年齢不詳

他人とは絶対に握手をしない

背後に回られるのを嫌う

各国語に精通

100発100中の命中率





今までこれがゴルゴ13に関する知識だった

3年ほど前本物のゴルゴ13が店にやって来た

そこで俺は今までの自分の彼に対する知識の無さを改めて痛感したじょ




当時を振り返って書きますわ・・・




俺は彼に

「ゴルゴ13、よく来てくれた。今回は何を狙うつもりなのか?」

と彼に聞いた


すると彼は

「・・・・・・・・・」



俺は思ったじょ


「さすがゴルゴ13、無駄な事は一切口にしない。噂どおりの奴」



尊敬するゴルゴ13に1杯何かおごろうと思い彼に


「はじめましてゴルゴ

いつも劇画でしかお目にかかれなかったのにわざわざ俺の店に来てくれてありがとう

何か1杯おごらせてください。何にしますか?」



ゴルゴは

「・・・・・・・・・・」



俺は

「さすがゴルゴ13、たとえどんな相手にも油断しない噂どおりの奴」


仕方が無いので俺は、勝手にゴルゴにビールをおごったじょ



そしていろんな話を聞かせてもらおうと思い彼の横に座った


相変わらず無口のゴルゴ13


俺は少し痺れをきらし、ゴルゴに

「ビリヤードでもしましょか?100発100中の妙技を是非見せてください!」



ゴルゴは

「・・・・・・・・・・・」



やがてゲームが始まったじょ


しかしゴルゴはいっこうにボールを打とうとしない


俺がタバコを吸おうとしてタバコを口に持っていった時



な・・・なんと!

ゴルゴが俺のタバコに火をつけてくれたじょ〜♪



感動の一瞬である



俺が先にブレイクしたらなんと8ボールが入って俺の勝ち!

いわゆるブレイク8をしてしまった



俺はとっさに射殺されるんとちゃうかと思い、その場から去ろうとしたとき

ゴルゴが後を追いかけてきて・・・



な・・・なんと

握手を求めてきた♪



至福の時である




そのとき俺の友達のパキスタン人がやってきて何やらゴルゴ13と話をしはじめた




「ふ〜ん・・・こいつが今回の依頼主か?」


と俺は一瞬考えた



珍しくゴルゴが大声を出して笑いはじめた


な・なんちゅうこっちゃ・・・



彼は笑わないんじゃないのか?


そのうち店が混み始めてきて、ゴルゴの背後にも沢山の人が・・・




案の定、誰かがゴルゴにぶつかってしまった!



俺は


「やばいっ!」


と思った瞬間



ゴルゴは




「ゴメンナサ〜イ。ワタシ ニホンゴ ワッカラナ〜イ 

シゴトクダサ〜イ オナカスキマシタ〜 オカネナ〜イ アナタコワ〜イ」





血液型A型

53歳

安アパートに同僚と同居

パキスタン語のみに精通。

無類の握手好き

屋根から落ちて入院

金が無いときは人に金を無心してでも店に来る

無類の女好き

しかしもてない

無頓着

背後が弱点

目が悪い

無類のお人よし

ビリヤードおぼえたばかり

仕事をよくズル休みする

虚弱体質

ディスコが好き

アルコールは弱い

酔うと奇声を発する

あだ名「ゴルゴ53」




以上がゴルゴに関する情報である




っていうか・・・

しかしよく見れば眉毛だけがゴルゴ13やったじょ・・・