榊原で昔から伝わるお話で、飢饉でお米が十分に取れなかったとき榊原温泉宮の湯で村人は救われたました。
チョンチョンチョン・・・紙芝居の始まり始ま〜り。
///// 飢えを救った宮の湯 /////
昔、榊原では射山神社の裏からこんこんと湧き出る温泉を「宮の湯」と呼んでいました。
あるとき村はたいへんな飢饉におそわれて、年貢を納めるどころか食べる米もなくなりました。
さっそく宮の湯を樽(たる)に入れてガタゴトと荷車で津の町へ売りにいきました。
でも温泉はお米には代わらず海で採れる塩をどっさりもらう始末です。で、またみんなで考えました。
腹が減るとよい知恵も出ます。塩を持ってカリキドを通り............
あの風車が立ち並ぶ笠取山を越えると伊賀、伊賀の人からはたいへん喜ばれました。
塩は米や豆と交換してもらえました。
笠取山にはこのことを後世に伝えようと東海自然歩道沿いに
「塩売りに 父祖らの越えし笠取の 山はレーダー基地とぞ なりぬ」
と刻まれた歌碑が建っています。
飢えを救った宮の湯、めでたしめでたしですね。お話はこれで終わりです。
ご静聴ありがとうございました。
end
このままだと飢え死にしてしまう、よい知恵はないかと村の人たちは集まって考えました。
「ここにはええ温泉があるやんか」
「そや、よそからもようけ湯治にござるわ」
「温泉を売りにこ」
と話はまとまりました。
津ではなかなかの人気ですぐ売れてしまいます。
「そや、伊賀には海がないで塩をほしがるやろ」
おかげで村の人たちは宮の湯で救われました。