第3回さとっさん同盟OFF会

2000年7月9日日曜日11:00〜20:00 in 六本木

○前夜祭(2000年7月8日土曜日 in 新宿)

 15年振りに、岸田さんのナマの歌が聴ける喜び、七夕コンサートを迎える前に何か勢いをつけておきたい。(笑) という訳で、前日、有志だけで前夜祭をすることにしました。
 参加者はすーさん、HIROさん、小町さん、私(くに)の4名。

 すーさんとHIROさんは、台風とともに、新幹線で上京されました。
 天気予報によると、土曜の夕方まで影響が残るという話だったですが、その心配は全然ありませんでした。 やっぱり私って晴れ女・・・・(過去に、とあるイベントが野外で行われた時、24時間以内に台風が二つも通過したというのに、昼間の開催時間には、その影響もなく決行されたという経験を持つ頭の中も晴れ女の私であります(笑) )
 信濃町にあるビアバーで、まず軽く歓談。
 久々の再会と、翌日への期待感で、妙に落ち着かない面々。
 半年前のオフ会で願った「いつか皆で岸田さんの歌を聞きたい」という思いが、こうも早く実現するとは思いませんでした。
 軽くのつもりが意外と盛り上がり、小町さんがお勧めする お寿司屋さんのある新宿へ移動。 予想通り美味しいネタが、岸田さんの話と、各々の近況話で更に味が増し、アルコールもちょうど良い具合に回ったのか、絶好調になったその足でカラオケボックスに突入!
 私達のカラオケは一人では歌いません、昔の歌声喫茶のように皆で歌います。(笑) その一風変わった風景に、飲物を運んでくる店員さんも、さぞびっくりした事でしょう・・・・
「きみの朝をバックに熱帯魚・・・・そしてラストは亀〜♪かめの朝(笑)」
「きみの朝」が流れるバックの画面は熱帯魚・・・・そして、最後のカットは亀が泳いでいる絵面なのです。 このミスマッチが結構ウケました。
 そして入れた最後の曲、「今夜は秘密の・・・・」。 一応デュエット曲なので、HIROさんと私ですることにしました。
 うろ覚えで歌っていると何やら小町さんの様子が変です(笑)
「初めてまともに聞いた〜」
 どうやらリアルタイムで、この歌をご存じなかった様子。
 胡麻油のCMソングとして、ずいぶんと前に流れていた曲でしたよね、これって。 知らなかった人は意外にいたと思います。 私も何となくしか記憶になかった(笑)
 この時を機に、小町さんの頭の中には、「い〜ちばん〜し〜○〜り〜」がこびり付いてしまったみたいでした。
 その余韻を (どーいう余韻?) 引き摺りつつ、万全な体調で明日を迎えるために、早めに(・・・・とはいっても、夜10時は回っていましたが)、解散と相成りました。
 明日は待望の七夕コンサート!!

○年に一度だけの<七夕コンサート>
(2000年7月9日日曜日 in 六本木 STB139スイートベイゼル 13:00open 15:00start)

 いよいよ七夕コンサート当日。
 私自身、岸田さんをナマで拝見するのは、ミュージカル以来の3年ぶり。 ギターを持って歌う姿を拝見するのは、何と15年ぶり。
 歳がバレますが、千葉県某市の成人式イベントで、岸田さんはミニコンサートをされました。 当時は、確か岸田さんはNHK朝の連ドラ「いちばん太鼓」に出演されていた頃だと思います。 メデタイ門出に、大好きな岸田さんを拝見できて、私にとって、うれしい うれしい 成人式でした。

 さて話を本題に戻しましょう。
 会場は六本木のSTB 139スイートベイゼル。 いわゆるライブレストランです。
 チケットは全席自由。 言い方を変えれば、「早い者勝ち」。
 集まれるメンバーだけでも集合して並ぼうと、11:00に六本木で待合せ。
 一足先に会場の様子を見に行った みっこさんから、携帯へ連絡が。
「既に並んでいる人がいるので、私達も並んだ方が良いよ。」
 あわてて、すーさん、HIROさん、みどまるさんと移動。
 上には上がいるもので、もう十数人の方が並んでいました。 まだ時計は11:00を回ったばかり。 あと2時間余り、ただひたすら待っていなければいけないと思うと少々うんざり。
 ただ救いは並んでいるところが日陰だったこと。
 適度に水分補給をしながら待っていると、当日はるばる移動してきた 羽丸さんが登場。
 この頃、12時くらいだったと思いますが、もう私達の後ろには、およそ50〜60名の列ができていたました。
 待ちっている時間、何気に耳に入ってくる「ネット」という言葉。 やっぱりご時世なんだな、と改めて、インターネットの力のすごさを肌で感じました。
 ドンドン列が続き出したので、さすがに会場側も配慮してくれたのか、それとも当たり前のキッチリと13時に開場できるようにという手はずなのか、開場30分前に、受付が始まりました。
 で、ドア一枚で開場を待っていると、私たちの横に、岸田さんのニューアルバム「KISSY'S WORLD」の山と、2枚セットのポートレートの山が並んでいました。
 これを目前にして、まだお預け状態のなのかなと思いきや、すーさんが「もう買ってもいいのですか?」と問い掛けると、「はい」という回答が。
 そうなったら動きは素早い、一番近くにいた私たちは飛びつきました!!
 様子は、何と言葉にしたら良いのか・・・・一斉に皆、財布を握り締め商品に突入する姿・・・・バーゲン会場じゃあるまいし・・・・ある意味滑稽ではありました。(笑) 待ってなくても良かったのね・・・・
 順繰りの入場で、私達が入った時には、フロアの前の方は既に埋まっていました。
 しかし、よく見たら、フロア前上手側が ポカっ と空いているのを発見、出来るだけ障害物がない方がいいと思い、そこを確保。 私はお言葉に甘えて、最前列に座らせていただきました。
 座るや否や、腹ごしらえをしなくては。 開演まで2時間、緊張を解すのと、空腹を満たす吊り合いとはどんなものなのか。
 とにかく食べて飲んで喋って間を持たせようと、限定 七夕コンサート ランチ・プレートと赤ワインを注文しました。
 羽丸さんは、岸田さんのコンサート初体験。 みどまるさんも、複数の仲間とコンサートを楽しむのは初体験。 お二人とも、極度の緊張状態でした。
 歓談しながら食事をしていると小町さんが登場。
 仲間が増えて、心地よいワインの酔いで、だんだんと緊張が解けていく感じがしました。
 ふと何気にすぐ脇のステージの床を見ると、3か所×印のバミリテープを発見。 この時は、何か一部の立位置バミリだろうと、あまり深く考える事はしませんでした。
 雑談の内、あっという間に2時間という時間は過ぎて開演!!
 会場が暗くなって、ステージを注目すると、岸田さんがダークグレーのスーツ姿で、いきなり登場。 それも私達の目の前、厳密に言えば、私の目前! ・・・・このバミリは出演者の立位置だったのです、よ〜し、今日はツイテルゾ!!

岸田 「初めての場所で、久しぶりのライブだからと心配だったけれど、こんなにたくさんの人が来てくれてうれしいです。どうもありがとう!」

 久々に聞く、岸田さんのナマ声に感激。
 そして、おもむろに手にしていた原稿を読み上げ始めました。
 しかもその原稿と岸田さんの目の距離・・・・(--;)

岸田 「こういう年になりまして…」

 そんなんだったら、私が書初めを見せるように持ってあげるぞ。(笑)
 そして、FFA(フォーク・フレンドシップ・アソシエイション)の趣旨、活動状況の紹介。

岸田 「なかなか『フォーク・フレンドシップ・アソシエイション』とは覚えにくいもんですからね。『フォークのファンを集めよう』と覚えていただいて(笑)。 是非これから、FFAというのを聞いたら、積極的に参加して応援していただきたいと思います」

 ほうほう、そういう意味なのですね。

岸田 「今日は、その所為もありまして、七夕コンサートという事で、素晴らしい仲間と一緒に、こういうコンサートが企画できました」

 ここでさとう宗幸さん、北川ユミさん(シモンズ)の登場!

岸田 「いやぁ、いかがですか、こういうライブは」
さとう「僕は、ずーっと昔から、こういうライブハウスで『青葉城恋歌』をやってましたから・・・・」
 と、さとうさんは、スマートに会場で目の合った女性の方と、いきなり握手。 (この時、私はドサクサに紛れて、北川ユミさんと握手してしまいました。)

岸田 「いやぁ、すごいすっね、一番キレイな人を選びましたね(笑)」

 ひとしきり笑いを取った後、話を進行させる岸田さん。

岸田 「今日はね。 是非、こういうライブハウスっていうのか、レストランっていうのか、初めての空間なんで、どんな雰囲気になるのか、ちょっと楽しみなんですけどね。 是非、頑張ってやっていきたいと思います」
北川 「今日は七夕コンサートということで、(自分を指差して) 織姫様、二人の彦星様でうれしいなって(笑)」
岸田 「二人の彦星?両方から(笑)」 (をいをい、三角関係の七夕様か?)
さとう 「でね、岸田さんがもしFFAに関して言い忘れたことがあったら僕が言うようにって、言われてるんですよ」
岸田 「あ、そうですか」
さとう「スカイパーフェクトTVでやるとか・・・・」
岸田 「えっ? あぁ、これね! そうなんですよ、今ふと気が付いたんですけど(笑)」

 慌てて原稿を見返す岸田さん。 うまいなぁ、さすがごまかし方がしっかり役者してる。 (爆笑)
 七夕コンサートの模様は、スカイパーフェクトCXフジテレビ721chで収録され
8月6日(日)22:00〜23:30
8月18日(金)24:00〜25:30
の2回放送されるとのことでした。

岸田 「前置きが長くなってしまいましたが、トップバッターのさとう宗幸さん、よろしくお願いします!」

 いよいよ七夕コンサートの開演です!!
 まずは、トップバッター さとう宗幸さんのステージ。

M1  「みちのく広瀬川」
M2  「青葉城恋唄」

 初めて聞くナマの「青葉城恋唄」。 さとうさんって、なぜあのような穏やかな顔をなさっているのだろう。 何か悟りを、啓いてしまったかのようなお顔・・・・ ひょっとすると、さとうさんは癒し系の人かもしれない、なんて思いました。

M3  「昔聞いたシャンソン」
M4  「??」 ←紹介がなくてわかりませんでした。
M5  「二度とない人生だから」

 心に染み、懐かしいすんだ歌声でした。
 さとうさんのステージが終わり、岸田さんと北川さんが登場。

岸田 「今、モニターを見ていたんですけど、すっごい いい顔してますね」
さとう「いや、今日はね。 特に目の前に皆さんいらっしゃるでしょ? 僕照れ屋なんでね、目が合っちゃうと、歌詞を間違えちゃったりするんですよ・・・・実はちょっと間違えちゃったんですけどね」

 目をつぶって歌う事が多いという さとうさん。 時々寝てしまいそうになるとか。(笑)

岸田 「ここで、ちょっと先ほど、実は僕もびっくりしたんですけど。 ふらっと、フォーク仲間が遊びにきてくれたんですよ。 『お元気ですか〜?』とか言う人なんですけど。(笑) 井上陽水さんです!!」

 うっそーっ!!!
 ギター片手に登場した陽水さん。 ん? でもこんな体格良かったっけ?
 第一声、「お元気ですか〜? 」
 場内爆笑。

M1  「帰れない二人」

 しかし、袖でカーテンから顔を出して、様子を見ている岸田さんの表情。 ずーっと笑っている・・・・何かがおかしい。 ・・・・ひょっとして????

M2  「人生が二度あれば」

陽水?「サングラスをしてると、誰だかわからないんで、外したいと思うんですが、ツブラな瞳なんで、『イエイ』と言って外しますんで、皆さんも一緒にせーのっ イエイ!!」

 何と、ものまねの布施辰徳さん!!
 小学校6年の頃、父親が買ってくれたギターで、いろんな人の曲を弾いていて、ものまねもフォークがきっかけだったそうです。 なかなか笑わせてくれるショーになりそうです。 ここからは布施さんの ものまねフォークタイム!!

M3  「22才の別れ(風)」
M4  「赤ちょうちん(かぐや姫)・冬の稲妻(アリス)・夕暮れ時はさみしそう(NSP)」(それぞれの特徴の説明入で1フレーズずつ。)
M5  「季節の中で(松山千春)」
M6  「わかってください(因幡晃)」
M7  「青葉城恋唄(さとう宗幸)」

 もう、それぞれ絶品!! やっぱりうまいなぁ。

布施 「僕は、実は、隠れ岸田敏志ファンなんですよ。 その証拠に、ファンじゃなくちゃ歌えないような曲を歌ってみましょう。」

 会場内、拍手喝采!

布施 「さっき、楽屋ですごい事があったんですよ。 僕が何気に練習していたら、岸田さんが後ろでハモってくれてるんですよ。 そしたらね、ピックくれた(笑)」

 よく見たら、使ってるギターのペグのそばに、差し込んであるではありませんか(笑)

布施 「これね、お守り(^o^)丿」←マジで嬉しそうでした。

M8  「ガール・蒼い旅・きらめいた海」

 おー、なかなかスゴイ選曲だ!!!

布施 「それでは、一足先に・・・・」

M9  「きみの朝」

 笑顔付きで、1フレーズ。

M10 「桜坂(福山雅治)」

 爆笑の内に布施さんのショーも終了。
 岸田さんとさとうさんが登場。

岸田 「参りましたね〜」
布施 「(金八先生の真似で)だから、お前たちは何をいっとるんだ。 このばかちんが〜。 私の金八時代の後釜に出た新八、仙八です。」
 大爆笑!!
岸田 「いやぁ、何でも出来ちゃいますね〜。 ジャンボさん。」
布施 「(ジャンボ尾崎の真似で)いやぁ、あのね。 途中で調子悪くなっちゃってね。」
 岸田さんも調子に乗って振る振る。(笑) しかもまた、それが似てる!!
さとう「ものまねの基本ってなんですか?」
岸田 「そう、それをちょっと聞きたいなって思ってた。」
布施 「それは、ただ一つ! 似せる事です!」
 二人ずっこける(笑)
 声を似せる事も大事ですが、布施さんの場合は、顔マネからまず入るそうです。 顔が似るから、声も似る、という理屈だそうで・・・・
岸田 「じゃ陽水さんなんかはこう・・・・?」
 必死に口角をゆがませる岸田さん・・・・う〜ん、無理みたい(笑)
 ものまねは、日々稽古が鉄則のようです。

 続いて、北川ユミさんのステージです。
 あまり北川さんの歌を知らないので、曲の紹介のみですみません。(--;)

M1  「ひとつぶの涙」
M2  「星の数だけ愛してる」
M3  「明日の夢」(四国電力CMに使われている曲だそうです。)
M4  「サボールアビィ」
M5  「恋人もいないのに」

 さすがに定番曲!! 場内で大合唱になりました。
 さとうさんと北島さんが、セッティングまでの間、しばらく場ツナギ。
 スタッフに、準備OKと背中を突付かれたさとうさん。

さとう「お待たせしました! 岸田敏志さんです!!」

 明るいグレーのスーツ衣装が、爽やかな印象でステージに映えます。
 ドラマチックなシンセの音から始まりました。

M1  「きみの朝」

 ニューアレンジでとっても新鮮。
 岸田さんご自身の歌い方も、ステージ風になっていて、より曲のスケールがパワーアップした感じです。
岸田 「いやぁ、何だかスゴイ盛り上がりになって来てますね。 ホントにどうもありがとうございます。 やっとレコードが出来ました。
(ここで会場から拍手)
今日は、多分、ファンクラブの方たちも、たくさん来てくれていると思うんですけど。 『もうすぐ出す、もうすぐ出す』って言いながら、もう11年も経っておりまして・・・・やっと出来上がりました。 もう、始まる前に会場に来て下さった方達が、90名も買ってくれたって聞いて
『えーーーーーっ!!』と、びっくりしまして。」
 岸田さんは、何故かCDをレコードとおっしゃる(笑)・・・・ま、別にいいか。(^_^;)
 今回のアルバムは、試行錯誤しながら、3ヶ月間も時間を掛けたそうです。 ジャケットも手作りで完成させたので、もうこのCDが、可愛くて仕方がないのだそうです。 ご近所の方が、買うと言ってくれた時には、鳥肌が立つくらい嬉しかったとか。
岸田 「今回、コンサート後に手渡しで売るからと、その時にサインも、と言っていたのですが、既に、90枚も売れてしまったので・・・・後で買ってくださった方に、サインをお配りしますから、是非持って帰って下さい。 ・・・・あ、いらなきゃいいですよ、無理にとはいいません。(笑)」
 なんて仰り様、大事に頂戴仕りまする。m(__)m サイン書きは、思う以上に大変な作業なのですから。
岸田 「今日は、皆さんに初めて歌う曲が、結構あるもんですからね。 ちょっと、ドキドキしているんですが・・・・手拍子よろしく!」

M2  「銀河鉄道 Blue Train」

 いよいよギターの登場。 ちょっと、アップテンポの歯切れの良い曲。 会場の手拍子もあり、一気に場内はいい感じ!!

M3  「9月の雨」

 ガラッと曲調が変わり、しっとりとした曲に聞き惚れる・・・・
岸田 「このレコードのジャケットも、実は自分のコンセプトを考えて創ったんです。 この中に一曲、環境をテーマにした歌があるんですね。 その歌は、僕自身も大好きな歌で、こういう風に考えながらいきたいな、と思ってる歌なんです。 青い地球が、色薄れてしまってきていることに気付いて、悲しそうにその地球を見つめている一人の少女、アンジェリーナ・・・・というコンセプトで創った歌なんですね。」
 そのイメージを出すために、いろんな少女の写真を探しまくったものの、なかなか合うものがなくて苦労したそうです。 やっと見つかって、「こんなのが出来た!」と、いろんな人に見せたら、「お子さん?」と言われて・・・・「子供じゃないよ〜」と、返しながらふと思ったそうです。
岸田 「じゃ、俺のかみさんは外人か〜?」
 大爆笑!!!
 子供といえば、今、娘さんがボストンに留学されているそうです。
 親としては、アメリカというお国柄、どういうことがあるかわからないから心配だけど、ひとりで全部手続きをして、「行きたい」という熱意に負け、了解したんだそうです。 ただ一つの心配事。 娘さんが帰国の時、そのとなりで「ハーイ、パパさん!」と、やってきたらどうしようか、ということらしいです。(笑) 岸田さんも、同じ世のパパなのですね〜。

M4  「涙のアンジェリーナ」

岸田 「今日は、いつになく緊張しております。 楽しもうと思ってきたんですが、やっぱり、初めての歌、初めてやる雰囲気って、どうしても緊張するんですね(笑)
(気を取り直して) 実は、1ヶ月半くらい前に、新八先生の生徒たちから『同窓会をやります。 是非来てください。』と、案内状が来ました。 数えてみると、もう20年経ってるんですね。 当日、案内状を見ながら探していると、いろんなお店がある中に、看板に、ふっと小さな白い紙に、『1年B組』って書いてあるんですよ。 『ここだ!』と入ったら、もう『わーっ!』と、大騒ぎになりまして。 夕方4時から、場所を移りながら夜12時頃まで、皆で話をしました。 17名の参加だったのですが、その中の一人に、『田上三郎』という役をやっていた、賢い子がおりまして。 彼は、今、シアトルにいて、Microsoft社に勤めているというんです。 この日は、わざわざ同窓会に出席するために帰ってきた、というので、抱き合って喜びました。 その子供たちも、33歳。 この頃の社会的な問題である世代の子たちって、難しいと考えてたりして作った歌です。 聴いてください。」

M5 「Something Wrong 」

 岸田さんのギターのみの歌。 心に、ズシッとくるものがあって・・・・ギター一本って、いいなぁ。

M6 「黄昏」

 定番曲!! アレンジで、更にドラマチックな「黄昏」。 この歌を語らずして、岸田さんを語れません。 聴く度に、シチュエーションが浮かび、一つのドラマを見たような気分になります。
 岸田さんの説得力はすごい! もうこれは、私にとっては、尊敬に値するものです。
岸田 「さて、今日は、一つだけ皆さんに、手伝って欲しいことがあるんですよ。 これから『21のキャンドルライト』という歌を歌うんですが(拍手)・・・・拍手した人は、絶対に手伝ってくださいね。」
 ・・・・拍手してしまった(^_^;)
岸田 「この歌を、どうしても今回のアルバムに入れたいと・・・・それは何故かというと、『21世紀に向かって』という、『21のキャンドルライト』にしたくて、仕方なかったんです。」
 そのお手伝いというのは、会場のみんなでコーラスをするというものでした。
岸田 「”Happy Birthday, 21,,,,Happy Birthday, 21 century,,,,”という簡単なものです。 英語に堪能な方は、『21th centuryだ。』と。 それは違うぞ、と思われるかもしれませんが、そんなのは無視しまして・・・・」
 で少し練習タイム。

M7 「21のキャンドルライト(21 century version)」

岸田 「21世紀に向かって、歌っていきたい、と思っております。 是非、みなさん、口ずさんでやって下さい。」
岸田 「ホントに、今日は、どうもありがとうございます。 久しぶりのコンサート、やっと何だか落ち着いてきた頃には、もう最後の曲になってしまいました。
みなさんも、もう、ご存知の通り、名前の文字を変えました。 ・・・・そんなに、引かないで下さい。(笑) 敏捷の『敏』に『志』という字。 ・・・・僕は、もう、すっかり慣れましたが、21世紀に、そして、11年振りの、この『kissy's world』というアルバムの、その活動に対する僕の心意気・・・・意気込みだと思って、可愛がってやってください。 『おやすみ』という曲を、最後に聴いてください。」

M8  「おやすみ」

 最後に、出演者が全員登場。
岸田 「どうもありがとうございました。(布施さんを見て)あ、美川さん、どうもありがとうございます。」
布施 「(美川さんのマネで)あ、どうもありがとうございました〜」
岸田 「せっかく、みなさん、こうして集まっているんですから、いっしょに何かやろうと思いまして。」
「500マイル」「七夕さま」の大合唱で幕を閉じました。

 感動の内に、七夕コンサートも終了。
 さて、出口を見ると、長蛇の列。
 まだ余韻が残っていたので、慌てて出ることもないと思い、しばらく座っていました。
 そろそろという頃合で、出口に向かうと、何やら、俄かに興奮に包まれているようです。
 すーさんが、列の先頭を偵察、出口で岸田さんが、一人一人に買ったCDにサインをしてくれているとのこと。
 みんな一斉に、CDのビニールを剥がしだしました。(笑)
 それにしても、うれしいハプニング!! 岸田さんを、近くで拝見できるなんて、そうそうございません。

 先頭のすーさんが、岸田さんに、「さとっさん広場のすーです。」と、言った瞬間、「あっ、、、、そうですか。(笑)」と、岸田さんは、しばらく笑ったまま固まっておられました。(笑)
 きっと、突然だったので、びっくりされたんですね。
 すーさんを必頭に、HIROさん、小町さん、羽丸さん、私(くに)、みどまるさん、みっこさんと、さとっさん同盟のメンバーが続いていたとは、岸田さんも努々思ってもいないことであったでしょう。(笑)
 小町さんは、持参していたマーチンのギターに、サインをしてもらっていました。
 いいなぁ、きっと家宝になるんだろうなぁ。
 他の方も、それぞれ岸田さんと会話を交わされているはずですが、とにかく緊張していたので、自分のことだけしか覚えていません・・・・ごめんなさい。(--;)
 どこにしてもらおうか悩んだ末、私はCD盤にサインをしてもらいました。
「いいの?ここに書いちゃって。」
「はい、お願いします。」
「(ここに書いた事で)何か聞けなくなっちゃったりしたら・・・・」
 心配する岸田さんに、横にいたスタッフの方がこう言いました。
「そういう時は、もう一枚買っていただければ。(笑)」
「あっ、そういう考え方もあったか・・・・そうか、そうか。(笑)」
 妙に納得していた岸田さんでした。 なんて商売上手!!

 外へ出ると、チー坊さんと合流できました。
 しばらく、コンサートには参加できないけれど、オフ会には参加できると言っていた ねこさんも登場。 いいタイミングでCDも買えて、岸田さんとも握手ができた様子。 よかった、よかった。
 メンバーが揃った所で、いよいよオフ会に突入と相成りました。

 会場の近くにあるオープンテラスのイタリアンなお店。
 興奮気味の私たちには、心地良い外の風、開放的な空間でのOFF会です。
 みなで岸田さんの歌を聞くという念願が叶い、それにコンサートの余韻も混じって、美味しいビールと焼きたてピザ。 いい雰囲気で、それぞれが歓談。

 欲を言えば、どこかで歌える所が良かったかも。・・・・でも、こういう興奮の後じゃ、体力を豪く消耗してしまうか・・・・。
 これから岸田さんの活動が活発になると、追いかけていくこちらも大変になりそう。
 岡山後楽園のライブ、東京會舘のディナーショー、秋の兵庫県和田山のコンサート、全部に行くほど資金もないという悲しい現実。 どれが一番効率良く楽しめるかを、考えないといけないようです。
 今後一番の課題ですね。(笑)
 ・・・・ひょっとすると、秋にまたOFF会かな。(笑)
 1時間半ほどの時間が経ち、そろそろお開き。
 楽しい夢のような一日を過ごすことができました。 歌手活動再開という新たな門出を、岸田さんを愛するたくさんの方と、あの会場でお祝いをした、という感じでした。
 そして夢をくれた岸田さんにますます感謝します!!!

○番外編

 深夜快速で帰るすーさんとHIROさん、そして深夜バスで帰る羽丸さん。
 まだ、発車時間には余裕があったので、お付合いできるメンバー(ねこさん、みどまるさん、くに)で、東京駅に近い有楽町の喫茶店に移動。
 話題は、今後の「さとっさん同盟」の活動やら、メーリングリストの活用方法、そしてメインはやっぱり気分はもう「和田山」(笑) やっぱりターゲットは、秋のコンサート。 結構行く気の私。(笑)←資金は大丈夫なのか?(^_^;)
 ひとしきり話し込んだ後、解散。
 羽丸さんは東京駅に直行。 すーさんと、HIROさんは、まだ時間があるとラーメンを食べに、ねこさんと、みどまるさんと、くには、有楽町駅から帰途に着きました。
 強行軍のスケジュールをこなし、帰宅して爆睡状態に陥ったことは、いうまでもないことです。(@_@)
 みなさん、お疲れ様でした!!!!!!

レポート:くにさん

戻る