梨作り&梨園の様子
3月〜5月

人工授粉作業(4月中旬)

摘果(5月)

梨の花
画像は豊水です。
豊水は晩生品種なんですが、早稲品種の幸水より先に花が咲きます。この花粉をとって幸水に受粉します。

花粉採取作業
余分な花芽を摘んで人工授粉用の花粉を採取します。左上が豊水の花で花粉採取用に丁度良い開花状態。次が、花から花粉の入っている葯(ヤク・・・花のオシベの先に付いているアズキ状のもの)を取り出す作業行程で使う機会。その右は左の機械で取り出した状態の葯。その右がさらに精選し、ほぼ葯だけの状態。次が開葯器で一定温度で保温中の葯。かすかに葯が破れ、黄色い花粉が見え始めてます。右端葯が破れて出来上がった粗花粉。

人工授粉作業
満開の豊水梨の授粉作業です。梵天と呼ばれる耳掻きの反対に付いている毛(?)で一つ一つ丁寧に授粉していきます。あと画像はありませんが、秘密兵器のラブタッチといういかがわしい(?)名前の人工授粉機も同時に使っています。その機械は肩がこるので男仕事(?)で男性陣のが使用しています。

これがラブタッチ

アルミパイプの先にダチョウの羽根が付いた部分があり、その中からパイプを通った花粉が噴出され、羽根で花を撫ぜることにより羽根に付いた花粉がメシベに付着します。

画像は受粉後4日目の幸水(左)、豊水(右)の果実です。一つの芽で最大10個ほど果実が付きますが、その中から1個(場合によっては2個)、さらに一枝で5〜7個程度果実を残すようにする作業が摘果です。この作業は、全て手作業で、受粉後約一ヶ月の間に行われます。