限らないと頭では分かっていても、「普通」が前提となっていること、思い込みを思い込みだったと気づくことの難しさを改めて考えました。それらを知るために自分だけに留めず、人と話すことの大切さを再認識しました。ありがとうございました。

  



☆令和5年8月19日(土):
 以下の協会行事(第34回「自閉症の理解を求めて」講演会)は、約160名の方々のご参加をいただき、無事終了しました。参加された皆様方、ありがとうございました。
 後日、行事報告など掲載させていただく予定です。

〇第34回「自閉症の理解を求めて」講演会 (令和5年8月17日(木)開催)
 テーマ:「自閉症のある子どもと家族への支援で大切にしたいこと」
 講 師:柳澤 亜希子 先生(山口大学)

※チラシができました。
 こちらをクリックして、ご覧ください。 ⇒ 


☆令和5年5月19日(金):
 以下の協会行事(令和5年度総会および研修会)は、無事終了しました。参加された皆様方、ありがとうございました。

○令和5年度総会
 (総会後に開催される研修会は、以下のとおりです)
 研修会:あすなろと自閉症の歴史<br>
 講 師:中西 大介 センター長(三重県立子ども心身発達医療センター)



☆令和5年6月14日(水):

 「令和5年度総会と研修会」の報告

 令和5年度の総会が、5月19日(金)に「 城山れんげの里」研修室にて開催されました。総会後、三重県立子ども心身発達医療センター 中西 大介 センター長より「あすなろと自閉症の歴史」についてご講話いただきました。ありがとうございました。

    

「あすなろと自閉症の歴史」を受講された、令和5年度みえ発達障がい支援システムアドバイザー研修者さま(4名)より、ご感想をいただきました。(※今年度は四日市市、亀山市、菰野町、度会町の4市町から研修に派遣されています。)

◎あすなろ学園は設立当初から明確な目的や目標をもって治療、療育を行っており、それが今現在も変わらないという点に感銘を受けた。また、研修に参加する中で、何に対しても現状に満足することなく、常に前進し続けていると感じている。
 そのような場で研修者として学ぶ機会を与えてもらったことに感謝し、1つでも多くのことを学んでいきたい。

◎質疑応答の時に、「子育てをしていた時は、忍者のように動く子どもを追うことで精いっぱいだったが、我が子の良いところをもっと見てあげたかった。必ず子どもは成長する。その育ちを優しく見守れる母親でいられたらよかった。」との意見があった。
 自分がアドバイザーという立場で市町に戻り、子育てをしている人や子育てに悩んでいる人に対し、「気づき」の言葉や子育ての支えとなっていけるような存在になりたいと感じた。

◎子どもを育てている保護者から「優しいまなざしでありたい」「子どものいい所を見たい」「笑いかける母でありたい」という意見を聞かせていただいた。これまで、親子ともにいろいろな状況があったのだと感じた。
 頑張るのは家族ではない。福祉、医療、教育(地域)が頑張らなくてはいけない。市町のアドバイザーは大切な役割となる。地域の子どもとその保護者が安心して地域で暮らすために、センターでの学びを深めていきたい。

◎「今、あすなろを訪れるお母さんたちに20年前の私たちの迷いはない。初めて幼い児の手をひいて、あすなろの玄関に立つお母さんの悲しみは変わらない」という、親の会の石丸さんの言葉に考えさせられた。
 まず、身近な地域で適切な支援を受けるにあたり、市町のアドバイザーが大切な役割になるため、子どもや保護者が安心して暮らせる、相談ができる場になるように今後の研修で学んでいきたい。


☆令和5年6月14日(水):
 「当協会の顧問」のご紹介

 NPO法人ライフ・ステージ・サポートみえ 理事長 西田 寿美 様
 NPO法人ライフ・ステージ・サポートみえ 副理事長 中村 みゆき 様
 三重県立子ども心身発達医療センター センター長 中西 大介 様

 顧問の皆さま、今年度もよろしくお願いいたします。

  

 なお、総会当日にご参加くださいました中村 みゆき様よりご挨拶をいただきました。ありがとうございました。


☆令和5年6月14日(水):

 「崇と親の会の仲間」

       〜「あすなろと自閉症の歴史」を聴いて〜 
  

  

☆私たちの大先輩である「又市 婦美子」さんが、総会に参加されて、中西センター長の「あすなろと自閉症の歴史」を聴かれて、感想文を送っていただきましたので、以下に紹介させていただきます。ありがとうございました。

 あすなろ学園と自閉症の歴史に、自閉症親の会(現三重県自閉症協会)と息子崇の生育とが重なり涙ぐんでしまいました。新しいロゴは、大人と子どもが同じ方向を見ているデザインであることを中西先生からお聞きし、幼い崇の手を握り一緒に「夕焼け小焼け」を歌ったことを思い出しました。
 若いご家族は、これから子どもさんとの色々な関わりを通してたくさんの思い出を作っていかれるでしょう。

 自閉症への対応が難しく「義務教育なのに学校に行けなかった時代」ではなかったものの、小学校6年間同じ靴箱を使い、靴だけが大きくなっていくことの理不尽さを言えるのは、親の会の仲間だけでした。
 仲間と共に自閉症に関する講演会や研修に参加し、療育に関する本が出れば飛びつくように読み、少しでも子どもの成長に・・・と躍起でした。
 崇がどう感じているか気付くゆとりもなく、良くなって(?)ほしい気持ちが強かったことを反省しています。

 かわいかった息子も大人になり、どこに行くにも離せなかった手を今では逆に手をつないでくれます。
 上手くコミュニケーションが取れなくて友達ができないと心配していたのに、グループホームで短い会話を交わし、楽しそうに向かい合ってラジオ体操をしています。
 その一つ一つのシーンが、今まで関わってくださった多くの人からのプレゼントとありがたく思えます。

 「夢の郷」のメンバーから、自分たちのこころの歌を作りたいという提案が出ました。その「ゆめきらら」から、歌詞の一部を紹介します。

  「ゆめきらら」
 
歩きつかれて ふと見上げた空 今の私にまぶしすぎるかな
 寂しいことも 悲しかったことも いつか忘れて 笑えたらいいね
 探し続けた 私たちの夢 一人ぼっちに さよならしたいな
 新しい暮らし 新しい季節に 君と出会えてよかったよ
 【作詞・編集:福角 恵美子


 振り返って、親の会で教育や将来について語り合ったこと、あすなろのワーカー・医師・看護師・保育士など多職種の方からの指導や助言、本当に「出会えてよかった」と感謝します。そして崇、君とも。

 中西先生の講演が終わって、突然の指名にうろたえてしまい、何を言えばいいのかパニックになり、思わず正直に年齢を言ってしまいました。
 息子のパニックには慣れていたのにこんなことがあって、ようやく崇の困りごとを理解するまだまだ未熟な母親です。

(文責:又市 婦美子)


☆令和5年4月22日(土): 

○「世界自閉症啓発デー」と「発達障害啓発週間」について


 世界自閉症啓発デー    

 自閉症のことを知る日として、世界各国の代表が国連の会議で毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」に決めました。そして、癒やし・希望・平穏を表す「青」をシンボルカラーにして、世界各地でイベントやライトアップなどが行われるようになりました。

 世界自閉症啓発デーのポスターとリーフレットにはセサミストリートのエルモやクッキーモンスター、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴を持つジュリアがポスターモデルになっています。

 今年は「みんなたいせつ こせい とくせい たようせい」を合言葉に、人それぞれの個性・特性・多様性の大切さを訴え、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害への理解を求めています。

 三重県自閉症協会では、世界自閉症啓発デーに合わせて もっと自閉スペクトラム症の人たちの魅力を知っていただこうと、毎年、作品展を開催しています。


 発達障害啓発週間について

 自閉スペクトラム症の人たちが生活しやすい社会は、みんなが幸せに生活できる社会につながります。そのため日本では、4月2日から4月8日の1週間を、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害をみんなが知るための発達障害啓発週間としています。



☆令和5年4月22日(土): 

 第14回三重県自閉症協会作品展のご報告

  

 3月30日(木)〜4月2日(日)まで、津市リージョンプラザにて第14回作品展を開催いたしました。

 203点の個性あふれる作品が集まり、4日間で305名の方にご来場いただきました。また、前葉泰幸津市長もお越しくださいました。

 皆さんから感動や感謝の言葉をたくさんいただいております。

 魅力いっぱいの作品は「どうやって作ったんだろう」とか「何を思って描いているんだろう」など見る側の好奇心をくすぐるものが多いです。作者や親御さんに作品を作った過程を伺うのもとても楽しく、これも作品展の魅力だなあと今年改めて感じました。

 来年もたくさんの作品に出会えることが今から楽しみです。

(実行委員長:勝又 亜里砂)


【伊勢ブロック】

 作品展を楽しみに作成してくれている親子さん、展示を楽しみにしている人(私)など、みんなの気持ちが一つになって、今年も出来ました♪
 次回も楽しんで参加・ご協力お願いいたします。

    

(担当:伊勢ブロック 廣池)


【松阪ブロック】

 松阪ブロックの出展者は2人、合計8点でした。少しさびしい点数でしたが力作がそろいました。そして、今年も中野元洋が書の実演をさせていただき、数名の方に作品を買っていただいて、わずかですが協会へ寄付をさせてもらうことができました。
 また、松阪ブロック内の明和町では、公式ラインからお知らせとして、4月2日が「世界自閉症啓発デー」であること、この日から8日までの1週間「発達障害啓発週間」です!と、セサミストリートのカラフルなチラシと共に配信されました。                    

  

(担当:松阪ブロック 中野)


【鈴鹿ブロック】

 年々会員が減り、また、お子さんの年齢も上がり作品展に作品を提出くださる人が減ってきています。そのような中、毎年楽しみな作品を出展くださる人もいて、唯一小学生のお子さんは今年も愛らしいおひなさまを出してくれました。

 あるお母さんからは以下のメッセージをいただきました。「息子は幼い頃から絵心はなく、発語も大変遅かったので言語以外のコミュニケーションを必要としました。
 写真カードと一緒に文字を覚えてくれたらいいなあと写真に文字をセットに見せていました。いつしかその文字を覚えていたのです。しかし文字は難しくて、いつしかアラビア文字のように書くようになりました。
 頭の中で想像しているのかな?大好きな温泉の活動やコンビニは文字に書いて伝えてくれていますが、まだまだ伝わらないことの方が多く悩ましいですねー。」

  

(担当:鈴鹿ブロック 浜野)


【津ブロック】

 津ブロックは、今年も個性豊かな作品が多数出展されました。細かいパーツを根気強く組み合わせた作品、趣味や個性を活かした書道、工作、絵、写真等々。力作に感心したり、ほっこりした気分にさせられました。
 ご協力頂いた方々、ありがとうございました。

    

(担当:津ブロック 中村)


【四日市ブロック】

 四日市ブロックは、13名・32点の作品を展示させていただきました。
 学齢期から大人まで、カラフルな色使いの絵・版画・工作・研究したもの・難しい漢字など、楽しく素敵な作品ばかりでした。
 作品を出展していただいた皆様、作品の搬入・設営・撤収作業にご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

  

(担当:四日市ブロック 石川)


【三重県自閉症・発達障がい支援センターあさけ】

  


【三重県自閉症・発達障がい支援センターれんげ】

  


 作品展最終日のイベント

    

 作品展最終日の4月2日は、11時から中野元洋さんの「書道のパフォーマンス」がありました。元洋さんの好きな音楽が流れる空間で、周囲に惑わされることなく、集中して筆がすすんでいきます。流れるような筆とともに一文字、一文字書いている姿に見ているこちら側が息を飲みます。完成された作品は圧巻です。
 作品はチャリティ即売会となり、売り上げの全てを三重県自閉症協会にご寄附いただきました。素敵な時間をありがとうございました。


  

 同じく最終日12時30分からは、「豆畳ワークショップ」がありました。
 四日市の石川畳店より石川淳二さんを講師に迎え、楽しい時間を過ごせました。畳の色や畳縁の模様をたくさんの中から選び、自分だけの豆畳が出来上がります。丁寧に教えていただいたおかげで、子どもも大人も、夢中になって作る事ができました。宝物のように抱きしめて持ち帰る方もいらっしゃいました。
 ワクワクしてかけがえのない時間を本当にありがとうございました。


 啓発コーナーのご紹介

    

 「啓発コーナー」では「はっぴいのーとコーナー」「防災コーナー」「自閉症とは」などを展示しました。自閉症の啓発DVDを鑑賞する場所も設け、来場された皆様に見ていただきました。