借り猫じゃんくんの思い入れ

 あめ、雨と言えば、そのものズバリ『』-SOUVENIR-でしょう。
 EMI時代の佳曲ですよね(この夏の「あの頃ライヴ」でやってくれるかなぁ)。 詩も良いし、曲もこの時期にピッタリ。
 直接関係は無いのですが、この詩を聴くと思い出す事があるんです。
 もう3〜4年前になると思うんですが、丁度今頃の時期、スコールのような雨が降ったんです。 車から降りるのも躊躇うほどの。 そんな土砂降りの中を車で走っていたら、前の車がいきなり、何かを避けたんです。
 「なんだ?」と目を凝らしてみると、道路の真中に仔猫が。 水溜りの中でずぶ濡れになって、必死に助けを求めるように鳴いていました。
 咄嗟のことで、あたしも避けるのが精一杯、とても止まれませんでした。
 通り過ぎた後、凄く悲しくて、寂しくて、やるせない気持ちに襲われ、戻りました。
 そうしたら、仔猫の姿は無く、その場には黒い乗用車が。
「あぁ、助けてくれたんだなぁ・・・」
 嬉しかったです。 自分は助けてやれなかったけど、心優しき人にめぐり合えて良かったね、と。
 「びしょ濡れの子ネコが震えている〜♪」というフレーズを聴くと思い出すヒトコマです。
 今はどうしているのかなぁ、あの仔猫は・・・。 多分、いや、きっと優しい人と幸せに暮らしているんだろうなぁ。

「じゃんくん、投稿をありがとー。
とても、とても、心を打つエピソードだよね。 小さくか細い存在に、人間はとても優しくなれるんだ。 だって、心を持つ人間が、この世で一番か弱い生き物なんだから。
『雨』はそんな弱い人間を、強く奮い立たせてくれるナンバー。 歌声から、SHOKOさんの優しさが沁みてくるよね。」  すーより

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