作詞作曲講座3(日本語ロック)
「日本語ってリズムにノリにくいよね。」
よく耳にする言葉です。私の好きなギタリスト&シンガーであるCharも同じことを言っています。
でもほんとうにそうでしょうか?。私は基本的に日本語で歌詞を書きます。なぜなら、英語がわかんないから。話すのも話しかけられるのもわからない。そんな言語で書いたか知って本当に聞いている人にとどくのかなぁ?というのがきっかけです。
かつて2曲ほど英語の辞典の例文を見て歌詞を書いたことがあったんですが、イベントに出たときフィリピンからのジャパゆきさんがたくさんきたんですわ。終わって片言ですが歌詞わかった?と訪ねると日本語だと思っていたそうだ。そうなると、その歌の歌詞の存在っていったいなんなのって・・・。
歌モノのバンドはやはり歌詞に込められたものってのは大切なところじゃないでしょうか?。
作詞家のすぎやまこういち氏は、戦後日本に入ってきたブロードウェイミュージカルを見ている日本人が、イマイチ盛り上がりたくても盛り上がれない姿を見て、昭和40年だかに全編日本語の歌をフューチャーした「それ行け!アンパンマン」を制作したそうです。
日本語って実はそんなにリズムにノリにくい言葉じゃないんですよ。特に歌詞を大切にしているわけではないけど。丁寧に日本語の歌詞をつけてみてください。グッとくるモノはできますよ。特に曲を書く人。歌詞を大切にするとメロディーも不思議とよくなってくるようです。そうなるとお客さんの反応がグッとよくなります。なぜなら歌詞も楽しんでもらえるからです。
曲って、確かにライブじゃリズムが大切ですよね。でもそれだったら突き詰めていくとドラムソロだけでいいんですよね。
メッセージ(歌詞)をつたえること、共感してもらうことってのも重要な要素であって、そのための演出がメロディーだったりアレンジだったりするわけでそれをノリにくいなんてことで否定してしまうのはやはりおかしい話ではないでしょうか。だって普段使っている言葉を否定しているんですからね。
ことわざや格言、古典や民話、高校のときに使った辞典をもう一度みてみたらすっごいヒントがいっぱい出てきますよ。実際サザンオールスターズやチューブなんかはすばらしい作品&セールスをのこしてますからね。
もう一つ。日本語は進化する言語で大変便利な言語です。どんどん英単語を取り入れてカタカナエイゴとして新しい言葉を作っていくので自分の意志やニュアンス(含み)の微妙さを表現しやすいんじゃないかな(その反面死語もおおいけど・・)。そのかわり、その表現一つで並べてある嘘やはったりがばれちゃうってとこもあるんですよね。
豊かなニッポンで生活しててUKパンクみたいな歌詞は絶対合わないし、革命の歴史を持たない日本人が革命だ!暴動だ!ってのもね。だからとりあえず反社会的な言葉や乱暴な言葉を並べてある歌詞を聴くとばかばかしく感じることも多いです。
日本語はだめだと思っている方たち。否定する前にもう少し日本語を研究してはどうでしょう。
別のコーナーに紹介してありますが私は日本語ロック大好きです。とりわけムーンライダース(鈴木慶一)、四人囃子(末松康生・島武実・佐久間正英・森雪之丞)、サザンオールスターズ(桑田圭佑)、甲斐バンド(甲斐よしひろ)、子供バンド(野尻はっち)、カルメンマキ&OZ(加治木剛)、はっぴいえんど(松本隆)、NOVELA(平山照継)あたりを参考にしていただくといいんじゃないかな?。