俺があのおっさんとはじめて会ったのは
約5年ほど前だろうか
初めて入ってきた時
おっさんは
「今、金持ってないけど1杯だけ飲ませてくれ!」
俺は
「おっさんアホか?」
奴は
「そんな事いわんと、後で俺の店で焼肉おごるでさぁ!」
彼の名前はここではCとしておこう
彼はアメリカ人
今はもう祖国に帰ってしまったけど
結構インパクトの強いオヤジでありました
通称
ミスター開店から閉店まで
ごろつきのキャ○
あほんだらの○ャス
人生放棄のキ○ス
毎晩のように入り浸っては
酒にも浸っていました
在日歴16年以上らしく
日本語なんてほとんど完璧に近く
ダメ!
まるで米酔豚のごとし
ちなみに仕事は
とあるレストランの
皿洗い兼雑用兼俺の店の飾りでした
そんなCにも良いところはありました
それは
「・・・・・・・・・・・・」
思い出せません
なんかこう
人生行き詰まった時や
やぶれかぶれになった時
Cの顔を見ては
「あぁ、このオッサンみたいにはならんとこ!」
と、まぁ
生きた人生教訓マシンみたいな人でした
そんなCもこの地を離れて
はや半年が過ぎてしまいました
きっと母国でも頑張って
生きた人生教訓マシンとして日夜
精進している事でしょう
時々思い出しては
「もう1回会いたいなぁ!」
とまではいかないものの
「あの声ぐらいはもう1回聞いてみたいなぁ」
いまでも
HATCH’S BARの語り草的な素敵なオッサンでした
追伸
こらC!
借金払え!
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