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孤独に押し潰されそうで
あなたに身をゆだねたけれど
もっと孤独になっただけだった
どんなに苦しくても
どんなに悲しくても
無残にも朝はやってくるんだね
その一瞬の快楽が
そのあとに襲う罪悪感より
勝ることを知っているから
人間はどこまでも堕ちて行くのだろう
何度からだを重ねても
心が重ならなかったら
虚しい個人プレイだね
一瞬で火がついて
すぐに消えてしまった恋
あまりの短さに
私の歴史に組み込まれる
余地もなく
ただ人ごみの中でで
肩と肩が触れ合ったような
そんな恋
まるで伝染したストッキングのように
小さなほころびで
すべてがダメになるような
そんな恋はもうしたくない
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