ストローベインで実験しちゃいました  
 
 某HPで紹介されていた「ストローベイン」をさっそく実験しちゃいました。
 コメリ製の4φと6φのものを用意しました。1.75インチに切断すると、6φでは一本のストローから4本取れます。一袋100本/100円程度ですので、ざっと100円で400本取れる計算となりタダ同然 !(^^)!
 これをACEシャフトに少し角度を付けていつもの両面テープで貼り付たもの(直付け)と、new super flonite vaneの凹部に貼り付けたものを、各6本ずつ作り、50mの距離で試射しました。
 
@まず、4φと6φを射ち比べました。これは6φの方が矢飛びがよろしかったです。
A次に6φをシャフトに直付けしたものと、new super flonite vaneの凹部に貼り付けたものを射ち比べました。これは、凹部に貼り付けた方が成績が良かったです。
Bnew super flonite vane単独と凹部に貼り付けたものを射ち比べました。これは、凹部に軍配が挙がりました。
Cnew super flonite vane単独と6φストローを直付けしたものを射ち比べました。これは、甲乙付けがたかったのですが直付けしたもに軍配を挙げたいなと思います。
@からCより、凹部貼り>直貼り>単独、6φ>4φ ということが言えます。
 
 なお、これは、シューティングマシンで計測したわけではなく、あくまで管理人の下手な射技と先入観入りの主観によるものですのであしからず。m(_ _)m
 
しかし、致命的な問題が・・・・
 ストローは非常に両面テープとの相性が悪いので剥がれやすく、特に今日のような炎天下では他の矢とこすれるだけでとれてしまう始末。また、シャフトよりストローが太いので、他の矢のノックがストローに引っかかってしまいました。さらに、円筒形で6φになるとかさばるので、レストクリアランスが非常に悪い。
 
というわけで、「激安で効果バツグンではあるが、形状及び素材の問題があり実用にはならない」というのが結論です。
 
(番外編)
 ストローに切れ込みを入れ、笛にしました。これを射つと、ロケット花火のように「ピユー」と音を立てて飛ぶと思ったのですが、健闘むなしく無音でした。(^_^;)
的が汚いのはご愛敬!
ストロー直付けとnew super flonite vaneの凹部に貼り付けたもの
(的中はイメージ)
 
 
その後・・・・
 某HPに掲載されていた「ストローベインを矢に一周(7本)貼ったもの」を実験してみました。これには、アーチェリーを冒涜しているとの非難を背に受けての実験となりました。
 結果、ベインに角度を付けるのが難しかったので、ストレートに貼ったのがまずかったのか、18mではベアアロウと同じような挙動をして、かえって不自然な飛び方をしてしまいました。(^_^;)
 ところが、70mではどうでしょう。ベインが重いせいか、または空気抵抗が大きいせいか、的上の旗を狙わなければならないくらい失速しました。しかし、非常に的中率が良いのです。2本だけしか作らなかったので、グルーピングの傾向はつかめませんでしたが、きちんと射てたら黄色に入る確率は約50%で、赤以内には入りました。他のスピンベインを貼った矢は、管理人の射技の未熟を差し引いても、明らかに的中が見劣りしていました。
 この結果は、アーチェリー業界を震撼させるなにかを持っているような、そんな期待をできるものと思われます。ただ、矢に一周貼ってあるだけに、プランジャーのクリアランスが悪く、プランジャーに当たる部分はストローが割れてしまいました。もっと、柔らかく両面テープの接着が良い素材が求められるところです。(^_^)/
 
大失敗・・・・
 管理人は、「K−YAMAHAバージョン」のプランジャーを十数年来使っておりますが、例のストローベインで実験していたところ、プランジャーのシャフトのチップ部分が折損してしまいました。今回は、ストローを矢に一周貼った場合の、プランジャーとの接触による欠損を補うために、柔らかい素材の金魚のエアー用のパイプを使って実験していました。
 しかし、なんということでしょう。パイプがプランジャーに激突し、プランジャーのシャフトが折損してしまったということです。すさまじい衝撃がプランジャーにかかっているのですね。原価数円のベインのために数千円のプランジャーを壊してしまいました。もったいないことをしました。(-_-;)
 
この写真ではよく分かりませんが・・・・藩主が調査にかかりました。
この写真ではよく分かりませんが・・・・
 
さすがは機械屋の藩主。一目見て折損と断定しました。
確かに折損しているようです。