ニホンイシガメ

平成27年の繁殖確認を機に亀池を拡大しました。
池はこれまでの甕からプラ船に更新。
スペースも広げ、産卵するための陸地を確保しました。
草地がいいと考え、草を植えてもカメがすべて絶やしてしまうので、
ほぼ裸地の状態です。
平成28年は繁殖は確認できず。
平成29年は4個体の銭亀を確認しました。

平成29年11月に計測したところ、2匹とも
甲長 約70mm、体重 約50g まで成長しています。

また、平成29年生まれの4個体は、
甲長 37mm、体重 8.6g (各平均)
と、一昨年に比べやや大きな個体でした。

 子供の頃(昭和40年代?)には、近所の田んぼやため池で簡単に見られましたが、
最近なかなか出会えなくなってしまいました。
 環境のいいところにはたくさんいるんですが・・・。
 そんなことから、我が家では子供が小さい頃から『かめのビオトープ』を作り、何とか繁殖させられないかと思っていました。
しかしながら、かれこれ十数年、その兆候はなく、やはり飼育環境は生息環境にほど遠いのか、あるいは餌の偏りが原因かと、
あれこれ考えながら諦めていました。ちなみに今は亀の活動によりビオトープに草はなく、殺風景な状況です。
 しかし、平成27年10月16日いつものように家の周りの夜間調査をしていたら、亀池になにやら小さな個体が!!
探してみるともう一個体!ひ弱そうな小さな個体ですが、元気に動き回っています。色といい,10円玉みたいでまさに銭亀です(^^)v

 甲長28mm、体重4.0g 
 甲長29mm、体重4.5g

生まれたての亀の鼻先には、孵化(卵から孵る)するときに、
内側から卵の殻を割るための卵歯という突起があります。

いつ頃なくなっていくのか楽しみです・・・。

 腹面です。
 黄身から栄養をとっていた痕跡が残っています。
  ペットショップで売られている銭亀は、ほとんどがクサガメの子です。
  本来、銭亀とはニホンイシガメの子です。
   久し振りに、銭亀らしいゼニガメを手にしました(^O^)/
  Nさんいつも有り難うございます。

 
カメのビオトープです。水苔や、せりなどをはやしています。
こうらぼしもできるようにいしをいれてあげました。

ニホンイシガメ 

  これまで、カメといえばイシガメだったそうです。
  生まれたばかりの小さなカメをその見た目からゼニガメというそうです。
 ほんとうにちゃいろでまんまるなのでお金に見えるのかな?  
  さいきんでは、ペットとして売られたミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が
 大きくなってすてられたりして、いけやかわにすみつき、イシガメのすみかを
 うばってしまうそうです。そうするとイシガメはいなくなってしまいます。

 
 そういうのを『外来種(がいらいしゅ)もんだい』といいます。