星の子(高機能)部のお知らせ
(このページに掲載されている内容の詳細につきましては、星の子(高機能)部の担当理事にお問合せ下さい。)
星の子(高機能)部は平成16年度より発足しました新しい部で、高機能自閉症とアスペルガー症候群のお子様をお持ちの方々で活動しています。
高い能力を持っていながらも、自閉症特有のこだわり等でなかなか一般に受け入れてもらえない子ども達に、同じ不安を抱えた者同士の仲間作りの場にしたいと思い、本人参加の行事等も様々計画しています。
一人でも多くの方々に深いご理解と温かいご協力を頂きますようお願いいたします。
NEW 6
☆令和7年10月13日(月):
「正木淑子先生を囲んでの星の子座談会」の行事報告
日 時:6月7日(土)13時30分〜15時30分
参加者:本人1名・会員家族含む14名
毎回恒例の今の状況や悩み等を各々順に話した後、正木先生よりお話をいただきました。
養護施設で養育された方の終活についてや、困り感のない人を通院や就活に繋げる難しさ、空き家利用したシェアハウスが全国展開で三重(津)にもでき始めたことで、施設育ちの方が利用しやすい新しい形ができたこと、そして何より小さな取組みを知る・続ける・繋がることの大事さや帰って来る場所が必要というお話しをいただきました。
帰って来る場所「居場所」の必要性は昨年に続き今年も強く感じました。
また、正木先生は各々の困り事を熱心にメモされ、ご対応いただきました。その際には先輩会員からも貴重な意見や体験談があり、各々ヒントをもらっていかれたことと思います。
その他就職に繋がるためのB型のお話しや大人の病院に移る難しさ等、正木先生を囲んで活発な座談会となりました。
皆様お忙しい中、星の子に沢山お集まりくださってありがとうございました。
【参加者の感想】
★新しい情報や知らなかったことが聞けた。
★新たな視点で考えることもできた。
★特例子会社やB型事業所の利用者側や運営側の事情も踏まえて聞けた。
★それぞれの分野の専門家(業者)と懇意になっておくとやりたいことがやれることがある。
★賃貸で一人暮らしするにはハードルがあることがわかった。
★本人なりの生き方ができていればそれで良いと思えることができた。
★就活中でいろいろお話しを聞けて良かった。
★まだ考えてはいなかったシェアハウスやグループホームのことに目がいった。
★参加されている方のいろんなお話しや事例が聞けてよかった。
★自動車運転についての複数の方の状況や経験が聞けた。
★最も大事にすべきは本人がどうしたいかを本人がきちんとみつけられるたら、それを応援していくしかないと今回の懇談を通して整理できた。
★グループホームやシェアハウス等選択肢がいろいろあることを再確認できた。
★沢山のお話しを聞けて今後の進むべき道が見えてきたように思えた。
【今後の希望】
★具体的な情報交換ができるよう正木先生とは違う立場の方の話も聞いてみたい。
★毎年開催
★土曜開催
★親なき後の生活について知りたい
★座談会と本人活動は年に一度は行ってほしい。
★シェアハウスやグループホーム・作業所など本人と一緒に見学できるチャンスがあると良い。
(文責:岡谷)
NEW 7
☆令和7年10月13日(月):
「星の子カラオケ」の行事報告
日 時:8月3日(日)10時〜12時
会 場:JOYJOY津駅前店
参加者:本人5名・家族6名計11名
昨年に引き続き2回目の当事者の集まり。最初に口火を切ったのは安田さん。安田さんに続き、みんなどんどん曲を選曲し入れて、休む間もなく2時間ぶっ通しに歌いまくりました。
今回同じ空間にいさせてもらい、みんなカラオケ大好きなのがよく伝わり、交代で順番に、また他の人が歌っているときには手拍子、拍手、一緒に歌ったり見ていてとっても気持ちがいい。
こんな機会は親御さん無しで当人たちでどんどん行ったら良いなあと思いました。自閉症の会の集まりだったと再認識したのは終了時間と集合写真。きっちりと時間は守り、写真は携帯を見ない人が多数。特徴がよく出ていました(笑)
~参加の皆さんの感想~
【良かったこと】
・本人さんたちは本人さんたちでたっぷりカラオケを楽しめたようで良かったです!親の方も楽しく過ごせました。
・1年ぶりにまたみんなでカラオケができて楽しかった。繰り返し遊ぶことで絆ができていくと思う。みんながユニークで、優しくて、居心地よい人達です。
・家族以外とカラオケに行く機会がないので大変楽しかった。
・親のルームでは歌うことなくおしゃべりをして過ごしました。いろいろな情報交換ができて、時間が足らないくらいでした。本人にとっては仲間と過ごせる楽しみな時間で、働く目標になっています。チャーハン代は自分の給料で払っています。
・とてもよかったです。本人にとってとても楽しめたようで「6曲歌った」とのことでした。楽しみにしていました。
【こうした方がより楽しめたのでは?と思うこと】
・途中の食事はなくして、あとで希望者だけでもいっしょに食事に行っても良かったかな?と思いました。
・マイクの調子が良ければもっと良かった。(すべての歌唱力の問題はきっと絶対マイクのせい(えへへ・・))
・カラオケ中は食事をとるより、歌ったり聴いたりする方が良いと思った。
・カラオケではコンビニでお菓子を買って持って行きたいです。
【終了後みんなで食事に行った方が良かったですか?】
・今日は時間がなかったので無理だったけど、次回都合が合えば是非。残れる人でカラオケを延長してさらに歌いながらフードメニューを食べるのでもいい。
・もう少し先輩方の話も聞きたかったので、終わってから食事かカフェも行けたらな!
・都合がつく人だけでも一緒に食事できるとよかったかなと思います。カラオケルームでは軽いおやつ程度にしておいて、食事はきちんと楽しく取れるといいかなと思います。
(文責:鈴鹿ブロック 浜野)
☆令和7年6月24日(火):
星の子の今年度(令和7年度)の活動について
今年度の「星の子部」は担当する理事がいない状態なので、行事ごとに立候補してくれた会員がそれぞれ担当して活動をすすめます。
6月の正木先生の座談会は岡谷さん、夏のカラオケは浜野さん、二学期のボウリングは渡辺さん(お手伝い)が声を上げてくださいました。残りの12月クリスマス会、2月の茶話会は安田が担当します。よろしくお願いします。
また9月の西田寿美先生の保護者研修会の第一回目も高機能向けのお話をしていただけることになっています。参加者の連絡係は安田がしますが、当日の働きなどみなさんのご協力をお願いします。
このような形で今年度の活動を行っていきます。今年度も楽しく有意義に活動していきましょう。
(文責:鈴鹿ブロック 安田)
☆令和7年5月14日(水):
令和7年2月27日(水)に開催された「茶話会」の行事報告
2月27日(水)10時から「城山れんげの里」会議室で「星の子」茶話会を行いました。参加者は6名、プラス本人1名(中2男子)でした。来年度の星の子の行事について話し合いました。
西田先生にお話を伺いたいこととしては、
① 高機能者の学校教育について(教育・医療・保護者の連携、ディスレクシアの対応、本人の気力・学力が低下した時の対応)、
② 医療(やむを得ない時の障害年金の申請について、成人後の医療の受け方、親が通院介助できなくなった時にも通院可能な病院)、
③就労(三重県の障害者雇用の最新情報、一般雇用または障がい者雇用で対人関係で躓いたときとるべき行動)
③ 成人後の生活(本人の身辺自立のために身につけておきたいこと、感情のコントロールの仕方、親の距離感・姿勢、親が弱ってからの兄弟姉妹との関係、親亡き後孤独にならないためには、発達障碍者のグループホームの情報)
などがあがりました。
日程が決まってから再度参加者へ事前に西田先生への質問の聞き取りを行おうと思っています。
〈2025年度の本人部会の希望〉
5月か7月にカラオケ、夏にお出かけ、11月にボウリングに行きたい。
お出かけの候補地として亀山ロウソク、亀山みそ焼きうどん、清流あまごセンターなどがでました。
〈2025年度の星の子茶話会等〉
・サポステの正木淑子先生に座談会に来ていただきたい。6月の土曜日を第一希望にご都合を聞いてみてはどうか。
・12月の3日か10日にぽっカフェでクリスマス会をしたい。
・来年の2月にれんげの里で茶話会をして次の年度について考える。
茶話会はこのような話し合いでした。また参加者それぞれの今の状況も聞き合いました。茶話会後、OさんはNさんと息子さんに三重大病院の鈴木先生を紹介し、さらにご自宅に招いて医療や学校生活についてアドバイスをしてくださいました。残りの参加者4人は浜木綿にランチに繰り出しました。
2024年度も無事に星の子の活動を終えることができてほっとしています。皆さんのあたたかいご協力、ありがとうございました。これからも星の子の活動にご参加、ご協力のほどよろしくお願い致します。
(文責:星の子ブロック 安田)