星の子(高機能)部のお知らせ

(このページに掲載されている内容の詳細につきましては、星の子(高機能)部の担当理事にお問合せ下さい。)


 星の子(高機能)部は平成16年度より発足しました新しい部で、高機能自閉症とアスペルガー症候群のお子様をお持ちの方々で活動しています。
 高い能力を持っていながらも、自閉症特有のこだわり等でなかなか一般に受け入れてもらえない子ども達に、同じ不安を抱えた者同士の仲間作りの場にしたいと思い、本人参加の行事等も様々計画しています。
 一人でも多くの方々に深いご理解と温かいご協力を頂きますようお願いいたします。


  NEW 追加7 

☆令和6年1月25日(木):

 令和5年9月30日(土)に開催された「星の子デイキャンプ」の行事報告

 日 時:9月30日(土)9:30〜15:30
 場 所:松阪森林公園BBQハウスにて
 指 導:金山好美先生(奈良こども研究所Active代表)+ボランティア2人
 参加者:会員7家族15人 非会員1人

  

 4年ぶりの待ちに待ったデイキャンプ。金山先生とボランティアの先生方の自己紹介から始まりました。

 全員自己紹介後は早速、“やくそく”を皆で復唱し、今日の流れの紹介と料理ごと(焼きそば・餃子・お好み焼き)の担当者決め。参加の大きくなった子どもたち(笑)は自分が作りたい料理の所で勢いよく手を挙げ、人数が多いときはじゃんけんで担当を決めていました。
 じゃんけんで負けて違う担当になった子はすんなり受け入れ、混乱もなく次に進み、かつての子どもたちはすっかり心も大人になっていました。

    

 今回は、材料をひたすら切るのですがみんな手際が良かった。玉のキャベツ・ニラがサクサク微塵に切られ、餃子の包みには早く終わった焼きそばグループが餃子グループの要請で合流し、隣のお好み焼きグループはひたすら切った材料を混ぜ合わせ目標の11時15分には3つの料理が大きな鉄板で焼かれました。
 餃子の包みは手伝おうかな?と見ていた親もいましたが出番はなく頼もしい子どもたち。役割で親たちはデザートのホットケーキとフルーツポンチ作り。子どもたちの横で様子を垣間見ながら、おしゃべりに花を咲かせながら作っていました。

  

 焼きあがったところで、みんなでお食事タイム。史佳さんと千聡さんの「いただきます」のあいさつの後は、みんな食べる食べる。自分たちで作った料理は特別美味しかったと思います。
 親もいただきましたが、どれもおいしく箸が進みました。コロナ前の活動では時間が押して会場のバーベキューハウスを毎回延長していましたが、今回は予定時間若干越したぐらいで片付け含み、ほぼ時間通りに料理は終了しました。

 お食事後は、予定より早くゲーム大会。ジェンガを「子どもと子ども」「子どもと親」「親と親」の組み合わせで1時間ほど遊び、休憩挟んで芝生広場で靴回しゲーム。どれも楽しく盛り上がり一日があっという間でした。

    

 最後は、恒例の終わりの会。子どもは一日の感想を一人ずつ話し、グループリーダーと親はその子が頑張ったところを褒めたたえ、一人一人に先生方手作りのキーホルダーをいただきました。

  

 〜アンケートより抜粋して参加者の感想〜

【良かったこと】
◎お兄さんお姉さんで料理を作り上げて美味しく食べれたこと。少人数のグループだったことでそれぞれすることを積極的に取り組めた。

◎コロナ渦明けで「久し振り」だけでなく、全員が3歳ずつ歳を重ねて、コミュ力も上がり、経験も積んで料理の技術も触れ合い方も格段に向上していて、とても過ごしやすく快適な一日でした。ありがとうございました。

◎表示がわかりやすくて料理しやすかった。一緒に協力してのゲームなど、人との関わりの苦手なうちの子が積極的に関わっていた。
協力する機会(調理もゲームも)があってよい経験になった。子どもの力が発揮できる機会になった。

◎久しぶりに皆と会えて、ともに料理を楽しむことができてよかったです。「Jenga」もドキドキさせてもらいました。また、やりたいです。

◎自宅では見ない表情や積極的な場面を見る事ができた。

◎4年ぶりのキャンプでしたが、先生方のわかりやすい説明と自分で決めた調理グループへの参加でしたのでみんな意欲的で餃子の包みは、早くできたグループが加わり手早く済ませていました。また、みんな包丁さばきが上手で小学生からの付き合いですが、大人になりましたね。昔の姿が重なり成長を強く感じました。

◎“やくそく”を大きく表示し開始時に皆が共有しましたが、どの活動にも通じることで当たり前のことが書かれており、それを皆が守って活動していたのが素晴らしかったです。

【その他】
◎貴重な時間をありがとうございました。

(文責:鈴鹿ブロック 濱野)


  NEW 追加8 

☆令和6年1月25日(木):

 令和5年10月11日(水)・「城山れんげの里」会議室にて開催された
           星の子座談会(正木淑子先生を囲んで)」の行事報告

 今回は星の子座談会に正木淑子先生をお招きすることができました。正木先生にお会いしたくて参加して下さった方、初めて参加して下さった方、会員9名の参加でした。
 まずお一人ずつ自己紹介と近況報告をしていただきました。皆さんそれぞれ本当にいろいろなことを乗り越えてこられたのだということを聞き合いました。なかなか密度の濃い山あり谷ありがあって、またそれをお互い「がんばったね。たいへんだったね」と共有できるようになったことを嬉しく思います。

 正木先生は一つの福祉サービスを長期に渡って利用し続けることのメリット、デメリットを話されました。慣れた作業所でいつも通りの作業をするのが本人にとって居心地がよい一方、当事者の人生設計との兼ね合いでもっといろんな経験をさせるようタイミングを見て働きかけることも大切です。福祉サービスや作業所の情報を親や支援者がたくさん集めて、当事者にちょうどいい時期に提案し、新しいことを乗り越える工夫や力をつけてあげること、また挑戦してみてダメだったら戻れる場所も確保しておくこと。そうやって流動的な現代社会に対応できるようにしていきたい。それには企業に障がい者の活かし方を提案し、作業所の仕事を開拓してくる支援者が必要です。企業はきっかけとうまくいった事例があれば、作業所に仕事を廻す関係を作っていけますというお話しでした。

 また当事者グループの立ち上げ方や、活動の様子、サポートのコツも伺いました。また近年若い世代の会員が減っていることについて、放課後デイサービスなど以前はなかった便利な支援があるのはどんどん利用しつつ、でも状況によっては直接人と話し合うことで気持ちが救われることもあると広めていきたいと話し合いました。

 私は正木先生の話の中で、「本人に自分のやりたいことがある、好きなことがある、意思を持っている子はなんとかなっていくが、自分の意思を持っていない子は問題が長引く」とおっしゃっていたことが印象に残りました。

  

 〜 アンケートより抜粋して参加者の感想 〜

・新しい年齢の若い人たちも参加が増えるように活動していきたい。最後はSNSではなく生身の人とのつながりだと思う。

・参加者の皆様のお話、正木先生のお話、勉強になりました。

・皆さんのいろいろな最新状況を聞けて良かった。大きな変化のあった日々をお聞きして「大変だなぁ」と思ったり、共感したりがあった。就労B型作業所など一か所でずっと安定して長く・・・ではなく新たな体験をさせたいお話中心となったが、人生設計を考えていく上で大切であると思った。参加者の方々の話と正木先生の話の中で、自然とテーマが決まってきて意見を出せたのが良かったと思った。

・国の取組み等、普段聞けないところを聞けた。行政動向の話は貴重だった。いろいろな話が聞けて、いっぱい考えることが増えたり、もっと真剣になるべきところに気づいた。
司会段取り設定等のお世話係を順番でやっていきましょう。

・正木先生が今、福祉サービスでどんなところに問題を感じてみえるか、なるほどと思いました。

・福祉サービスの現状が聞けて良かったです。

・当事者の話はお聞きしたく、経験のある先生からお話を伺い、大変参考になります。

(文責:鈴鹿ブロック 安田)


  NEW 追加9 

☆令和6年1月25日(木):

 令和5年11月26日(日)に開催された「ボウリング大会(本人部会)」の行事報告

 11月26日(日)に星の子の本人さん同士の交流を目的としたボウリング会を久居ボウルで行いました。10代から30代の男性4名、女性2名、計6名の参加がありました。スタッフは3名(青木、岡谷、安田)、付き添い・送迎の親御さんは5名です。

    

 ボウリングをして、昼食にデリバリーのお弁当をいただいた後、ボードゲームやカードゲームをして遊びました。私は幹事ながらお会いするのは初めての方たちばかりでどうなることやらと思っていましたが、皆さんボウリングのルールも私より良く分かっていて教えてもらってばかりでした。それぞれの個性豊かな投げ方で結構皆さんスコアも良く、上手です。私も久しぶりのボウリングでしたが、調子に乗って2ゲームしました。

 パーティールームでお昼食後のゲーム会では「マンカラ」というアフリカ中近東、東南アジア等の昔からあるボードゲームを岡谷さんに教えてもらいました。他にもRHINO HEROというボードゲームや、カードゲームはUNOだけでなくDOSというのもやってみました。楽しかったです。本人さん方は穏やかでほのぼのした素敵な方たちです。幸せな育てられ方をしたんだろうなというオーラにあふれていて、一緒に過ごしていてほっこりします。次回はカラオケもしたいねと話しながら解散しました。
 当日はバタバタで至らないところもたくさんあったかと思いますが、皆さんに助けられて楽しい会を持つことができました。ありがとうございました。

(文責:鈴鹿ブロック 安田)


☆令和5年6月14日(水):

 令和5年3月28日(火)に開催された「座談会」の行事報告

令和5年3月28日、正木先生をお招きして座談会を開催しました。(参加者:9人)

                                   

(以下アンケートより抜粋)

【本日の感想】
◎「本人部会」期待がふくらみました。
◎いろいろなタイプの方々のお話をお聞きして、なるほどと思いました。
◎ITへの考え方も、正木先生のお考えにうなずきました。
◎生きにくさをかかえながら「これでいいのかな?」と思いながら(我が息子はそんな風によく考えます)今度をどうやっていけばよいのか、母としてももっと学ぶことはありそうだと思いました。
◎現状から将来のことを見据えた話が聞けてとても楽しかったです。
◎当事者同士の付き合い方の話は面白かったです。
◎今日は楽しかったです。先輩方の悩みがうちの子も10年後ありうると思いました。
◎正木先生のお話すごく参考になりました。
◎正木先生のお話勉強になりました。皆さんのお話も参考になりました。

【工夫してほしいところ】
◎人数も10人位と程々で顔もよく見えてよかったと思います。
◎特にないです。少しずつ集まる回数が増えるといいと思います。
◎高機能とのことですが、支援学校の方で高機能の方が良く来られるのですか?何となくですが、高機能の会というより20代の方の会のような気がしました。IQ90〜100の方の会はないのですか?(星の子の基準を教えてください)
◎回数増やしてほしい。

【星の子で今後企画してほしい事】
◎保護者向け
◎やはり座談会的なもの・・・あってほしいですね。
◎子どもとの付き合い方を考える会をしてほしい。
◎茶話会を開催してほしい。(4人)
◎20代以上の会。10代の会など、年齢ごとの会で集まりたい。(星の子関係なく)
◎勉強会

【当事者向け】
◎昨年のような調理体験。よかったなと思います。
◎バーベキューとか料理をしたりするイベントをしてほしい。
◎ボーリングやカラオケ等楽しめることをしてほしい。(2人)
◎ゲーム・カラオケ等(2人)
◎遠足しました。

(文責:星の子(高機能)部 濱野)



ブロック便りに戻る