今日の三重南紀
平成28年度温州みかん病害虫防除暦
散布時期
対象病害虫
使用薬剤
規格
濃 度
1本・袋で出来る薬量
安全使用基準
備 考
収穫前日数
使用回数
12月下旬〜1月上旬 ハダニ類
カイガラムシ類
ハーベストオイル 20L 80倍 1,600L - - ○樹勢が弱っている園や 3月に散布する園では100倍にして散布する。
○カイガラムシ類発生園では、スプラサイド乳剤 1,500倍を混用散布する。
4月上中旬
(発芽期)
5〜10mm
そうか病 マネージDF 100g 5,000倍 500L 30日前 3回以内

○冬期にオイルを散布していない園では、ハーベストオイル100倍を3月に散布する。
○かいよう病多発園では3月上・中旬(発芽前)にICボルドー66D 40倍を散布する。
○そうか病多発園では、デランフロアブル(かぶれ注意) 1,000倍(収穫30日前・3回以内)に変えて散布する。
○そうか病発生園では、発病している枝・葉を除去し、園外に持ち出す。

5月上旬
(満開期)
訪花害虫
そうか病
灰色かび病
黒点病
ロディー乳剤 500cc 2,000倍 1,000L 7日前 4回以内

○アブラムシ多発園では、ロディー乳剤に変えてアクタラ顆粒水溶剤 3,000倍(収穫14日前・3回以内)を混用散布する。
○ハダニ発生園では、ハーベストオイル200〜400倍を混用散布する。

ストロビーD・F 500g 3,000倍 1,500L 14日前 3回以内
5月中旬
(落弁期)
そうか病
灰色かび病
チャノホコリダニ
ミカンサビダニ
黒点病
フロンサイドSC 500cc 2,000倍 1,000L 30日前 1回以内 ○カタツムリ類発生園では、ラービンベイト2を使用する。また、登上抑制の為に、梅雨に入る前にICボルドー66D25倍を株元に散布する。
○フロンサイドSCにかぶれる場合は、ファンタジスタ顆粒水和剤4,000倍(収穫14日前・3回以内)に変えて混用散布する。    
ハチハチフロアブル 500cc 2,000倍 1,000L 前日 2回以内
5月下旬 そばかす病
黒点病
アビオン-E(展着剤) 500cc 1,000倍 500L - - ○近年、初期黒点病の発生が多いので必ず散布する。
ペンコゼブ水和剤 1 kg 400倍 400L 30日前 4回以内
満開後
15日前後
部分全摘果 フィガロン乳剤 100cc 1,000倍 100L - 4回以内 ○摘果剤の散布時期については、満開時期を考慮して講習会等の情報を参考に実施してください。
ハーベストオイル 20 L 200倍 4,000L - -
満開後
20〜40日
間引き摘果 ターム水溶剤 100g 1,500倍 150L - 1回以内
6月中旬 ハダニ類 ハーベストオイル 20 L 200倍 4,000L - - ○ハーベストオイル 200倍を散布しない園は、ハーベストオイル 400倍+モスピラン顆粒水溶剤 4,000倍+スターマイトプラスフロアブル1,000倍(収穫7日前・1回以内)+エムダイファー水和剤600倍を混用散布する。
○ハーベストオイルは、樹勢の弱っている園や高温時では散布を中止する。
○ハーベストオイルとスプラサイド水和剤との混用はしない。
○カタツムリ類、ナメクジ発生園では、ラービンベイト2を使用する。
チャノキイロアザミウマ モスピラン顆粒水溶剤 250g 4,000倍 1,000L 14日前 3回以内
黒点病 エムダイファー水和剤 1 kg 600倍 600L 60日前 2回以内
6月下旬 カイガラムシ類
チャノキイロアザミウマ
黒点病
スプラサイド乳剤 500cc 1,500倍 750L 14日前 4回以内 ○近年、カイガラムシ類の発生が多いので必ず散布する。
○高温時・乾燥時には、スプラサイド乳剤に変えてスタークル顆粒水溶剤 2,000倍(収穫前日・3回以内)を混用散布する。
○バイカルティと葉面散布剤との混用はしない。 
ジマンダイセン水和剤 1 kg 400倍 400L 30日前 4回以内
バイカルティ 1 kg 1,000倍 1,000L - -
6月下旬 熟期促進
(満開後50〜60日)
フィガロン乳剤 100cc 2,000倍 200L 14日前 4回以内 ○樹勢の弱い園では、散布を中止する
7月中旬 熟期促進
(満開後70〜80日)
フィガロン乳剤 100cc 3,000倍 300L 14日前 4回以内 ○樹勢の弱い園では、散布を中止する
7月上中旬 チャノホコリダニ
ミカンサビダニ
チャノキイロアザミウマ
黒点病
コテツフロアブル 250cc 4,000倍 1,000L 前日 2回以内 ○味1号、極早生ついては、例年9月中旬頃から収穫を開始します。エムダイファー水和剤の散布については、収穫60日前ですので遅れないよう注意して下さい。
○バイカルティと葉面散布剤との混用はしない。
○天牛の防除は、7月中下旬モスピラン顆粒水溶剤200倍(収穫14日前・3回以内)を主幹から株元に散布する。
エムダイファー水和剤 1 kg 600倍 600L 60日前 2回以内
バイカルティ 1kg 1,000倍 1,000L - -
8月上旬
(盆前)
チャノキイロアザミウマ オリオン水和剤 500g 1,000倍 500L 14日前 5回以内 ○味1号、極早生ついては、例年9月中旬頃から収穫を開始します。ジマンダイセン水和剤の散布については、収穫30日前ですので遅れないよう注意して下さい。
○バイカルティと葉面散布剤との混用はしない。
○アカマルカイガラムシ発生園では、8月下旬にコルト顆粒水和剤2,000倍(収穫前日・3回以内)を別途散布する。
褐色腐敗病
黒点病
ジマンダイセン水和剤 1kg 400倍 400L 30日前 4回以内
バイカルティ 1kg 1,000倍 1,000L - -
9月上旬
(味1号・極早生)
チャノキイロアザミウマ
カメムシ
褐色腐敗病
ハダニ類
スタークル顆粒水溶剤 500g 2,000倍 1,000L 前日 3回以内 ○近年褐色腐敗病が多発していますので、予防散布としてランマンフロアブル 2,000倍 (収穫前日・3回以内)を必ず混用散布する。
○黒点病の発生が多い園地では、ストロビーD・F 2,000倍(収穫14日前・3回以内)を別途散布する。
ランマンフロアブル 500cc 2,000倍 1,000L 前日 3回以内
コロマイト水和剤 500g 2,000倍 1,000L 7日前 2回以内
9月上旬
(味3号・早生)
チャノキイロアザミウマ
カメムシ
ハ ダ ニ 類
黒点病
褐色腐敗病
スタークル顆粒水溶剤 500g 2,000倍 1,000L 前日 3回以内 ○ジマンダイセン水和剤については収穫30日前ままでですので散布が遅れないよう注意する。
コロマイト水和剤 500g 2,000倍 1,000L 7日前 2回以内
ジマンダイセン水和剤 1kg 400倍 400L 30日前 4回以内
腐敗防除
(収穫直前・一斉防除)
貯蔵病害
褐色腐敗病
ベフラン液剤 500cc 2,000倍 1,000L 前日 3回以内 ○アカマルカイガラムシ発生園では10月中下旬にスタークル顆粒水溶剤2,000倍を散布する。
○カメムシ類・ヤガ発生園では、テルスター水和剤 1,500倍 (収穫前日・3回以内)を散布する。
○台風等の影響や気象条件により採果を止めて、一斉防除の日を設定します。
○腐敗発生が予想される前に(前回の腐敗防除から積算雨量150〜200mmか、2週間後を目安に)採果を休んで必ず散布する。
ランマンフロアブル 500cc 2,000倍 1,000L 前日 3回以内
ベンレート水和剤 500g 4,000倍 2,000L 前日 4回以内

◎他作物が隣接する場合、飛散(ドリフト)に十分注意する。
◎各液肥を散布する場合、単用散布は、400倍・混用散布は500倍にて使用する。