matchoくんの思い入れ 。
「HISTORY」では、聖子さんの各々のレーベル時代の曲が、たった2枚のCDに収録されているという、ファンの夢を思いっきり実現した企画ですね。 いやはや、長生きはするもんですね。
新曲の「ふりむけば〜」は、いまやほぼ幻と化してしまった名曲「軌跡」の復活で、ほんとに涙涙でした。 原曲は8分以上に及ぶ大曲でしたが、テンポを速めにとり、リフレインを省略してなんとか5分台に抑えてましたね。 クラシカルなアレンジも、曲のよさを引き出していてよかったです。
同じく「悲しみはいつの日も」は「青空」と姉妹曲ですね。 最近、「優しい風」、「本当にサヨナラ」の同曲異詞関係 (ちなみにこの2曲の場合は、歌詞だけでなく、アレンジもギターとキーボードが曲によってパートを入れ替えているんですよね) や、「すべては君のためだけに」、「笑顔が好きだから」の異アレンジバージョンを、同時期にリリースするなど「一粒で2度おいしい」的な曲が多いですね。
「HISTORY」に、もう一曲いれてほしい曲となると・・・・個人的には「アスファルトの上の砂」なのですが、これじゃあまりにも個人的すぎておもしろくないので、もしあと一曲をいれるとしたら何が入ったか、つまり最終選考で落ちた曲はなにかを推理してみましょう。
ざっと選曲された曲をみわたすと、旧クラウン時代の曲は、一つのアルバムから最低2曲、さらにシングルのみの発売の曲まで (しかもB面だぜ!) 入っていますね。 (レコード会社権利問題がないのあたりまえでしょうけど、) この時代の曲の選曲で、もれている曲は少なくないと思います。 当時からのファンからすると、「星空のメッセージ」、「春」、「雨の日のサンシャイン」、「あなたへのバースデイ・カード」といった、シングル・カットをいれて欲しい、となるでしょうね。
フィリップス時代の選曲は、極端に少なくなります。 「ダーニング・ポイント」、「ポテンシャル」からの選曲がないのはさみしいですね。 特に、「ポテンシャル」は写真集・ビデオも出して、随分プロモーションをかけてたのにね・・・・。
この時代の曲では、「悲しいほどまだ人生を知らない」は、重大な選曲漏れといえるのではないでしょうか。 また、この時代の恋愛系バラード (「行きくれて行きついて」、「ふたつめの春」、「気にしないで」、「せつない夜にささやかないで」、「冷たい言葉できずつけて」、「ステディ・ガール」あたりを勝手に総称してます。) がないのも残念。 この辺は、「元気がでるCD」と「やさしくなれるCD」という「HISOTRY」のコンセプトから選曲漏れしたのでしょうかね。
中には、「ポニーテール」や、「グッドバイロンリネス」あたりを収録希望する人もいるでしょうけど、これを言い出すと、「街角のポスト」とか、「素敵な朝」までいってしますので、収拾がつかなくなりますよね。
東芝時代はわりとバランスよく選曲されているので、そう異論はないはず。
ただ、「See You Again」は「アニバーサリー」に収録されたので、今回はパスといったところでしょうか。
キング時代は、あまり新曲自体が少ないんですよね。 オリジナルアルバムは2枚だけだし・・・・。
その中では、「すべては君のためだけに」が選曲落ちしてますね。
新クラウン時代からは、シングルカットを中心に収録されているのはうれしいです。 まだ、「Acoustic Love Ballads」は入手できますが、「SMILE」などは、そろそろ入手が難しくなってきていることですし・・・・。
と、話は長くなりましたが、結論!
もしあと一曲「HISTORY」に入るとしたら、すばり、本命「悲しいほどまだ人生は知らない」、対抗「すべては君のためだけに」、大穴「あなたへのバースデイカード」、ってとこでしょうか?
しかし、こういう文章を資料もなしに、仕事場から書いている僕っていったい!???
「matchoくん、連続投稿ありがとう!
しかも、すごい大作。 matchoくんの思い入れが詰まった作文を読んでいて、涙が出てきたよ。 次に続く人は困るだろうな〜。
『History』の選曲を各レコード会社別に分析するなんて、腕利きの歴史家達も舌を巻いてしまうでしょうな。
まだまだ、思い入れは尽きないようだね。 次の投稿、楽しみにしているよ!
・・・・もちろん、お仕事もがんばってね。」 すーより
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