マホロバサンショウウオ
三重県に生息するサンショウウオの中では比較的分布域も広く、
生息数も他の種より多そうなのですが、一番最後に確認する種になりました。
ブチサンショウウオ、コガタブチサンショウウオ、
そしてマホロバサンショウウオと種名が変遷したサンショウウオです.
一般的な流水性サンショウウオとは異なり、産卵・幼生の成長とも伏流水中で行われるようです。
そのためある意味見つけにくい種でした。
ヒダサンショウウオの斑点は黄褐色ですが、
この種は灰褐色です。
両種の違いは、腹部にも斑点の確認できるのが
ブチサンショウウオとされています。
10月のやや冷え込んだ日に確認したのですが、
動きが鈍く、起こされて迷惑そうな感じでした。
山椒魚の魅力は、
くりくりっとしたこの目玉にあるように思います。
マホロバサンショウウオ(左) と
ヒダサンショウウオ(右) の比較
腹部に斑紋のあるのがマホロバ、
ないのがヒダです。
2012.10.21 紀北町内で
マホロバサンショウウオの幼体に出会いました。
大きさは43mm。
このサイズから考えるとおそらく今年の変態個体です。
数mの範囲内で3個体を確認できたので、
繁殖場が近いに違いありません。
ちゃんと?成体も近くにいました。