江の浦 
東西756間 南北341間 
面積86,991坪 周囲28町37間三尺 深き処二丈鰯七尺


江の浦の昔の風景
旧吊り橋 弁天さん
江の浦のシンボルでした。
大きな船が通るとき橋番の人が、番小屋にあるハンドルを手で思い切り回し橋を開きます。
開いて傾いた橋のてっぺんまでかけのぼり、みんなの注目のまとになる若いし(衆)がいたのも今は、なつかしい思い出です。
私が子供の頃、この橋からサンダルを落として困っていると、通りかかった漁師のお兄ちゃんが、シャツを脱ぎ捨て、ためらいもなく飛び込んで取ってきてくれました。
まるで映画のワンシーンのような光景でした。
昭和の初め頃の弁天さん
弁天さんとむかえは、潮が引くと小さな島が現われ磯がとびとびにつながっていたようです。、湾の奥で養殖が始まったため、船が出入りできるよう、磯が取り除かれ、弁天さんの島だけが残りました。
小学生の頃、船で連れてもらったことはありましたが、おおむかえから歩いて行くのは、冒険でした。
近くに朽ち果てた船があったので、よけいどきどきして、30分も遊んだら、急いで帰ってきたのを覚えています。
こに記載の写真は、紀伊長島古里懇話会の写真集よりお借りしました。