Poetry

僕は君に惹かれはじめていた
君と最後の夜に
僕たちは真夜中の海にいた
 
波の音しかない
その広すぎる空間に
僕たちは佇んでいた
 
砂のベッドに横になれば
満天の星空
星がつかめそうなくらい
近い空
 
僕たちは砂まみれになって
ひとつになった
 
僕は君に惹かれ始めていた
 
はじめて君と出会ったその時より
僕は君に惹かれ始めていた
更新日時:
2004.03.29 Mon.
飛ばない鳥
君は
目が見えず
口がきけず
何も聞えなくなった
やせ細った鳥
 
止まる枝も
帰る巣もない
つがいもいない
 
君はすべてから逃げて
どこへ飛んでいこうとしているの
 
君は飛べない鳥じゃなくて
飛ばない鳥
飛ぶことを諦めた君
 
君は飛んでいく場所などなくて
同じ場所に止まっているだけ
ずっと同じ場所に止まっているだけ
更新日時:
2004.03.29 Mon.
あなたの心をつかもうとして
必死につかんでみたけれど
それは指と指の隙間から
こぼれ落ちていって
手を開いたときには
もう何も残っていませんでした
更新日時:
2004.03.29 Mon.
生まれてくるときは
泣いてはいけないとか
泣いたら弱いとか
そんなこと考えもしないで
素直に泣けたのに
どうして大人になると
人は素直に泣けなくなってしまうのだろう
更新日時:
2004.03.29 Mon.
The end of sorrow
君の頬を伝う
大きな粒が意味するものは何?
葛藤、悲しみ、苦しみ、喜び
ささくれだった感情も
傷ついた感情も
全部吐き出してしまえばいい
もう誰も責めたりしない
rightとwrong
goodとbad
私たち人間の思考がつくりだしたもの
そんなものに振り回されず
自分を信じて
更新日時:
2004.03.29 Mon.
prev. index next

戻る


Last updated: 2004/9/23
Copyright tranquil soul Allrights Reserved 2004.
 

ozukjp@yahoo.co.jpmail 2 me