借り猫じゃんくんの思い入れ

 あたしのリクエストはズバリ「小さな船」。 フィリップス時代の名曲ですね。
 じゃんの中で「こんなシチュエーションにはこんな曲Best3」みたいのがあって、「足元が見えにくくなった時、不安定になった時(いわゆる暗中模索状態やね)」に聴きたい曲Best1な訳です。
 多分、多分ですよ、聖子さんもこの作品を作った時は、同じように活動に対する葛藤などを抱えていた時期だと、勝手に思っているのですが・・・。 それがこの作品には凝縮されているように思います。
 とにかく聖子さんの作品は詩がいい。
 それも情景描写したモノよりも心情を言葉にしたモノが。
 この作品も歌詞の中に
「♪♪夢を捨てた訳じゃない、夢のかたちが変っただけ〜♪」
 ちょっと聴くと自分を誤魔化している様にも聞こえますが、夢を持った時と変わらず時を過ごして行くと言う事は難しいでしょう。 環境が変り、自分が変り、夢のかたちも変って行く。 これが自然の流れのような実感が今のじゃんにはあります。
 心に沁みて、歯を食いしばる事、立ち止まり歩き出せなかった背中を押してくれる、そんな「小さな船」が是非聴きたいです。

「借り猫じゃんくん、いつも投稿をありがとう。
『小さな船』発表当時のコンサートを思い出したよ。 『あなたの作る曲が変わってしまったのでファンを辞めます。』というようなファンからの声を紹介した後、SHOKOさん、涙声で歌ったんだ。
まさに、じゃんくんの言うとおりなんだよね。 空の雲も、じゃんくんも、同じ所に留まってはいられないだモンね。」  すーより

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