紀伊長島というよりわが家に伝わる      おまじない
    ローカルだけど・・・

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えべすだいこくさん
小学生の頃、運動会では、かけっこが、いちばんどきどきしました。
速く走れるおまじないにえべすだいこくさんを履き物に入れました。
当時の履き物は、タビだったので、窮屈(きゅうくつ)で、それを入れるとよけい足が痛く感じ、速く走れるかどうか疑わしかったものです。
でも、その異物感が気になって、どきどきは、減ったかな?一部の男の子は、速く走れると信じていました。
えべすだいこくさんは、カラスウリの種です。形が、恵比寿大黒様の小槌によく似ているので、その名前がついています。
ちなみに真っ黒い物ほど効果があるそうです。なんか、名前を聞くと、いかにもご利益(りやく)ありそうですね。
手に入ったらご紹介します。


こんな男の子いましたよね?
当時の姿かっこうです。
いかしてる?
もちろん運動会のときだけ。

ちんちょうまんちょうネコの○○
ころんだり、指を切ったり、頭を強く打ったりして、痛がって泣いていると、このまじないがはじまります。
ちんちょうまんちょうネコの○○と、痛い所をなでながら、真面目な顔でこの呪文をいわれると、
屋根に残ってカンピンになっている、のらねこの○○を思い出し、思わず、ふきだしてしまいます。
これは、わが子にもやってあげました。泣きながら、おこりだし、ついに笑ってしまいます。
○○の所は、みなさんの想像どおりです。

魚の骨がささったときのまじない
近所に骨がささったときに、まじないでとってくれるおばあさんがおりました。
姉が、のどに小魚の骨がささり、2日経ってもとれず泣くので、
そのおばあさんにまじないを言ってもらったら、すっきりとれたそうです。
ことあるごとに、そのまじないの話をしてくれる母ですが、一度も聞くことのなかった私は、残念でなりません。

※おじいちゃんの書き残した文書の中におまじないがのっていました。平成15年5月5日 こちら

こぶに効くまじない
たんこぶが出来たとき、よく生米をかんだ物をこぶにのせていました。
そうすると、こぶのあとが残らないということでした。
弟が、よくたんこぶを作ったので、このまじないをしてもらっていましたが、
たんこぶの上にもうひとつたんこぶが出来たときは、さすがに効きませんでした。
(本当は、氷で冷やすのが一番だそうです。)

ずうや(疳の虫封じ)
長島では、小さい子が、夜泣きをしたり、癇が強いと東長島のずうや(寺浦治療院)へ行きました。
たばこのヤニのようなものを背中や胸にポンポンポンとたたいて付けて行くのですが、不思議に疳の虫がおさまりました。
我が家でも次男が、二歳ぐらいの時、疳の虫が出て、ずうやへ行って治してもらいました。
他のお母さんに聞くと、疳の虫が特に強い子は、手の指から白い煙のようなものがでて、虫の出ていくのがみえるそうです。

こうなると、科学では理解できない不思議な世界ですね。


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