この日は、抱接中のペア1組と、
メスを求めて啼き合っているオス5個体を確認しました。
路上の水溜まりですから、数日後には水は涸れてしまうでしょう。

 この周辺では、数週間前から路上に居るモリアオガエル、
哀れ車に轢かれて両足を引きずる個体、ロードキル個体を
確認していました。

 もっとも、里山付近では雨降りには沢山の蛙君達が
同じ目に遭って居るんですけどね。
産卵中のものは、2002年6月のものです。(別の所にも紹介してます(^^;
オタマジャクシの、白いほうは卵泡から出るのが少し早すぎたようです。
今年の観察個体は、左上の様に黒くなっています。
でも腹の方は、やはり他のおたまに比べて白いです。
左の写真は、下の水場に落下後2日ほど経過した個体です。
モリアオガエルです。 
  里山に棲む同じ科のシュレーゲルとは違い、山深いところに棲むこのカエルは、とても神経質なようです。
 水槽にいても、夜しか見ることができません。
  夜行性とはいうものの、産卵は結構昼間にもしているみたいですね。
  繁殖行動時は大胆になるようです。
ある道路です。
 6月下旬から、道路上にモリアオガエルの姿を見つけ調査していました。
路上で、ロードキルになる危険を冒してまでどうして抱接しているのか?
近くに池でもあったかな?とのんきに考えていましたが、
とうとう産卵までしてしまいました。
 原因は、どうも開発によって繁殖池が潰されたことにあるようです。
行き場を失った蛙君達は仕方なく・・・。
 おそらく、生まれた池に帰巣本能を持っていると思われる
蛙君達の運命やいかに! 
 来年は、別の所に繁殖池を求める学習能力があれば良いんですが・・・。
 ミティゲーションが可能かどうか解りませんが、ここにいた個体は
別のグループの繁殖池に移してやりました。
手に獲ってみました。
樹上性のカエルは
手足が吸盤みたいで
ぺたっとして
気持ちいいですね。
山の保安林の看板の守をしているようでした。
お気に入りの場所のようです。
我が家にモリアオ君専用の
ケージをこさえました。
ブナの木と、根元に池と
林床を作ってみました。
うまくいきますかね?


モリアオ君がなかなか出てこないので、
そっと水苔をめくってみました。
ら、居ました居ました、モリアオ君!

2004.04.10


 
 ケージは2006年をもって撤去しました!
モリアオガエルは餌がトンボや蛾なので
毎日の給餌が大変です!!
2004.5
  モリアオの産卵地を見つけました。
  ここでは、樹上よりも湿地の草の上に産み付けられるケースが
 多いようです。
  このときは、7卵泡中5卵泡が地上でした。
 ただ、うまくスニーキング(足で泡立てること)できないのか、
 全体的にべたっとした感じでした。

モリアオ君です。
  樹上で啼きながら雌が出てくるのを待っています。この日の気温は16度。
  雌は出てきそうもありません・・・・・。