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銭湯黒鱒
Magazine

W/D 4th 風屋貯水池戦 7/11

WESTERN DIVISION

RESULT

Tour 2004
パームス・シマノ・本多電子・クエストCUP

 

◆ プラで考えたこと・・モナ

 今回は三瀬谷戦の翌週から6/206/277/4と、仕事の都合で何れも日曜日だけ計3日間プラに入った。アフターからアーリーサマーへの移行期であり、プラではファースト・ムービング中心の釣りを心掛けた。理由はバスの体力回復が早いエリアを短時間で見極めるためと、状況次第では本戦当日もスピナベ等のファースト・ムービングで押し切る展開も十分アリだと考えたからだ。

ダムの状況を大きく変えたのは6/21の台風直撃である。それまでは下流域も視野に入れていたが、6/27の時点でも日本とは思えないほど白く濁った状況は、それまでのプラが無意味であることを物語っていた。このとき、残された7/4だけでエリアを絞り込むために「下流域は捨てる」と決めた。通常、リザーバーの濁りは上流域より引いていく。濁るのは一瞬(24h以内)でも引くには時間が必要だ。つまり濁りが強ければ強いほど下流域のバスの回復は遅れコンディションに差が生じる。このため、7/4の最終プラと本戦当日は、下流域へは一切ボートを走らせなかった。仮にバスは釣れたとしても「美味しくない」からだ。もっとも、下流にもグッドエリアが存在したかも知れないが、限られた時間内でより可能性の高い上流域のチェックを優先したいモナ ・・トーナメントとは、そんなモンである。

ヒューマとの駆け引き・・モナ

最終プラでは、コーポ山田で計3時間程度、色々と試行錯誤の結果、8001kg×5本が可能であることが見えてきた。この間に出会ったメンバーのうち「こいつは知っている・・」と思えたのはヒューマだった。珍しくこちらから声を掛けると、当日の朝一は99%バッティングすることが判明した。この時点でTリーダーである彼と、同じエリアで終日バッティングだけは避けたいと考えたので、フェイント・トークに及んだ。問題は、コーポ山田がキーパー場なのか本命か?である。敵も然る者、なかなか本音は語らないので、コチラから「こんな場所、5本揃えたら移動するで・・」と、心にも無いことを吐いたが、相手がこの言葉をどの程度信用したかは定かではない・・・But、状況が変化した当日、ヒューマがこの場所を「見切る」判断の際に、「5本揃えたら移動する」という一言が微妙に影響したとすれば・・・だったモナ。 ・・トーナメントとは、そんなモンである。

◆ 「コーポ山田」バッティングの真相・・モナ

当日は、ヒューマ艇とのバッティング覚悟で、本命の「コーポ山田」へと向かった。バッティングした場合、普通なら上流側 or 下流側の、どちらか釣り始めた側をシェアする展開か、またはエリアの途中で互いのボートが交差する展開が予想されるのだが、その真相は・・・。

ヒューマ艇がスタート地点付近でゴソゴソするスキに、チャブ艇がコーポ山田に先着。下流側から釣り始めたが5分としないうちにボロロ〜ンと駆け付けたカラス色のボートを見て、慌ててエレキで中央部に移動した。これを見たヒューマ艇は上流側から釣り開始。それを見て、ヒューマ艇と少し距離を置いた所まで釣り上がると「ココから上流は君のエリアだから入らないヨ・・」と言わんばかりにUターンを敢行! こうすればUターンした地点より下流へは相手も入り辛くなる。全ては計算づくの行動だが、こうして上流でも下流でもない中央部にチャブ艇は陣取った(もし、バッティングしないなら、プラで◎だった上流側から釣り下っただろうけど・・)。

その後も、エリアの途中で交差するカタチにだけは成らないように注意した。理由は、こういった事に関して勘が人一倍働くヒューマに、場所ではなく釣り方の違いであることを悟られないためモナ〜 ・・トーナメントとは、そんなモンである。

◆ カンちゃんとの違いは一体何・・モナ

今回、ゴッド・フィールド君ことカンちゃんとは「初顔合わせ」だったが、彼と自分の違いを一言で表現すると「リザーバーにおける引き出しの多さ」である。当日、コーポ山田(34m)のパターンは、ボクが@スピナベ→Aカットテールのネコ1/64oz→B同1/32oz→C同ノーシンカー(ステイ)→Dゲーリーワッキー&ガルプのDショット(定点シェイク)。一方、カンちゃんは、@ヤマセンのノーシンカー→AハンハンJig→Bミドスト→CリーチのDショット(定点シェイク)。スタート直後はプラで掴んでいるボクが先行したが、明らかに「定点シェイク」パターンのサイズが良く、バックシートから強烈に捲くられた。言っておくが、彼の「定点シェイク」は、サイトでは?と思えるほど執拗で、オフサイトではあるが魚が見えている。彼は死魚とバラシがなければ3キロ半は軽く越えていたし、朝一からボクの中に「サイトのようなオフサイト」があれば・・ But「・・たら、・・れば」はないモナ〜! ・・トーナメントとは、そんなモナである(←ツカイカタ、アッテル?)

最終戦はどうなる・・モナ!

   終わってみれば上位の順位は変わらず、結局、三瀬谷に続き「痛み別け」ってことかいな? この一ヶ月、ワテは一体何やっとったのやろか? う〜ん、そんな風に考えると、またブルー入るので止めるけど、力不足ですわ・・。

   ガリヲとの差が1405g、何気に「チャブ台返し」できるウエイトでもないけど、池原ダムということを考えれば、簡単に逃げ切れるウエイト差でもない・・。当面は琵琶湖で夏合宿・・と、言いたいところだが、気持ちは早くも「池原」極道プラか? 首の皮半枚あると信じて、今年も最後まで完全燃焼させて貰いますわ ・・簡単には終わらせへんから、覚悟しとくモナ!






Today’sStand Boat Angler Club Bass Weight Penalty Total etc.
1 5 高 谷 昌 宏 WE 5 2715 0 2715
2 5P 神原茂樹 WE 5 3070 -400 2670 1 dead
3 7 塩倉晃 CE 5 2565 0 2565
4 9 中 出 哲 夫 CE 5 2475 0 2475
5 8 山田健太郎 WE 5 2045 0 2045
6 2 小笠原弘光 WE 5 1880 0 1880
7 10 鈴 木 克 昌 CE 5 1775 0 1775
8 3 中 山 毅 彦 CE 5 1610 0 1610
9 4 甲 佐 直 幸 CE 5 1540 0 1540
10 1 粕山英晃 WE 4 1280 0 1280
11 1P 堀 田 祐 二 CE 4 1260 0 1260
12 7P 郷原正志 WE 2 1035 -400 635 1 dead
13 4P 三村大輔 WE 2 585 0 585
14 2P 小島  茂 CE 2 565 0 565
15 8P 宅間 弘志 CE 2 550 0 550
16 6P 小 関 弘 康 CE 2 385 0 385
17 6 坂口昇 WE 1 185 0 185
18 3P 黒田広慈 CE 0 0 0 0
欠席 9P 平林 寛基 WE - -   -
エントリー 18人
Total Bass 64
Total Weight 25,520
Average Bass 3.6
Average Weight 398.8
Big Bass of the year
Lake Angler Club Bass Weight
1st 七色貯水池 坂口  昇 WE 46.0cm 1415g
2nd 野尻湖 佐藤 義和 SH 41.0cm 1300g
3rd 奥伊勢湖 該当者無
4th 風屋貯水池 塩 倉 晃 CE 43.5cm 1255g
2004 W/D Angler of the year Standing (1st to 4th)
Stand Angler Club 1st 2nd 3rd 4th 5th Total
1 塩倉  晃 CE 3445 790 880 2565 7680
2 山田健太郎 WE 2415 2730 220 2045 7410
3 中 出 哲 夫 CE 2760 950 620 2475 6805
4 高 谷 昌 宏 WE 1520 1780 260 2715 6275
5 小笠原弘光 WE 2590 - 800 1880 5270
6 中 山 毅 彦 CE 2800 0 260 1610 4670
7 堀 田 祐 二 CE 1330 1600 280 1260 4470
8 甲 佐 直 幸 CE 950 640 840 1540 3970
9 鈴 木 克 昌 CE 1260 0 740 1775 3775
10 坂口  昇 WE 2860 0 660 185 3705
11 粕山英晃 WE 340 570 1240 1280 3430
12 神原茂樹 WE 0 0 640 2670 3310
13 郷原正志 WE 1665 480 0 635 2780
14 三村大輔 WE 1135 0 560 585 2280
15 平林 寛基 WE 1670 - 0 - 1670
16 宅間 弘志 CE 930 - 0 550 1480
17 黒田広慈 CE 745 580 0 0 1325
18 小 関 弘 康 CE 635 0 200 385 1220
19 小島  茂 CE 590 - - 565 1155
20 瀬川佳亜旗 CE 440 600 0 - 1040
20 田 坂 光 迅 CE 1040 0 - - 1040
22 足 立 直 樹 WE 745 0 - - 745
23 若野 龍司 WE 440 - 220 - 660
24 加藤  長 WE - - 220 - 220
25 早井隆志 CE - 0 - - 0