21世紀創造運動


大自然の“ 計 ”に身を置いて

自然の治癒能力を超えて、
“ 計 ”ハカリ が狂い始めているのでしょうか。干天、降雨‥ どれも災害規模となる異常気象が増えました。しかし、私たちが影響を与えていることも多いようです。

中国では、国土の7割を占める森林には人工林が多く、雨によってクラスト(植林表土)が流出するほどに保水能力の低下“ 緑のダム ”機能が損なわれていることが洪水を招く原因だとされているようです。そのため、開墾農地を森林に再生する
退耕環林 たいこうかんりん政策に取り組んでいます。もう一度、大自然の“ 器 ”ウツワ を取り戻そうとしているようです。


私たちの地域では、人知が
“ 計器 ”となって役割を果たします。“ 安濃ダム ”の存在です。農業用ダムですが、治水としては洪水流量の発生を未然に防ぐことの効果。利水では、旱魃に対抗する補給計画を努めます。
この様に、広く地域の皆さんに
土里ネット中勢 安濃ダム の存在と役割を知っていただくため、地域に触れた活動 【 21世紀土地改良創造運動 】 を展開しています。

◆ 洪水調整の実績報告 平成16年の21号台風
10月28日から降り始め、29日13:00までの連続雨量は188mmとなった。14:00には安濃ダムへの流入量が147トン/秒。14:30に4.9トン/秒から放流量を増やし、16:40には最大74.95トン/秒に留めた。空容量をもつことで流入をストックし、洪水量を半減させました。30日までの連続雨量は260mmでした。








涵養林育成の植林活動
涵養林の役割と大切さを生徒たちに学んでもらおうと中勢用水土地改良区は平成21年10月下旬、津市内の生徒たちを水源林である安濃ダム流域に招待して植林活動を行いました。


安濃ダム周辺 キャンプ施設

安濃ダム流域は、戦前植林された杉と檜の針葉樹の人工林で、広葉樹はごく僅かで流域自体の保水能力は余りありません。降雨がある時は
、3時間で安濃ダムへの流入がありますが、その後ダムへの流入は余りありません。それに山林自体、林業従事者の高齢化に伴い間伐作業もままならない状況であり、最近荒廃した山林が目立ってきました。このため、少しでも森林の保水能力を高めてダムへの水源を確保するのと同時に生徒たちに植林活動を通して水源林と農業用水の関わりを学んでもらおう、とこの企画を実施しました。

この企画には、本改良区の農業水利施設・第三頭首工を見学したことがある津市の西郊中学校が賛同し、二年生生徒が学年単位で環境学習として参加しました。植林当日、二年生生徒163名と引率の教諭を植林活動の錫杖湖畔キャンプ場へ招待。バス車中では、改良区職員が頭首工等の農業水利施設を分かりやすく説明しました。

植林会場のキャンプ場は、以前安濃ダム建設時の土捨て場であったところであり、非常に安濃ダムと関わりのあるところです。このため礫等が多く生徒たちにスコップで植林の穴を掘ってもらうのは無理だったため、事前に小型重機で穴を掘って苗木の支柱も打ち込んで当日の植林に備えました。植林当日、生徒たちは「元気に育てよ」「育て、満開」等思い思いのメッセージを書いた木札を持ち寄り、植林したヤマザクラ、コナラ、モミジ、ヤマボウシにかけ、数年先の苗木の成長を楽しみにしていました。

植林後は安濃ダムを見学したほか、水源林と農業用水の関わり等の学習を行いました。
(生徒の皆さんが植樹しましたヤマザクラの一部は、キャンプファイヤー内が手狭になったため
メッセージとともに場内へ移植しました。また、数本は根を張らず枯れてしまいました。)


      



用水路美化活動、アジサイの植栽を実施
平成24年11月3日(土)午前8時から、津市小舟地内の三泗水路で本改良区と南河路ふるさと保全会(会長・谷川公則)が協力してアジサイの植栽を行いました。

本改良区が用水路の美化活動として取り組んでおり、三泗水路には平成22年に続いて二度目の植栽活動となりました。植栽当日には、保全会の谷川会長ら5名と改良区職員5名が参加、用水路法面約60メートルに三年生の西洋アジサイの苗木60本を植栽しました。

一昨年植栽した苗木は大きく成長し、開花時期には紫色の花を咲かせて道行くドライバーの目を楽しませています。今回植栽したアジサイも来年の開花時期には見事な花を咲かせそうです。



津市小舟地内の三泗用水路




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