最近になってこの裏話が

結構騒がれ始めてきた


と同時に

みんな俺に対して

身構えてくるようにもなってきやがった



あまい!

明日はお前じゃっ!





ってなわけで

今回は

オーストラリアのアホな奴の話を少々

略して

豪酔豚の巻




こいつに会ったのは

ちょうど7年ほど前

当時ゴルフのキャディをしていました


バブルが終わりかける頃で

だんだんとキャディも減っていき

最後に残ったのがこいつでした




奴の名前はS


当時まだガキンチョでしした





改装したてのHATCH’S BARの真新しいカウンターに

このタコは

なんと自分の名前を

彫り刻みやがった



俺は

Sの下腹部に

満身の力をこめて

必殺の右パンチを食らわしてやった



以来

俺の家来になりました




ワーキングホリディとか言うのを

使って日本に住みついていました




ズウタイばかりやたらデカイわりには

頭の中身は

ねずみの脳みそ程度しかなく

よく、みんなに

アホのSとか言われていました



って

そのままやないか



俺は

人間国宝のK藤と、このタコと

どっちが1番か?

よく賭けをしました

さすがは人間国宝!

見事俺の期待通り!


っていうか

Kも一目おくほどのタコでした



金がなくなっては

プレステを売って

ビールを飲み



彼女に振られては

またビールを飲み



仕事をずる休みしては

またまたビールを飲むという



店にとっては

カモ的存在の奴でした





唯一の自慢は

映画俳優の

ケヴィンコスナーのキャディをした事ぐらいでしょうか



ある日

自慢げに



ゴルフしているケヴィンと

横でブクブク太ったキャディの写真を持ってきやがった




Sは

「この写真とビール1杯と交換して!」

俺は

「・・・・・・・・・」

愛用のジッポーライターで灰にしてやりました






次の日Sは

母国に帰っていきました






最近になってSからメールが届きました



内容は

たどたどしい幼稚園児の書くような感じで

金がない。仕事欲しい。写真返せ!


でした






しかし英語の喋れないオーストラリア人

って後にも先にも

Sぐらいなもんでしょう




しかし

どうやって

ケヴィンコスナーと会話したのかなぁ?

手話やったりして





懐かしいHATCH’S BARの

1ページを飾るにふさわしい

タコの話でした




シェ〜ン!

ドォ〜ント カム バァ〜ック!!!



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