私の”感動した!”言葉

剣道の修行の中でこれは!と思う言葉に出会うことがあります。なんでもない一言でも道を極めた人から頂くと”じ〜〜ん”とくることも・・・ここでは これまで私が出会った”感動した”を紹介します。

選手が勝ったら選手の努力
選手が負けたら監督の責任

この言葉は今私が子供達と学ぶ 結武館を長年支えてこられたY先生から頂いた言葉です。当時私は 大学を出たばかり 赴任先の剣道部を任されたばかりで突っ走っていました。
そんな時Y先生が ”よ〜く覚えておきなさいよ”と私にかけてくださいました。
今の私にとって一番大切なことだと思ったのを覚えています。

平常心

始めての全国大会 私はガチガチでした。
その時監督しておられたK先生が(この先生も結武館の先生です;思えばこの頃から結武館に縁があったのかもしれません) 微笑みながら私にかけてくださった言葉です。
結果は情けないものだったので再びチャンスを得た時には必ずものにしますと言ったのに結局私は先生との約束を果たせませんでした。
先生に直接見ていただくことはできないけれど、大事な時には必ずこの言葉を思い出すようにしています。

小手が得意技でもいいじゃないか

私は 背が高くいつも大きいくせに面で勝負しなさいといわれ続けました。でも大きいということで、つい小手や胴を警戒し思い切った技を出しあぐねていました。自分の中の怖さと戦い、面へのこだわり・・そんな中、出身道場のK先生に言われた言葉です。大切なのは捨てて打つこと。自分の中のこだわりを捨て、思い切った技であれば、面でも小手でもかまわない。この言葉ですっかり肩の力が抜け一つの技にこだわらず、大事なのは心で打つことだと、気づくことができました。