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マーマイトは量が肝心
(2010.6.9)

 macさんがイギリスに遊びに行くというので、お土産は是非「マーマイト」と「ウナギのゼリー」をお願いしていましたが、そのお土産が到着しました。
 マーマイトはあるが、ウナギのゼリーはなかったようです。
 世界の味覚音痴イギリス人ですから、食べるもののお土産は、この有名なマーマイトくらいしか無いようで、あとはイタリア系のお土産でした。

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 イギリスの味覚破壊の元凶ともいわれるマーマイトですが、歴史は100年ほど。。
 前情報では、本場イギリス人でも好きな人と嫌いな人と極端に分かれる。。。ひどい匂いがする。。。ひどく塩辛くて苦い。。。漢方薬のようだ。。。好きな人はこれがないとやっていけないくらい癖になる。。某TV番組では世界で一番不味い食べ物と紹介された。。。など・・・・・・実にミステリアスでまだ食べたことのない私はうきうきです。

 

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 瓶の後ろのラベルを見ると内容成分が書いてありました。。
 こいつは、ビール製造の酵母粕の利用でできた食品です。つまりビタミンたっぷり。。日本ではこんな食品にせずにエビオスになってます。

 なになに、、酵母抽出物、塩、野菜抽出物、ナイアシン、チアミン、香辛料抽出物、リボフラビン、葉酸、ビタミンB12・・・う〜ん。。食品と言うより健康食品ですなあ。。

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 前情報では匂いは独特の臭みがあると、、、覚悟を決めて蓋を開けました。
 うん?匂いはそれほど強烈じゃないなあ。。。私にはエビオスと醤油を足したような匂いというか香りに思えました。。「な〜んだ、たいしたことないじゃないか。」
 味覚嗅覚音痴の嫁に嗅がすと、これ納豆の臭い・・・らしいですが、アンモニア臭はしないです。

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 前情報で、マーマイトの食べ方をしっかり確認しておきました。いきなりパンなんかに塗ったりすると酷い目にあうようです。
 パンにバターまたはマーガリンを塗っておいて、その上からマーマイトを薄く伸ばすそうです。 バターなどを塗る第一の理由は、粘度の高いマーマイトをとにかく薄く伸ばすためのようです。 マーマイトが好きなイギリス人も量が多いと「おえ」とくるようです。 そしておもむろに食べるか、もう一手間かけるときは薄くスライスしチーズをその上に乗せてたべるそうですが、今回はバターだけです。

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 マーマイトを塗ろうとスプーンを入れたら、すごい粘度です。多いのはいけないと思ってちょっとずつ塗っていきました。 しかし、薄く塗らなければならないのが解っているのなら、何故もう少し塗りやすいように工夫しないのでしょうか?日本人ならもっと考えるよなあ〜

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 薄く薄く伸ばしたつもりですが、どうしても濃淡が出てしまいます。。見た感じはチョコレートバターですが・・・
 試食タイムです。。何の躊躇もなく一口・・・うん? 不味くない・・・ちょっと塩辛い・・・これだけ薄く伸ばしたつもりなのに結構塩辛いです。 そして味は・・・塩辛いチーズをパンに乗せて食べている感じに似ています。先に塗ったバターとマーマイトが合わさってチーズに似た味に感じられました。
 あれ?これは、どちらかというと美味いぞ。。なかなかの味です。臭いは全然気になりません。苦みもバターと中和して食べているときは感じません。。。と一気に食べてしまいましたが、最後に食べたところが少しマーマイトが厚めに塗ってあり、ああ塩辛いという感じで食べ終わりました。。
 しかし、それからがいけない。。。最後のマーマイトの味が口の中から取れません。水を飲んでもだめ、お茶を飲んでもダメ、、、口の中が少し苦くて胃のあたりが少し気持ち悪いです。。丁度パイナップルが皿に盛ってあったのでこれを食べたら、パパインの効力か口の中からやっとマーマイトの味が取れました。

 教訓・・・マーマイトは限りなく薄く薄くバターの上で伸ばして食べると美味しい気がします。 しかし、後味の悪さは、食べ続けていくと慣れるのでしょうか??
 今回、お土産で頂いたマーマイトは125g、今回の試食に使用したマーマイトはおそらく0.5g程度でしょう。 ほとんど毎日食べても半年から1年分もあるじゃないか!

 興味のある方はマーマイトお貸しします。。