2000年度 夏休みの平和教育
テーマ 「地域と戦争」 2000年8月4日

1) なぜ,8月の登校日に,平和教育・戦争の話をするのか。
・本日の集会の意味───今日の集会は,みんなに戦争のことを考えてもらうために開いた集会だ。
・8月15日は,敗戦の日。日本がアメリカ合衆国や中国・アジアの他の国と戦争をしていて,負けたと相手の国に言った日だ。

原爆投下を忘れないように。
 戦争と8月といえば,原子爆弾を思い浮かぶ。原子爆弾は初めに広島に次に長崎に落とされた。2発の原爆でおよそ30万人ほどの人が死んだ。その中に海山町の人もいる。いのちを取り留めた人もいて,いまだに病院に行って検査をうけている人も海山町にもいる。


2) 五十数年前に戦争があった
・世界のほとんどの国・人々を巻き込むような大きな戦争であった。
 第2次世界大戦といわれている戦争だ。日本はドイツ・イタリアと手を組んで世界のたくさんの国と戦争を起こしました。日本が戦った戦争を「アジア・太平洋戦争」また「太平洋戦争」とよんでいる。3つの国とも戦争に負けた。

3) 日本が攻めていった国々
・どこの国に攻めていったのか。(地図を見る)
 日本は,となりの朝鮮に,次に中国に,台湾にも軍隊をおくり戦争を始めた。その戦争の道はだんだん大きくなり,アメリカ合衆国・アジアのいろいろな国に軍隊を送り戦争を広げて行った。三重県の兵隊は(主に陸軍は)中国,フィリピン,ビルマ・インドに,船に乗った兵隊や太平洋やインドシナ,ニューギニア等へたくさん行った。
 日本が攻めていったそれらの国々では,どれだけの犠牲者が出たのか。
 朝鮮(約20万人),中国(約1000万人),フィリピン(約100万人) インドネシア(約200万人),ベトナム(約200万人ほとんどが餓死者)の犠牲者が出て,日本人も(約310万人)の犠牲者がでた。[高校日本史(実教出版)より]

4) 戦争は,軍隊(兵隊)だけでするのでなく,国民全体を巻き込んまれる問題である。 例えば,引本の鰹船は,太平洋でアメリカ軍の船が来ないか見張り等をやらされた。

校長から、満州へ行ったの開拓団の話を聞く。

「満州とはどんな所か、どうしてここらの人が満州へ行ったのか。満州で何があったのか。1年に及ぶ逃避行の話」

5) まとめ

アジア・太平洋戦争で,心や体が傷ついた人々がまだたくさんいること。また,今も各地で戦争が続いていたり,起きそうな危険な国々があること。
 

 2001年度 夏休みの平和教育の取り組み 

1、目標
 わが国が、近代化するなかで、侵略行為をしたこと。そのことが相手国民だけでなく、
日本人にも多大なる悲劇を与えたことを伝え、平和を守る事の大切さを学ばせる。

2、取り組み
1) 日時 全校登校日  8月6日
2) 方法
 @全校集会 校長・・・広島平和記念日、長崎原爆の日、敗戦記念日の話。
  (校長が急用で、僕が代わりに話をした。)
 A3つの学年部に分かれて、取り組む。
 (学年部で、部屋に集まる単位を学年部単位か学年単位か学級単位が決める)
 B担当者・・・3つの学年部に担当者を置く。

3) 内容
低学年・・・絵本等を通して、戦争があって、たくさんの人が死に、悲しい出来事があったこと。
中学年・・・絵本・物語等を通して、戦争でたくさんの人が死に、海山町から戦死者をたくさん 出したこと。墓には戦争で死んだ人を祭ったいる場所があること。
高学年・・・物語・史実から、戦争の加害・被害について話す。海山町の人をかなり戦死し、生還した人も長い間苦しんだこと。    等

4) その他
 暑いので、うちわ・タオル等を持たせる。
 絵本はA3版まで大きくできる。

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