shinkyoku201507
「第12回新曲コンサート 2015 7/26」
Folksで夏・冬の恒例行事となった「新曲コンサート」、今回で12回目となりました。
前回より「熊野四人衆」の阪口さんと川端さんが主催スタッフに加わり、当初からの主催者である
松原さん&井上さんと4人持ち回りでコンサートの司会・進行を担当してくれています。
今回の担当は川端さんだったのですが、事前に出演者全員に演奏曲のタイトルを確かめていてあることに気づきました。
なんと2名の新曲タイトルが、表現は違えどほぼ同じ内容だったのです。
そこで普段は公平にとコンサート冒頭でジャンケンにより演奏順をきめることが多かったのですが、今回はその二人の
曲をコンサートのハイライトとして後半に並べることにし、それを中心に全体の出演順も事前に決めていきました。
さてさて、どんな流れになりますか・・・
1、今までのように 思うように(西玉博和)
トップバッターは田辺から来店、ほぼ出演レギュラーに定着しつつある西玉さん。
ちょっと“天然”が持ち味の西玉さんですが、多くの出演メンバーにとって笑い事でない
年齢とともにくる身体の変調を、ユニークな曲にまとめて発表です(^^)。
2、Rのブルース (阪口圭一)
本業の接骨院の他にも様々な活動で「熊野」を発信している阪口さん。
今回タイトルの「R」は熊野方言の「ある」(人が“いる”ことをこう表現する)をひっかけているそうです。
演奏スタイルはウクレレでの即興弾き語りブルース。
歌わず「語り」をところどころに織り込む歌詞の内容はあいかわらず深いなぁ!
3、宇宙が私のそばに来た (中口りな)
中学生になっても新曲コンサート出演を続けてくれる、皆のアイドル最年少のりなちゃん。
今回の新曲は久々に自ら創った物語を元にしたもので、挿絵(?!)の作者ももちろんりなちゃん。
“元祖“男女ユニット(!)、作曲の井上先生との息のあった師弟コンビぶりもいつもどおりです。
4、三年目のあじさい (川端千景)
ここまで司会として出演者と曲紹介の他、演奏後のインタビューまで仕切ってくれていた川端さん、
第一部の最後に自ら登場。
4年前の水害からこれまでの自らの心境と那智谷の変遷をあじさいの花に託して歌う、これはいわゆる「私小説」?
でも曲調はいつもの「川端節」でホッとさせてくれました(^^;
いつものサポートWNさんがお休みだったため、急遽出番前の岡本さんがカホンでお手伝い!
5、終わりのうた
6、晴れの日 (monpe)
休憩を挟んで2部のトップは、川端さんのステージに続けて登場の岡本ゆうすけさん率いるユニット“monpe”。
まずはソロで1曲プレイのあと、いよいよ新曲コンサート初の“本格”男女ユニットのお披露目。
年長の出演者達から見れば正に「息子世代」の若い感覚が新鮮です。
自主制作のCDや、ライブの告知もありました。
7、後悔 (ユタ波鳴村)
今回は飛び入りのお蔵入り曲披露ではなく、久しぶりの純新曲で出演のFolksマスター・ユタ波鳴村!
この後に登場する井上さん松原さんと同様のテーマに触れつつも、違った角度から取り上げてちょっと聴いただけではフツーの曲?
ただその辺、しっかりと解説してから演奏させていただいて助かりました(^^;
曲調は70年代叙情派フォークを意識してのマイナーコードアルペジオで。「〇だまさ〇みたい」というご指摘には素直に「ハイ」と?
8、私は安倍とちゃう (井上高志)
コンサート終盤でいよいよこの日のハイライト、井上さん登場。
曲のテーマはタイトルを見れば一目瞭然でしょう、現在の日本社会で誰もが気になる“あの”問題に
ズバッと直球で切り込んでいます。
このストレートさがやっぱりシンガーソングライター(一説には「新宮ソングライター」!?)井上さんの魅力ですよね。
9、WE ARE NOT ABE
10、小さなホームで・・・ 2015 夏 (松原洋一)
そして大トリの松原さん、まずは井上さんと同意タイトルの新曲を“ラップ調”ヴォーカルを交えて披露。
微妙なテーマを音楽のオブラートに包んで送り出すあたりは流石にベテランのニクイところ!
最後のもう1曲はもやもやした気分をさっぱり洗い流すかのようなおおらかな視点と雄大な曲調、
これもやはりベテランならではの味わいでしたね!
以上で終演の第12回新曲コンサート。
ずっとこのシリーズを引っ張ってきた二人が終盤に並んで出演したことで、良い流れのコンサートが
引き締まった印象でエンディングを迎えるという、思わぬ効果が出たのでは?(筆者の個人的見解ですが(^^;)
ではでは、次回来年1月開催予定の第13回新曲コンサートもよろしくお願いします。
どうもありがとうございました!
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