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 三重県釣連盟 普通救命講習会実施




日時 : 平成19年8月5日(日) AM9:00〜12:00

場所 : 津市久居消防署

当日は、早朝より各クラブからの参加者20名が、心肺蘇生法と
最近注目されているAED(自動体外式徐細動器)の取扱講習を
受講いたしました。

また、久居消防署救急救命士及び職員による水難事故に対する
お話や、事故例を丁寧に教えて頂きました。  


 





  「そこのあなた、119番通報して下さい!」  

  「電気ショックを実施して下さい」

参加者全員が、真剣に講習に取り組み、心肺蘇生法とAEDの知識を習得しました。
今回、お世話になった、津市久居消防署の救急救命士及び職員の方々に感謝いたします。



心臓のリズムを崩した状態(心室細動)をAEDで取り除き、
心臓のリズムを正常に戻す事が、救命のために大切とされ、効果も非常に高い。

AED(自動体外式徐細動器)の取扱方法


@ AEDを使いやすい場所に置き、
電源@を入れる。


A袋から、パッドを取り出し、パットの絵に従って、
傷病者の胸に貼り付ける。



Bパッドに付いているコンセントを、本体に差し込む。 
自動的に心電図の解析が始まるので音声案内に従う。


C音声にて電気ショック開始の案内が出たら、
Bのボタンを押す。
(この場合、電気を受ける可能性があるので
傷病者から離れる事)


C電気ショック後、直ちに胸骨圧迫を行い
心肺蘇生法を再開する。



*上記の動作を繰り返し、傷病者があきらかに動きだすか、
救急隊が到着し引き継ぐまでは、絶え間なく繰り返すことが大切です。





@周囲が安全な状態か確認する。
「周囲確認ヨシ!」

A傷病者の方を両手で軽く叩き、
「だいじょうぶですか?」と、呼びかける。
1回目は、小さく、2回、3回と声を大きくする。

B助けを呼ぶ(119番通報、AED手配)
「そこのあなた、119番通報して下さい。」
「そこのあなた、AEDを知ってますか? AEDを持って来て下さい。
無くても、必ず戻ってきて下さい。」



C気道を確保し、呼吸の確認をする。
(気道確保)傷病者の額に手を当て、頭部を後屈させる。
もう片方の手で、アゴの先端部分に指先をあて、持ち上げる。

傷病者の鼻と口に頬と耳を近づけ、目で胸の動きを確認する。
「見て、聞いて、感じて、4,5,6・・・・9,10」
と10秒間呼吸の確認をする。

D人工呼吸開始
1回の吹き込みは、約1秒とし、2回行う。
(鼻をつまみ、口全体を覆うようにして吹き込む)


E胸骨圧迫(旧 心臓マッサージ)
乳房と乳房を結んだ、丁度真ん中の堅い部分を真上から30回、
AEDが届く又は、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく継続する
(1分間に100回のテンポで30回づつ繰り返す。)


FAEDが到着し、電気ショックを行っても、音声に従って、
胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返しおこなう。
また、救急隊が到着しても、ホットして止めず、絶え間なく継続する。


*海で落水により、溺れて水を飲んでいる場合でも、まずは、心肺蘇生法を実施する事が重要!!

飲んでいる水を吐かす事は、考えなくても、胸骨圧迫などで自然に吐く場合が多い。
吐かす方法を考えている時間は、ムダ!!まずは、迅速に心肺蘇生法を行う事が大切である。


*磯の上で行う場合は、岩やフジツボ等で、圧迫した時に、背中を傷つけ、出血の恐れがあるので、
ライフジャケットを何着か敷いたり、平らな場所に移動が出来れば移動させる。