試合補助員 虎の巻 計時係編
お子さんが試合に出るようになると 試合の補助員(計時係や試合結果を記録をする人)が回ってきたりします。 「えぇ〜〜〜 まじ〜〜?!私剣道なんてしたことないのに!!」と思うお母さんも多いのではないでしょうか?そこで 今回は試合の補助員(計時係)について解説していきます。
1.試合の開始
剣道の試合は審判の「始め」の合図で開始されます。
ここで補助員の大事な役目はストップウオッチをピッと押すこと。文字通り試合の始まりです!!
試合時間は小学生2分、中学生3分というのが一般的ですが大会によって特別な設定がある
場合があるので試合が始まる前に開会式後審判長や審判主任等に確認してください。
2.試合の中断
試合中不都合が生じた場合(反則等)審判は「止め」の合図をします。(図参照)
その場合はストップウオッチを止めて 黄色の三角旗を揚げ補助員席で起立します。
3.どちらかが1本先取したとき
審判の旗が2本以上揚がり「〜あり」の宣告と同時(図参照)にストップウオッチを止めます。
ここでも黄色の旗を揚げて起立!”これは時計が止まっています”という合図です。
そして「2本目」の宣告と同時に再度ストップウオッチを押して試合を再開となります。
相手が1本を取り返した時も同様の所作を行い「勝負」の宣告で試合再開です。
4.止めと分かれの違い
試合が中断するのは止めだけではありません。つばぜり合いがこう着したとき審判は
止めではなく「分かれ」を宣告します。
この場合ストップウオッチを止めてはいけません。そのまま流していきます。この場合審判は 図のように所作をするのでよく見てください。
剣道は秒単位の勝負!ラスト1秒で試合が引っくり返ることもあります。
そのため計時係はとても重要な役目です。
でも恐れることはありません。基本的に「始め」で時計を動かし「止め」あるいは「〜あり」「勝負あり」で止めると思ってもらえばいいのです。あと「分かれ」のときだけ注意して・・・
試合の始まりと終わりはあくまでも審判の宣告です。計時係が合図しても審判の宣告に優先権があります。
終了間際の逆転劇!を楽しむつもりで観戦するわ〜ののりで頑張ってください!
5.試合の終わり
決められた時間がきたらホイッスルを鳴らしながら黄色の三角旗を揚げて起立します。
これで無事に1試合終了です。
6.延長戦になった時
個人戦の場合時間内に勝負が決しない時は延長戦になります。そのやり方は大会によって違います。
2分間の延長を1回行い そのあと時間無制限でとか、そのまま時間無制限でとか・・・
そのため試合時間と同様主催者や審判長、審判主任から指示を受けてください。