魚作の干物づくり商品の紹介新鹿物語魚作日記
魚作日記 逢神坂峠入り口

毎度ありがとうございます。新鹿町では、一雨ごとに暖かくなり、桜の花も満開です。
熊野古道も世界遺産登録を目前にせまり、古道を楽しまれる方々の姿を見かけることが多くなりました。私も新鹿町の古道ぐらいは知っておこうとトレーニングがてら新鹿町の逢神坂峠入り口(伊勢路でいえば出口)より走って登り始めました。写真は、逢神坂峠入り口にある橋間の庚申様です。


平成16年
4月7日(水)の日記


熊野古道 逢神坂峠

熊野古道案内板
熊野古道の案内板です。右手には新鹿海水浴場、左手には竹林があります
過去のログを見る
2003年の魚作日記
熊野古道 逢神坂峠
新鹿町、二木島町の4.1キロ間を標高290mの逢神坂峠と、240mの二木島峠の熊野古道です。

峠名の由来は、伊勢神宮と熊野権現が出会うという意味。かっては狼が出没したからとも。

風の音
山沿いの道から山中への道に入ります。山の静けさの中では自分の足音、鳥や虫の音、それ以外にビックリしたのは風の音でした。風が杉の木を揺らすと幹がきしみ、「コオーオオオ」という、まるで生き物の鳴き声のような音が聞こえました。
猪垣 山水
古道をはさんで左に猪垣と右上には山水が集まって流れていました。この山水は古道を遮って流れているのではなく、古道の下にしゅんで何処に流れているかわかりませんでした。
胸突き八丁の坂
さらに奥に入っていくと、左下より水の音を聞きながらいよいよ胸突き八丁の坂にはいります。
逢神坂峠頂上
天気はいいのですが、先日降った雨で石畳が非常に滑りやすく、走って登るには結構タフなコースだなと感じました。結局、古道を観察する事を忘れ、「走りきったろやないか」という私のトレーニング魂に火がつき、33分13秒で走破しました。この写真は逢神坂峠の頂上です。横たわっている木は自然災害で倒れたものだと思います。
帰りはさすがにこの峠を戻るより、国道の方が楽だと思い311号線を二木島、遊木、を経て新鹿の魚作商店まで19分11秒で帰ってきました。さすがにしんどかったです。
私生活の中でランニングしている時が、ある意味ゆとりを持って考えられる時間の一つであります。

走りながら、熊野古道について考えました。熊野古道とは修行の道なのでは?
いにしえの人々が神々に会うためにどんなにきびしい道のりでも乗り越えるんだという想いでこの道を歩いたのでは?
その中で人々は、考えさせられ、学ばされ、気づかされた事がたくさんあったのでは?

熊野古道とは知れば知るほど奥深い魅力があるものだと思いました。

是非 皆さん、熊野古道を通じて大自然とふれ合い、自分の心の旅に出てみてはいかがですか。
私は、いろんな時期や時間帯を考えながら逢神坂峠の魅力にせまる事と、西国一の難所といわれた八鬼山(627m)越えに挑戦してみたいと思っております。